「よく帰ってこれたわね・・・グスッ」
「はぁ・・・あの・・・離れてください」
「! ごめんね ハジメ君」
「その・・・君付けもやめてください」
「何で?」
「いや・・・もうお互い その・・・」
「その・・・何?」
ハートレスはもう答えを知っているが、ワザとハジメに言わせようとしていた。
「その・・・スキ同士なんだし」
「えー? そうだっけー? それなら私ハジメ君にキスしてほしいなー」
「!! ハァ・・・何でこうなるのか・・・」
「早くー」
「わかりました! やればいいんでしょ? やれば」
ハジメは半ばやけだったが、ハートレスと目が合い、心が落ち着いた。
二人は見つめあっていた。だが。
「スイマセン! 今回の作戦成功を祝ってパーティをしようと思ってるんです
が・・・」
WAXA隊員が入って来た。
「・・・あ、お取り込み中でした? す、すいません し、しし失礼しました」
しばしの沈黙・・・
「・・・どうするんですか! 見られちゃいましたよ!」
「いいじゃないの!」
「よくないっすよ・・・」
一方・・・
「もう、今日は帰りましょう 明日から夏休みだし 思いっきり遊ぶためにね」
委員長が言った。
「そうですね」
「そうするか」
「そうだね」
「そうだ・・・ボクすごい眠いんだ」
「今日はみんなで帰りましょう 久しぶりに」
校門
「じゃ、私明日から忙しいから またね!」
「バイバーイ!!」
ミソラと4人のあいさつが済み、薄暗い中それぞれの道へと進んでいった。
そして、委員長とスバルは二人っきりになった。
「委員長、今何時?」
「午前6時よ」
「え!?もう家に帰ってもすぐ学校行かなきゃいけないの?」
「そういうことになるわね」
「眠れなかった・・・結局眠れなかった」
そして2人は、BIGWAVE前の空き地に出た。二人は並んでベンチに座った。
「星河君」
「何?」
「その・・・戻ってきてくれてありがとう」
「え?ああ、あたりまえじゃないか!絶対帰ってくるつもりだったしね」
「そう・・・スバル君・・・」
「次は何?」
スバルが委員長の方を向いた時だった。
委員長がスバルにキスを迫るかのように唇をスバルに向けてきていた。
「・・・! うーん しょうがないか:」
二人は、キスをした。ファーストキスだった。
その後二人は手をつないで進み、何も会話を交わさずにそれぞれの家へ帰って
いった。
ガチャッ
「ただいまー」
「スバル!! よかった・・・帰ってこれたんだ」
「うん おかげさまでね」
「大吾さーん? スバルが帰って来たのよ」
上でどたどたと音がし、スバルの父、大吾が出てきた。
「スバル! 無事だったか!」
「うん・・・! なんたって僕は父さんを超える男だからね」
「その意気だ、スバル さ、今日はもう寝るんだ」
「うん・・・」
スバルはそう呟き、部屋を後にした。
「久しぶりだな、大吾」
「ロックか いつもスバルのそばにいてくれてありがとう」
「礼には及ばないぜ」
「そうか 頼もしいな これからも頼む」
「ああ ふわぁ~ 今日はオレもさっさと寝るぜ」
「おやすみ、ロック君」
「ああ、オフクロ」
翌日
「・・・遅刻だぁ~! いや、わかっちゃいたよ?こうなることは!!でも、遅
刻だぁ~!」
「スバル、朝から騒々しいぜ」
「ロック?何で起こしてくんなかったんだよ?」
「何回も起こしたさ でもどなりすぎでオフクロに怒られてさー」
「え・・・ありがとう」
4時間後・・・
「終業式、終わったね」
「そうですね」
「あっという間だったわね」
「そうだな」
4人の何げない平和な会話が続く。
夏休みに入る前日、第1次流星サーガは幕を閉じた。
こうして、スバル達の1学期は終わった・・・。
流星サーガ第1章 完
最終更新:2009年09月27日 19:11