宋若昭 そうじゃくしょう
761-828
中唐の女性儒者・女官。貝州清陽県(河北省清河県東)の人。
宋廷芬の次女。
宋若莘の妹。宋若倫・
宋若憲・宋若荀の姉。姉宋若莘の薫陶を受けて文章をよくし、貞元年間(785-805)昭義節度使の
李抱真の上奏によって五姉妹全員が宮中に入ったが、他の愛妾たちのような待遇されず、学士・先生と呼ばれて礼遇され、詩文の唱和の際に出席した。宋若莘が卒すると宮中の図書の管理を継承し、
穆宗によって尚宮に任じられた。
憲宗・穆宗・
敬宗の三帝に尊崇されて先生と呼ばれ、后妃・諸王・公主も師の礼によって接した。卒すると梁国夫人を追贈された。『新唐書』『旧唐書』に伝がある。
列伝
『新唐書』
巻七十七 列伝第二 后妃下 尚宮宋若昭
『旧唐書』巻五十二 列伝第二 后妃下 女学士尚宮宋氏
外部リンク
最終更新:2025年01月13日 23:57