崔元藻
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中唐の貴族・官人。字は袞華。魏晋南北朝以来の名門・清河崔氏の分流である清河小房の出身。父は崔信。御史となる。
呉湘が収賄の罪で
李紳に処刑された事件について、宰相
李徳裕と対立していた呉氏の成員を、
李紳が罪科をねじこんだではないかという疑惑があり、崔元藻は再審した。収賄は事実であったが、罪の一つとされた民間の娘と結婚したことが格律に触れた件は、無実であったことを判明させると、李徳裕に憎まれて崖州司戸参軍に左遷された。李徳裕が失脚すると、大中二年(848)に武功県令に任じられた
列伝・史料
『新唐書』巻七十二下 表第十二下 宰相世系二下 崔氏 清河小房
『新唐書』
巻一百八十一 列伝第一百六 李紳
『旧唐書』巻十八下 本紀第十八下 宣宗 大中二年二月条
『旧唐書』巻一百七十三 列伝第一百二十三 李紳
呉汝納
最終更新:2023年09月25日 00:57