アットウィキロゴ
野外学習はドリームアイランドで行われた。
「ドリームアイランド・・・懐かしいな」
ドリームアイランドで、双葉 ツカサと交流を深めようとしたが、
不本意な思いをしてしまった苦い思い出がある。それを思い出していたスバル。
胸に思いがこみ上げている。
「何1人で感傷に浸ってるんだ?いくぞ、スバル」
「あ、うん」
そして4人は定位置についた。
料理がスタートした。
下ごしらえに全身全霊を注ぐキザマロ!
タタタタタタンと料理の具材を切るゴン太!
各食材を煮る、焼くなどの管理をするスバル!
そして・・・傍観する委員長!
「委員長もなんかしてよ」
「わ、私はすべての統括をしなきゃいけないから忙しいのよ!」
「委員長って料理下手なんだよな」
「スバル君のママのレシピとかもらって頑張ってるらしいですが・・・果たして」
「そこ!うるさいわよ!だいたい・・・」
「んなこと言ったら委員長だって・・・」
「その確率150パーセ・・・ガフッ」
ペディアまでもがけんかに巻き込まれる始末だった。
ギャーギャーギャーギャー・・・
40分後
「完成よー!!」
「ウマそー!」
「おいしそうです」
「みんなで頑張ったからか余計においしそうに感じるよ」
いっただっきまーす、という声と共に4人が一斉に食べ始めた。
「おいしいなぁー」
「おいしいわ」
「ウマいぜ!」
「おいしいです」
各々のコメントを言い、片づけに入った。
「片づけくらい参加してくれるよね、委員長」
「仕方ないわね」
委員長は片づけには真面目に参加した。
効率がだいぶ上がった。
「大体終わったわね 他の皆も終わったみたいだし、もうそろそろ帰れるでしょ」
ビュオオオオオオ!
突然に突風が吹き、砂嵐がおこった。
一部の班では道具が飛んだりしていた。
「片づけしておいてよかったな」
「ですね」
ゴン太とキザマロの会話の前に起こった砂嵐、
それだけが気になっていたスバルだったが、このときは流石に何も気にしなかった。
「まさかΔシリーズ?そんなバカな話があるわけないか」
皆でバスへと移動して、乗り込んだ時だった。
ビュオオオオオオオオオ!!
「すげぇ突風だ」
「俺たち帰れるかな」
「ヤバいぜ」
ざわざわ
皆落ち着いてないな―、そう思ったスバルだった。そして、
RRRRRRRRR!
「なんだろ? もしもし」
「あ、スバルか?」
「あ、タスク先輩」
「連絡だ 上空に電波体が出現したらしい 
そっちの強風もそれが原因かもしれない 行ってみてくれ」
「はーい」
ツー ツー ツー
「行こうぜ、スバル バスの中はつまんねぇ」
「うん でも、どうやってバスを抜け出そうかな・・・そうだ 
王道のあの手を使おう! 先生―!」
担任の先生が歩み寄ってきた。
「星河君、どうかしたの?」
「トイレしたいんですよ けっこう限界です、今」
「ホントに限界なの?」
「はい、ホントに」
「じゃ、行ってきなさい できるだけすぐ戻るように
それと、ロック君いざとなったら頼んだわよ」
「任せとけ!」
ガシャッ プシュー
という音がして、バスのドアが開いた。
スバルはバスを出た。そしてまっすぐ公衆トイレに向かい、
トイレの影で誰もいないことを確認したあと、
「トランスコードNo.003! シューティングスターロックマン!」
キィン
「準備はできてるよね、ロック」
「あたりまえだ」
RRRRR!
「メールだ・・・委員長からか」
『星河君へ
ゴン太とキザマロの目はごまかせても、
このあたしの目はごまかせなくってよ
また一人で危ない目に会おうとしてるみたいだけど、
絶対帰ってきて 約束よ             白金 ルナ』
「こりゃあ電波体がΔなんかだったら絶対負けられないね」
「さっさと片付けようぜ」
「おう!」
スバルはウェーブロードを飛びまわり、
雲までもが下に見えてしまうほどの上空まで上がってきた。
「誰もいねぇな」
「そうみたいだ ・・・!何か来る!」
「・・・フェザーシュート」
ザシュザシュッ
何かがロックマンめがけて飛んできた。
地面を見ると、それは羽だった。
「羽・・・?」
「オイ、スバル! あれ見ろ!」
雲の向こうから、影が見えていた。
その影は、2つの翼をもち、足が長かった。
影が段々と近づき、スバルにも見える距離に来た。
「お前は・・・!」
ロックは愕然とした。
見覚えのある影を持ってる電波体だ、とは思っていたらしい目つきだったが。
「私の名は キグナス・ウィングΔ 上からの命により、貴様を消す」
「Δ・・・ でも、上ってことは誰かの命令で来てるってことだから・・・」
「黒幕がいるな、Δを操るヤツが」
「おっと、口が滑ってしまった 行くぞ、ロックマン」
羽が連続で飛んできた。量、威力、スピード・・・全てがさっきの比べ物になっ
ていない。
「速い・・・!」
「羽を消すほどの力が欲しいな スバル スターフォースだ!」
「了解」
そう言ってスバルは
<フォース・オブ・レオ>と書かれたカードをプレデーションした。
炎と舞い散る火の粉、そして光がロックマンの体を包む。
そして、ロックマンはファイアレオへと変身を遂げた。
「ふん それがどうした・・・!」
キグナスはさらに飛ばす羽の量を増やした。
「これでどうだ!!」
「フレイムバーナー!」
羽はすべて焦げてしまった。
そしてキレてしまったキグナス。
「くっ」
「観念したらどうだ」
ロックが馬鹿にするように言った。
「まだだ 最大出力を試していない・・・!」
バサァッ!!
「ふはははは これが私のMAXだ!! 貴様に私は倒せない!!」
「ロック、最大出力いけるかい?」
「もちろんだぜ」
スバルは大きく構えをとった。
「これが僕のMAXだ!!」
「そんな・・・フレイムバーナーの時でさえMAXじゃなかったというのか」
「アトミックブレイザァーッ!」
巨大な火柱がキグナス、羽などすべてを焼き尽くす。
「くあぁぁぁぁあ」
それがキグナスの断末魔のように聞こえた。
「やったか!?」
あの火柱をまともに食らったため、普通の電波体ならデリートは確実である。だが。
「まだ終われない・・・! 降りられない・・・!」
「はぁ!?」
「まさか生きているとはな」
「こうなったらどういった形であれ<あの方>の役に立たなければ」
「<あの方>・・・? それに何をする気だ」
「ふん 貴様らが知る必要などない ククク 狙いはあのバスだ」
「まさか」
「ははは 貴様のお友達全員もろとも貴様を道ずれにしてやる!!」
「チッ マズイぜ スバル」
「待て!!」
キグナスが逃げるのを追いかけたスバルだったが、
「出でよ シタッパー!」
キーキーキー と鳴きながら小さいアヒルのような電波体がロックマンの道をふ
さぐ。
「クッ ふざけんじゃねぇぞ」
「ははは そこで黙ってみていることは貴様にはできまい!
だが そいつらを相手にしているうちに私が先にバスに着き
貴様の仲間を人質にしてやる!!」
「どこまでも卑怯な奴・・・!」
「スバル! やっちまうぞ」
「わかってる アトミックブレイザー!!」
ピギーッ! と鳴きながらシタッパーは全滅した。
「急ごう!」
「おう!」
「委員長 今行くからね・・・!」

  前     目次     次  
最終更新:2009年09月27日 19:01