支詳

支詳

?-881
唐代の軍人。太僕卿となり、咸通十一年(870)南詔の成都侵攻に際して派遣された。武寧軍節度使となったが、中和元年(881)時溥によって追放された。時溥は支詳を長安に送還しようとしたが、陳璠によって一族とともに殺戮された。陳璠も命に背いたため時溥に誅殺された。

列伝

『新唐書』巻九 本紀第九 僖宗 中和元年八月条
『新唐書』巻一百八十八 列伝第一百一十三 時溥伝
『新唐書』巻二百二十二中 列伝第一百四十七中 南蛮中

参考文献

後藤秋正『全唐詩』中の「臨刑・臨化」詩（『中国文化 研究と教育』61、2003年6月）
https://core.ac.uk/download/pdf/148741144.pdf