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  • カレラは嘘を愛しすぎてる

少女漫画キャラバトルロワイアル

カレラは嘘を愛しすぎてる

最終更新:2013年01月05日 23:38

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だれでも歓迎! 編集

カレラは嘘を愛しすぎてる ◆o.lVkW7N.A



「…………僕に殺し合いをしろだなんて、ふざけてるのかな?」

値の張りそうな革張りのソファに深く腰掛けたまま、青年はそう独りごちた。
銀糸の様な髪に白い肌、見た者がぞっとするほどの美貌を湛えた彼の名は浅葱。
かつては蒼の王・藍良のもとで親衛隊隊長を務めていた若き美男子である。
彼はこの儀式に参加する大半の人々とは異なり、人殺しに対し禁忌など感じない性格だ。
蒼の王が主宰したとされている鈴鹿殺人レースも元を辿れば浅葱が王を誘導して開催させたようなものだし、
その仕えていた王ですら、用済みになったと思うや否やゴミのようにポイ捨てする始末である。
だから浅葱は、他者を殺害して己が生還することについては、何の躊躇いも覚えなかった。
この儀式に呼ばれている知人は、自分の他には揚羽に朱理、朱理の部下・四道、そしてタタラの四人だけだ。
このうち、まず朱理はどこかで勝手に野垂れ死のうがどうしようが一向に構わない。
まあ出来れば自分の手で苦しませ抜いてやりたいところだけれど、とにかくどうでもいい相手だ。
揚羽とタタラの二人は浅葱にとってお気に入りの玩具なので、
出来ればこんなところで死んでほしくないという想いも無いわけではない。
しかしそんな感傷は、自分の生存という第一目標の前では吹けば飛んでいく塵のようなものだ。


彼は殺人を躊躇しない。――――――否、するわけもない。
浅葱の性格を考えれば、彼が何の迷いもなくこの殺し合いに乗るのは自明の理だ。


けれど、だからこそ浅葱は主催者に対し苛立つ感情を抑えることが出来なかった。
その理由は酷く明白で、彼のプライドが非常に高いからに他ならない。
浅葱は他人に物事を命じられるのも、自分の気の進まないことを強要されるのも大嫌いだ。
彼が素直に言う事を聞くのは、精々が敬愛する姉・白の王くらいなもので、
それ以外の人間の命令など、小指の先ほどもまともに聞く耳を持たないのが常である。
そんな彼が、あんな誰とも知らない人間にいい様に使われることを面白いと思う筈もないだろう。
特に、最後に残った者はどんな望みでも叶うなどと甘言を弄しているのが気に食わない。
まるで馬の前にニンジンをぶら下げて、さあさあご褒美のために頑張って走れと言っているようなものだ。
馬鹿にするにも程があるし、本当に手に入るかも分からない報酬のために躍起になるなどあまりに美しくない。
だが浅葱は、かといって簡単に主催への反抗を選べるほど夢見がちな人間でも無かった。
彼はひどく冷静に物事を見るリアリストであったので、それがとても険しい道であるのを理解していた。
そしてだからこそ、浅葱が選択した行動は彼を象徴するかのようなものだった。


「……まあ、とりあえずは言われたとおりにしてあげるよ。でも、その後は知らないけどね」

まずは積極的に殺人を犯し、とにかく最後の一人にまで勝ち残る。
そうして『巫女』とやらに選定されてからが、こちらのチャンスだ。

これほど大掛かりな儀式をしてでも選ばなければならない『巫女』という役職。
それは恐らく、彼らにとってもかなり重大な意味を持つポジションであるに違いない。
だとするならば、『巫女』という役目を最大限に利用することで、
あの主催者達をもうまく自分の手の上で操ることが可能なのではないだろうか。

利用するつもりだった相手に利用され、操る側と操られる側がいつの間にか逆転している。
……これほど皮肉で屈辱的なこともないだろう。
これこそ、自分をゲームの駒のように扱おうとした彼らに対して最も相応しい復讐方法だ。


くすりと唇の端を持ち上げて笑う浅葱。怖気の走るようなその笑みを、彼は顔に貼りつかせたまま。
浅葱が現在いるのはB-3にある学校内の一室、校長室のなかだ。
初めにこの学校で意識を取り戻した後、校内を一通り回ってからここに辿り着いた。
その結果として分かったのは、ここが浅葱の住む世界より遥かに進んだ文明で形成されているということだった。
浅葱の居る世界は、過去の災害のためにかつての文明が崩壊し、人々は不便で貧しい生活を強要されている。
しかしここは驚いたことに、何もかもがひどく高度な技術で支えられている。
蛇口を捻るだけで溢れだす綺麗な水に、スイッチ一つで点く眩しいほどの明かり。
それらは浅葱からすれば、最早数百年も昔に失われた過去の遺物に他ならない。
原理が全く分からない以上、深く追求しても仕方がないのだろうが、
主催者の技術が非常に高いということについてだけは、しっかり気に留めておく必要がある。
例えばこの首輪に、何か爆薬以外の妙な機能が組み込まれているという可能性もあるからだ。
自分の知る限りの技術にそんなものは存在しないが、この主催者であればなにが出来ても不思議はない。

頭を振って吐息した。やるべきことがたくさんありすぎる。
……しかしまあ、とりあえずはシンプルに行こう。
――――――『出会った相手を殺す』まずはこれだけだ。


     ○     ○     ○


「あの……誰かいるんですか?」
不安げなか細い声とともに、校長室のドアが開かれた。
開いた隙間から室内に入ってきた相手の姿を見て、ソファに座っていた青年が驚いた顔で立ち上がる。
「君は……?」
「ええと、私、佐倉蜜柑といいます」
そう名乗ったのは、恐らくまだ十歳前後とおぼしき少女だった。
びくびくと肩を震わせながら、蜜柑は青年を見上げて口を開いた。
「私、怖くて……、お兄さんは殺し合いなんて乗ってないですよね」
「僕? そんなの、君と同じに決まってるだろ」
そう言って、にこりと相手に微笑みかける浅葱。
その笑顔はひどく甘くて、恋愛慣れていない者ならばそれだけで虜になってしまうだろう。
「ほら、僕の隣においでよ。大丈夫だから」
膝を折って目線を合わせ、相手に向かって両手を開いた彼の元に、蜜柑がおずおずと近づいていく。
一歩、また一歩。怯えた表情の少女が青年の眼前に立ち、そっとその肩口に腕を回した。
まるで生き別れの兄弟が再開したかのように、抱き合う二人。
キスでもするのかといいたくなるほど身体を密着させ、少女が相手の首筋へと顔をうずめる。
しかしその唇が触れるか触れないかというまさにその刹那、彼女の背中に冷たい金属の塊が当てられた。
はっとして振り返る少女の形相はさながら鬼のようで、先程までの可憐な姿は微塵も感じられない。
「なっ、何をするんですか……? これ、銃……、何で……?」
取り繕ったようにおろおろとそう口にするが、一度現わしてしまった本性は容易には隠せない。
ぎらぎらと光ったその瞳は、彼女がただの小学生でないのを如実に表わしている。

「僕を出し抜こうなんて十年早いんじゃない?」
そう言いながら、手にした銃の引き金に指をかける青年。
彼に躊躇いの色は皆無で、何か切っ掛けがあればすぐにでも少女を撃ち殺してしまいそうだ。
しかし、対する彼女も最早先刻までとは全く別人にその顔を変化させていた。
顔面の筋肉をこれでもかというほどに醜く歪めて悪鬼の如き表情を作り、笑いながら吐き捨てる。


「…………はっ、クソガキが生意気言ってんじゃないわよ」


外見は最前と変わらないというのに、その口調はまるで別人だ。
まるで酸いも甘いも経験しつくした大人の女のような口ぶりで、少女は暴言を続ける。

「ちょっと綺麗だからって調子に乗るんじゃないわよ、ガキが。
 あんたみたいに勘違いした馬鹿は、こういうところじゃ意外と簡単に死んじゃうものなんだから。
 大体ね、そのセンス皆無のアホみたいに派手な服どうにかしたら?
 まさか、殺し合いじゃなくてファッションショーにでも参加するつもり?」

「……無理な若作りしたおばさんに言われたくないけど」
「あんた、そんなに早死にしたいの? 自殺志望ならすぐにその窓から飛び降りなさいよ」
顔中に血管を浮き出させながらそう告げる少女に、対する浅葱は冷静な態度を崩さない。
彼女に銃口を向けたままの体勢で、自分が優位だという笑みを崩さぬまま事もなく告げた。
「大口叩くのもいいけどさ、ちょっとは状況を考えて発言したほうが利口だと思うよ」
その言葉と向けられた拳銃の放つ威圧感に、思わず口を噤む少女。
それを見て満足げな顔をすると、彼は相手に対してある提案を話し始めた。

「あのさ、多分君も最後の一人狙いでしょ? 
 だったらこのままここで僕らが殺しあうのって無意味だと思うんだよね。
 だって参加者は四十人も居るんだもの。一人で殺して回ってたら日が暮れちゃうよ。
 ……だからさ、とりあえず今のところは、お互い協力しない?」
「協力? あんた、それを私がOKすると思ってんの?」
「思うよ。だって少なくとも今、この場の決定権を握ってるのは僕だもの。
 っていうか、いやなら今ここで死んでもらうだけだから、僕としてはどっちでもいいんだけど」
少女は何事か算段するような顔つきで、苛々とその提案に対し思考している。
それを駄目押しするかの如く、提案した当人は更なる言葉を重ねていく。

「協力って言ってもさ、勿論一緒に行動する必要なんてないよ。
 そんなの、僕だって面倒だし。だから、このままここで別れて、その後はできるだけ参加者を減らす。
 それで……そうだね、少なくとも残り十人になるまではお互いには手出ししない。これでどう?」

君に拒否権も選択権もないけどね、と言外に匂わせながら、そう同盟を提示する。
確かに、話を聞く限り少女にマイナスは無い。
というか、承諾しなければ殺されてしまうのだから、どちらにせよ了承するより道はない。
少女もそれを認識したのだろう。ひどく嫌そうにしながらも、渋々といった表情で頷いてみせる。
「……分かったわよ。それでいいわ。まあ、あんたがそこまで残れたらの話だけど」
「それ、そっくりそのまま返させてもらうよ」
互いに笑顔。しかしその実、二人の間に流れるのは絶対零度の寒々しい冷気だ。
触れるものを皆凍りつかせそうなその空気の中で、二人は握手も無しの冷え切った同盟関係を結ぶ。
勿論、互いの心中までは分からない。
しかし双方共に、如何にして相手を出し抜くか考えていることは恐らく間違いないだろう。



「ところで」



唐突に、青年がそう言葉を発した。
それは眼前の少女に対して紡いだものでもなければ、当然独り言でもない。


「そこに隠れてるきみはどうするの?」




                 ・ ・
――――――その言葉に僕はひどく動揺した。






まさか彼が僕の存在に気付いているとは思わなかった。
初めにこのウォークインクローゼットの中に飛ばされてから、僕は軽く気を失っていた。
クローゼット内が暗かったこともあり、なかなか目が覚めなかったのだ。
漸く意識を取り戻し、さて外に出ようと扉の隙間から周囲を伺ったところで、
ちょうどあの青年が室内に入ってきて、タイミングを逸し出るに出られなくなった。
そうこうしている間に、新たな参加者まで現れて、結果的に盗み聞きのような形になってしまった。

僕は混乱していた。焦りで心臓の鼓動が速くなり、それが更なる焦燥の種となる。
青年がドアに接近してくるのが、気配と足音で手に取るように分かる。
ゆっくりとした足取りだが室内は決して広くない。今にもクローゼットのドアに手がかかりそうだ。


逃げないと逃げないと逃げないと逃げないと逃げないと…………!


     ○     ○     ○


クローゼットのドアを開けると、雑然と置かれたダンボールに埃が積もっていた。
猫の子一匹居ないのを確認して、浅葱があれ?と不思議そうに首を傾げる。
「あら、勘が外れたみたいね?」
心底愉しそうにくすくすと声をあげて嘲笑する少女に、チッと舌打ちして返す。
「おかしいな、こういうの外したことないんだけど。……ま、いいか」


「じゃあ、私はもう行くわよ」
「うん、精々君が早死にしないように期待してるよ」
「あんたこそ、次の放送で名前が呼ばれないことを祈ってるわ」


最後まで嫌味の応酬を交わしながら、少女が室内を立ち去る。
彼女の気配が十分に消えたのを確認してから、浅葱は己に支給された二つのうちの一つを手に取った。
彼に支給された数枚の紙束は、詳細名簿2とナンバーが振られている参加者リストだった。
参加者の名前と顔、それにごく簡単なプロフィールが書かれたそれは、今後大いに役立ってくれそうだ。
だが彼の持つ名簿に載っているのは全参加者のうち五分の一、僅か八人のみである。
そのうえ、リストのなかには更紗ことタタラと四道という既知の人物が含まれているため、
実質、新たな情報として利用できるのはたったの六人分しか無いということになる。
先ほどは、偶然にも名簿に載っていた『小泉月』が相手だったから、
彼女が別の名前を騙っていることも、何らかの方法で外見を偽っているのも即座に見抜くことができた。
だがもしこれが他の人間だったならば、恐らくああもスムーズには行かなかったことだろう。

「これ、出来れば全部集めたいよね」

2と番号が振ってあるということは、まず確実にほかの名簿も存在する筈だ。
参加者の総数が四十人であることを考えると、八人ずつ五分割と考えるのが常道か。
情報は何より重大な武器となる。特に戦場では、情報の差が勝敗を決するといっても過言ではない。
ふふと軽く微笑んで、手の中の紙束をデイパックへと押し込める。
全ての参加者を倒し、更には主催者までも思い通りに動かそうという壮大な目標。

――――――誰一人味方の居ない戦いは、今漸く始まったばかりだった。


     ○     ○     ○


先ほどの男がまだ居るであろう校長室の窓を外から見上げ、小泉月はぺっと唾を吐いた。
腹が立つ。月のことを馬鹿にしきったあの態度もさることながら、
自分は容易なことでは死なないのだと確信しているかのような目付きに苛立って仕方がない。
そもそも、何故ああも簡単にこちらの本性を見抜くことが出来たのか。
月は自分の演技に自信があるし、今は所持していたガリバー飴の効果で小学生の外見を偽装している。
しかしあの男は月に対して「若作りしたおばさん」と発言するなど、明らかに月の正体を知っているようだった。
これは解せない。組織にあんな男はいないはずだし、一体どういうことなのか。


「……まあ、いいわ。アイツも他の参加者も皆上手く出し抜いてやるから」


まずはどこか、落ち着ける場所でも探して態勢を整えたほうがいいだろう。
デパート辺りに寄って、利用できそうな物資の調達もしておきたい。
それから、ガリバー飴の残量にも注意する必要がある。
子供の姿は相手を油断させるのに有用だが、飴は支給された僅かな数しか手元には存在しない。
全部合わせたところで、精々が半日もてばいいくらいの個数だ。これでは心もとない。
他の参加者にも支給されているのなら、何とか奪ってでも手に入れたいところだ。

最後に残るのは自分だと己に言い聞かせながら、月は再び歩を進める。
そうだ、こんな所で死ぬわけには行かないのだから。
険しい道のりだろうが構わない。必ず歩ききってみせよう。


     ○     ○     ○


気が付くと、僕は見慣れない場所に横たわっていた
右を見ても左を見ても砂、砂、砂。……砂丘というのだろうか?
先ほどまでいた学校のある市街地と同じ島だとは到底思えないほど、景色に共通性が無い。
それにしてもまただ。何かあると、その場から逃げ出したくなってしまう悪い癖。
いくらテレポートを使ったって、それはあくまで目の前の現実から逃避しているだけなのに。
先刻目撃してしまった光景を思い出し、ぶるりと身体を震わせる。
あの場に居た二人は、どちらも最後の一人になろうとしていた。
けれど自分にそんなことは出来ない。人を殺すだなんて、考えるだけでも恐ろしくて泣きたくなる。


『……へえ、秋海棠。君はとっくに犯罪者なのに、今更正義漢ぶる気かい?』


耳の奥で、声変わりもまだの少年の声がそう囁くのが聞こえた。
ただの幻聴だと分かっているのに、恐怖と自己嫌悪で思わず悲鳴が漏れる。
『秋海棠』はかつての春彦の名だ。彼の前世であり、決して解けない鎖のように春彦を縛り付けている。
彼は前世で、ある大きな過ちを犯してしまった。
愛する女性を卑怯な手段で奪われ、自身も死の危機に瀕した時。
最早、何者も止めるものが居ないその状況で、彼は恋敵に復讐を遂げた。

――――――――ひどく非人道的で、悪魔のような方法で。

春彦は知っている。自分は、少なくとも自分の前世は、そういったことができる人間であると。
だから怖い。自分もまた、秋海棠と同じ過ちを繰り返してしまうのではないかということが。
命の危険に晒されたら、他人を見捨ててでも己が助かろうとするかもしれないことが。
「僕は……、どうすればいいんだろう」
ふらつきながらそう呟き立ち上がろうとしたところで、突然頭上から声がかけられて驚いた。
「おい、お前今……何処から来た?」
びくっと肩を浮かせて振り仰げば、眼前で一人の青年が自分を睨みつけている。
その手には金属バットが握られており、その先端が真っ直ぐこちらに向けられていた。


(……ど、どうしよう……)





【B-3/学校・校長室/朝】
【浅葱@BASARA】
[状態]:平常
[装備]:拳銃(ベレッタM92)
[道具]:基本支給品、詳細名簿No,2
[思考]全員殺して、主催者も利用してやるよ
基本:最後の一人になったうえで、主催すらも利用し返す
1:最後の一人になるため行動(無茶はしない)
2:詳細名簿1~5までを全部集めたい
3:月との同盟はとりあえず守る?

[備考]
  ※詳細名簿について
詳細名簿は、名前・顔写真・簡単なプロフィールが記載されています。
学園アリス勢のアリス能力や、ぼく球勢の前世などについてまで載っているかは今のところ不明。
名簿はあいうえお順で五冊に分かれている可能性が高く、それぞれにナンバーが振ってあります。
ちなみに今作で浅葱に支給された名簿に記載されているのは、
倉田紗南、小泉月、小林輪、坂口亜梨子、相模玲、佐倉蜜柑、更紗、四道の八人です。


【B-3/市街地/朝】
【小泉月@学園アリス】
[状態]:平常、幼女バージョン
[装備]:不明
[道具]:基本支給品(ランダムアイテム1~3)、ガリバー飴(-10歳)×10個
[思考]あのクソガキがぁぁぁっっ!!
基本:最後の一人になる
1:最後の一人になるため行動
2:浅葱との同盟はとりあえず守るが、そのうち出し抜いてやる
3:ガリバー飴がどこかにあれば手に入れたい



【F-4/砂漠/朝】
【笠間春彦@ぼくの地球を守って】
[状態]:平常
[装備]:不明
[道具]:基本支給品(ランダムアイテム1~3)
[思考]ど、どう説明しよう……
基本:
1:とりあえず、目の前の人をどうにかする
2:学校で聞いた話が気になる?

【鬼宿@ふしぎ遊戯】
[状態]:平常
[装備]:金属バット
[道具]:基本支給品(ランダムアイテム0~2)
[思考]……こいつ、いまどっから沸いて出た?
基本:
1:とりあえず、目の前の相手に対処



【ガリバー飴@学園アリス】
舐めると、舐めている間だけ外見年齢が変化する飴。
パッケージに数字が書かれており、その年齢分変化する。
(例:+5なら外見年齢が五歳上になる、-10なら外見年齢が十歳若くなる)
つまり月さんの実年齢は…………おっと誰か来たようだ



発明少女と決意の石 時系列順 道中は危険がいっぱい
投下順
本編開始 浅葱 [[]]
小泉月 [[]]
笠間春彦 [[]]
鬼宿 [[]]
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