曾元裕
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唐末の武将・藩鎮。もと神策軍の将。咸通十一年(870)南詔の四川侵攻に際して新都に反攻し、南詔兵二千級を斬った。乾符三年(876)に
王仙芝・
黄巣が蜂起すると左散常侍に任命されて諸道行営招討使の
宋威の麾下に入り、洛陽を守備した。朝廷の讒訴と賊の厚遇をねらった宋威が持久策をとったため、宋威もろとも解任された。賊軍が浙西を荒らしたため宋威とともに再度招討使の任につき、乾符五年(878)王仙芝を破り、一万人を殺し、王仙芝を殺した。
宋威に代わって招討使に任じられ、平盧節度使となったが、間もなく両方とも他者に変えられた。
列伝
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最終更新:2023年05月21日 13:07