摩訶大大将棋


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【概要】

古将棋の1つ。

  • 盤のサイズ:19マス×19マス
  • 駒の数:自陣・敵陣に各96枚ずつ
  • 駒の種類数:50種類

本ページでは、摩訶大大将棋をベースにして作られた変則将棋も解説する。

【ルール】

初期配置

※出典:日本語版Wikipedia
※自陣のみ
仲人 仲人
歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵 歩兵
飛車 左車 横行 横飛 竪行 角行 龍馬 龍王 摩𩹄 奔王 鉤行 龍王 龍馬 角行 竪行 横飛 横行 右車 飛車
驢馬 桂馬 猛牛 飛龍 羅刹 力士 狛犬 金剛 夜叉 飛龍 猛牛 桂馬 驢馬
老鼠 嗔猪 盲熊 悪狼 麒麟 獅子 鳳凰 悪狼 盲熊 嗔猪 老鼠
反車 猫刄 淮鶏 蟠蛇 猛豹 盲虎 醉象 盲虎 猛豹 臥龍 古猿 猫刄 反車
香車 土将 石将 瓦将 鉄将 銅将 銀将 金将 提婆 玉将 無明 金将 銀将 銅将 鉄将 瓦将 石将 土将 香車

駒の動き

※出典:日本語版Wikipedia



【摩訶大将棋】

大阪電気通信大学の情報系研究者・高見友幸教授による、摩訶大大将棋のフェアリールールのこと。

氏は「摩訶大大将棋こそが大型古将棋のルーツであり、さらにそれが現在の将棋に小型化していった」などと主張する独創的な説を打ち出しており、
さらには現在一般に知られている摩訶大大将棋のルールは古文書を誤って解釈したものだとして、独自の解釈によるルールを提案。
また氏は、一般的な呼称である「摩訶大大将棋」ではなく、『象戯圖』の安土桃山時代の写本の奥書に記載の「摩訶大将棋」という名称を採用している。

氏の主張は、少なくともスレッド内においては賛否両論。眉唾物として見る住民が多いが、それなりに妥当性があるとする人もいる。
スレッドでは、紛らわしいので高見教授による再現ルールを「摩訶大将棋」と呼び、現在一般に知られている「摩訶大大将棋」と区別している。

高見教授に言わせれば、氏の提案するルールは当時実際に遊ばれていたものを再現しようとしたものであるらしいが、
ここではあくまで一個人が考案したフェアリールール(変則将棋)のひとつとして扱う。

【ルール】

初期配置


駒の動き



【関連文献】




【菱形将棋(Hishigata Shogi)】

Sean Humby氏が考案した摩訶大大将棋のフェアリールール。

Humby氏は、摩訶大大将棋は面白い要素が詰まったゲームであるとしながらも「盤が大きすぎ・駒が多すぎて対局に時間がかかりすぎる」「強力な駒がなかなか本領を発揮できない」という欠点があると考えた。
そこでHumby氏は、駒の動き方と盤のサイズはそのままに、使う駒の数を減らして駒の初期配置を大きく変えたフェアリールールを考案し、初期配置の形状からこのルールを「菱形将棋」と命名した。

強力な駒が初手から大きく動けるようになっていること、そして敵陣と自陣が極端に近くなっていることが特徴。
これにより序盤から駒と駒が激しくぶつかり合い、駒も成りやすくなる。
Humby氏曰く「元々のルールは軍隊同士が正面からぶつかり合う戦いという感じだったが、このフェアリーは戦場を縦横無尽に駆け回る1対1のドッグファイトのような戦いになる」。
結果として対局時間も「4分の1程度に縮まる」とHumby氏は見ている。

【ルール】

初期配置

                無明 奔王 提婆                
角行 摩𩹄 角行
                                     
                                     
力士
盲熊 醉象 盲熊
金将 鳳凰 玉将 麒麟 金将
銀将 桂馬 悪狼 鉤行 悪狼 桂馬 銀将
横行 右車 嗔猪 鉄将 蟠蛇 鉄将 嗔猪 左車 横行
                                     
横行 左車 嗔猪 鉄将 蟠蛇 鉄将 嗔猪 右車 横行
銀将 桂馬 悪狼 鉤行 悪狼 桂馬 銀将
金将 麒麟 王将 鳳凰 金将
盲熊 醉象 盲熊
力士
                                     
                                     
角行 摩𩹄 角行
提婆 奔王 無明

駒の動き


【関連リンク】





【マカダミア将棋(Macadamia Shogi)】

H. G. Muller氏が考案した摩訶大大将棋のフェアリールール。
なおMuller氏はベテランのコンピュータチェス開発者で、2015年頃まで強豪勢だったコンピュータ将棋エンジン「shokidoki」の作者でもある。

Muller氏は、摩訶大大将棋は規模が大きすぎて、対局していて退屈になってくると考えた。
そこで使う駒の種類と数を減らし、使う盤を一回り小さい13×13マス(中将棋より大きく大将棋より小さい)に変えたものを考案した。それがマカダミア将棋である。

一部の駒の名前は、(英語圏では馴染みがないためか)仏教が名前の由来になっているものを中心にオリジナルの名称へと変更されている。

【ルール】

初期配置

駒の動き


【外部リンク】



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最終更新:2020年12月23日 15:57