自由研究
1947(昭和22)年
学習指導要領試案の中で、教科課程(現代の
教育課程)の選択科目として「自由研究」を小学校、中学校、
高等学校に教科として設定した。
置かれた理由としては、児童の個性から生じる探求活動を、「何かの時間において、児童の活動をのばし、学習を深く進める」ことと説明されていた。これは、
特別活動の発端であり、その後中学校では1949年に廃止され「
特別教育活動」という名称に、また小学校では1951年に「教科以外の活動」と名称が改められた。
1958年には新たに設けられた道徳と共に「特別教育活動」と「
学校行事」がそれぞれ1領域を構築し1977年、現代化
カリキュラムと呼ばれる学習指導要領のもと、小・中・高等学校で「特別活動」となった。
子どもが問題意識を持ち、主体的な学習活動をするという点で現代の
総合的な学習の時間にもつながる。
また、現代において「自由研究」とは夏休みの宿題としての認識が強い。
最終更新:2007年09月25日 22:19