許徳勛 きょとくくん
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唐末・五代の武将。
馬殷の部将。蔡州朗山の人。最初
秦宗権に仕え、その弟
秦宗衡の配下となった。
孫儒が秦宗衡を殺すと、
劉建鋒とともに盟を誓った。劉建鋒とともに湖南に入り、劉建鋒が馬殷にとってかわられると、馬殷に仕えて内外馬歩軍都指揮使となった。岳州刺史となるも、天祐二年(905)
楊行密が岳州を奪ったため逃走した。開平年間(907-911)初頭、楊行密の将の泠業が荊南を攻撃してくると、これを破って泠業を斬った。天成二年(927)右丞相に任じられた。『十国春秋』に伝がある。
史料
『十国春秋』巻七十二 楚六 列伝 許徳勲
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最終更新:2024年05月21日 00:03