毛湘

毛湘

?-890
唐の官吏。田令孜の孔目官(司・府に置かれた下級書吏)であったが、夔州刺史となり、秦宗権の部将の常厚が夔州を攻撃すると防戦し、成汭の救援のため防衛に成功した。邛州刺史となると、陳敬瑄について王建の攻撃を受け、邛州の食料がつきると、部下の任可知に「私は田軍容(田令孜)の期待を担うのに耐えられない。官吏や民に何の罪があろうか。お前は私の首を以て王建に帰順しなさい」といい、沐浴して刀を待ち、任可知に二子とともに斬られ王建に降った。兵士や民はみな泣いたという。

列伝・史料

『新唐書』巻一百九十 列伝第一百一十五 成汭
『資治通鑑』巻二百五十八 唐紀七十四 昭宗 大順元年条

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2023年03月01日 23:48
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。