呉武陵
784-834
中唐の官人・詩人。初名は侃。
呉汝納・
呉湘は兄の子にあたる。進士に及第し、史学に秀で、
劉軻と並んで史才によって直史館に任じられた。『十三代史駁議』二十巻を撰述した。元和三年(808)宰相
李吉甫の怒りを買って永州に流されたが、そこで貶されて永州司馬となっていた
柳宗元と知遇を得て、ともに山水で遊び、また柳宗元が「貞符」をつくる契機となった。尚書員外郎から忠州刺史に任じられ、韶州刺史となったが、収賄によって潘州司戸に左遷された。『新唐書』に伝がある。
列伝
最終更新:2023年12月08日 01:18