馬嗣勲

馬嗣勲 ばしくん

?-906
唐末の武将。濠州鍾離の人。若くして濠州に仕えて客将となり、刺史の張遂が朱全忠に降伏すると、楊行密が張遂を攻撃し、援兵を要請に向かっている最中に濠州が陥落したため、そのまま朱全忠に仕え、宣武軍元従押衙となった。朱全忠が鳳翔を攻撃し、華州に行くと、韓建を説得して投降させた。天祐二年(905)、魏博節度使羅紹威が牙軍を誅殺しようと、梁の援軍を要請し、朱全忠は馬嗣勲を千人葬儀の輿とともに魏に入らせ、輿中には兵器を潜ませていた。天祐三年(906)正月十六日夜に鎮兵を石柱門に攻撃し、羅紹威の家族を迎えて護衛した。牙軍を攻撃して八千人を殺し、朝までに全滅させたが、自身も重症を負い、間もなく没した。『旧五代史』『新五代史』に伝がある。

列伝

『旧五代史』巻二十 梁書二十 列伝第十 馬嗣勲
『新五代史』巻二十三 梁臣伝第十一 馬嗣勲

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最終更新:2024年05月17日 23:27
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