呉汝納
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中唐の官人。
呉湘の兄。
呉武陵は叔父にあたる。進士に及第したが、叔父呉汝納に連座してしばらく任官されなかった。会昌年間(841-846)に河南府永寧県の尉に任命された。呉汝納に連座した時、
李徳裕が宰相であったから、その政敵の
李宗閔に与党した。弟呉湘が収賄と民間の娘の結婚の罪に問われて
李紳によって処刑されたが、その名誉回復に尽力した結果、民間の娘の結婚が事実ではないことが判明したため、李紳卒後の官位剥奪と子孫の官位停止、李徳裕のさらなる流謫につながり、呉汝納は左拾遺に昇進した。『旧唐書』に伝がある。
列伝
『旧唐書』巻一百七十三 列伝第一百二十三 李紳 呉汝納
最終更新:2023年09月25日 00:33