李憲
679~741
唐の皇族。
睿宗の長子、
玄宗の兄。字は成器。譲皇帝。684年睿宗が即位し、皇太子となり、睿宗が皇嗣となると皇太孫に冊せられた。睿宗の嫡長であるが、弟の李隆基が韋氏を滅ぼし睿宗復位に大功があったので、みずから固辞して李隆基を皇儲たらしめた。李隆基が即位し玄宗となったが、常に恭謹、時政に干与せず、玄宗に最も信任された。716 (開元4)年、
昭成竇皇后の尊号を避け、憲と改名し寧王に封ぜられた。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
『新唐書』
巻八十一 列伝第六 三宗諸子 譲皇帝憲
『旧唐書』巻九十五 列伝第四十五 睿宗諸子 譲皇帝憲
参考文献
『アジア歴史事典9』(平凡社、1962年4月)
外部リンク
最終更新:2024年12月26日 00:34