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「被告人、前へ!」

ここはアメロッパ裁判所。アメロッパの大陸の領土に属する、ある孤島に建てら
れている。

「被告人 五十嵐 ユウスケの罪状は

イプシロンの破壊、及びエンパイアタワーの爆破 間違いありませんね?」

「はい」

今回行われている裁判は、2年前に起こった五十嵐ユウスケによる(表面上は)

エンパイアタワーの内部にあるイプシロンの破壊、

エンパイアタワーの爆破に対する裁判である。

ニホンにおける中枢であるエンパイアタワーに甚大な被害を及ぼしたことは、

凶悪な犯罪として世間に取られている。さらにその犯人が当時13歳、

というのが驚きであり、

(普通に考えれば13歳でできることではなかったとして、WAXAの隊員達が証拠
であるUSBを調べるに及ばなかった。しかし五十嵐本人が<オレがやった>とう
るさく、そもそも配属されていた組織の名前は明かされなかった。

こうして手がかりはUSBだけ、ということになりそのUSBが調べられ、

中にウィルス<ダーク・アルカディアス>が発見され、

裁判はこうして2年後の今に行われている

なお、ムチャクチャに凶悪な犯罪なので、世界でもリーダー格のアメロッパにて
裁判中)

今や割と有名な事件で<五十嵐事件>とのあだ名も付いているほどだ。

1時間後・・・

「判決を下す 被告人 五十嵐ユウスケに 懲役10年 の判決を言い渡す」

「!!(10年か・・・割と早いな 会えるときは近いかもしれないな、タス
ク、ハジメ)」

ユウスケは割とこの種の刑には強い方で、これといって苦ではなかった。

WAXA

「夏休みに入ったなー お前社会の自由レポート何書く?」

タスクはハジメの部屋にて、扇風機を全開にし、アイスをなめていた。

ハジメは暑さもモノともせず、ひたすら自らのパソコン画面に向かっていた。

「うーん・・・<電波技術の発達における環境問題の悪化>かな」

「ひぇー ハジメ様は頭が良いようで」

「ああ 結局お前に期末テスト勝ったしな」

「オレは合計495点! で、お前は・・・ 何点だっけ」

「500点」

「チックショームカつくぜ」

「お前は詰めが甘いんだよ どうせ主要5教科最終は最後の5分寝てんだろ」

「な なぜだ なぜバレた」

「いや お前ならそれしかありえねーだろ 付き合い長いしな」

「くっ・・・ 暑いぜ―」

二人は暑さに屈したのか、何もしゃべらなくなった。

不意に、ハジメの部屋のドアが開いた。

「やってるか?」

ドアの向こうに立っていたのは、長官だった。

「長官」

「何の用ですか」

「うむ 実はな コウキ君の離脱により、WAXAは大きく戦力を欠いているのだ

そこで、2人ほどの特別スタッフを呼ぼうと思う」

「へぇー」

「だれですか?」

「一人は<WAXAの執行人>だ」

「・・・!」

ガタン

大きな音を立て、タスクは立ち上がった。

「・・・アイツが戻ってくるんですか!?」

タスクが驚いたあと、思わずあのハジメも目を大きく見開いた。

「やったぜ ハジメ これで千人力だ」

「そうだな アイツがいる、となれば――― な」

「で、もう一人だが―」

「ゴクっ」

この後、長官の口から、だれも予期せぬ人物の名が出てくる。

「<史上最凶のハッカー>ことユウスケ君を連れ戻そうと思う」

「・・・! 今の聞いたか、ハジメ!?」

「ああ・・・! この耳でしっかりとな!」

「と、言う訳でだ アメロッパに行こうと思うんだ 君達も来てくれ」

「何でですか?」

「ボディガードだ」

「・・・了解しました」

「よし、目指すはアメロッパ裁判所だ!」

「おー!」

3日後 アメロッパ空港

「着きましたね、長官」

「ああ」

「待ってろよ、ユウスケ・・・!」

「会うのは・・・そうだな・・・3~4年ぶりくらい、か」

「背が伸びてるといいよな」

「おま・・・そういうこと言うなって バカか」

道の途中・・・

「へぇー何回か出張で来てたことはあるよね」

「ああ でも見るたび新しいっていうか・・・」

「ふむ 私もそう思う・・・」

タスクは、あたりを見回していた。もう、あの最終決戦から1カ月程度・・・

早いな、と思っていた。

その時。

「・・・!! まさかアイツ・・・ コウキ・・・?」

タスクは、視界にたまたま映った同僚を見た気がした。

私服はかつて会った時と似たような感じで、こちらに目線を送っている。

「? どうした、タスク」

「ん? ・・・ああ、トイレに行きたいなーと思ってさー やっべ! 漏れる」

「・・・お前って奴は・・・ 地図そっちに送るから行って来い」

「サンキュー」

そういって、タスクは全速力で駆けだした。

なにやらあちらも駆けだし、追いかけっことなった。

ハジメもタスクも、期末テストの結果からわかるように成績は学年トップだ。

無論、トライアスロンなどもやっているため、足はかなり早い。

「タスク」

「何だ、ムゲン」

「くっく おまえのことだからな 血相変えて走るってことはよ」

「ああ、そういうことだよ」

「さ、あれが果たして本物かどうか・・・」

タスクは走りに走り、コウキに追いついた・・・はずだった。

「くそ まかれた」

タスクは広く、誰もいない広場にたどり着いた。

タスクが息を切らし、掌を膝に当てていた。

不意に、後ろから肩をつつかれた。

「誰だ・・・!」

振り向いたとき自分の目の前にいたのは・・・剣コウキだった。

「久しぶりだな」

タスクは驚いたという表情を一つも見せずに返した。

「ヘッ こんなとこで何してやがる」

「ふふふ アンドロメダに変わる<力>を捜してるんだ 例えば・・・」

「たとえば、何だ」

タスクは姿勢を戻し言った。

「<孤高の証>・・・とか?」

「!! お前まさか」

「ボクは目的のためなら手段を選ばない、ということを知ってるはずだ」

「でもな・・・!」

「黙れ!!」

「!」

「お前に僕の何が分かる!?」

「それは・・・!」

「大事な仲間を失い! すべてを奪われ!

希望もなくした! そんな僕の何がお前にわかる!?」

「仲間を失う苦しさはオレだって知ってる!」

「・・・」

一瞬、コウキはたじろいだ。

「何回絆を作っても 自分は裏切られるんじゃないか、そう思うと怖い・・・

でも、仲間を信じる・・・それしか、ヒトにはできない!

オレにも、それしかできないんだよ・・・!」

「・・・・・・!」

「ふん 何も言い返せない 所詮はその程度だよな」

「そんなことあるわけないだろ!?

力のためだったらお前やハジメとの絆だって切るんだ!

はっ 今に見ていろ!孤高の証を手に入れ、すべてを手に入れるボクの姿を
な!!!」

そういってコウキは赤い閃光となってどこかへ消えた。

「コウキ・・・! 絶対、連れ戻してやるからなッ!!!!!」

タスクは叫んだ。

30分後 アメロッパ監獄

30分後、長官とはじめは監獄の受付にいた。

「タスクのやつ、やけにおせぇ・・・」

そうハジメはつぶやいた。その直後、自動ドアが開き、タスクが入ってきた。

「遅れて悪いな」

「ずいぶん待ったぞ」

「さあ、行こうか 二人とも すいません」

長官は受付のカウンターに声をかけ、

「私、こういうものでして」

といって内ポケットからVGの身分証明画面を開き、カウンターの人に見せた。

「・・・ はい かしこまりました 面会を希望していた方ですね こちらへ」

そういってカウンターの人は、3人を監獄が並ぶ道のような場所へ誘導した。

タスク、ハジメが身分証明の画面を見せなくてすんだのは、

長官の連れだったからであった。そして・・・

「この部屋ですね」

案内人が「5000」と書かれた牢の前で立ち止まった。

牢、と言ってもシンプルなもので、向こうからもこちらからも相手の顔は見えた。

「5000! お客様ですよ」

牢の向こうに座っていたのは、身長が低い少年だった。

少年は、案内人の声に振り向き、3人のほうを見た。

少年は、大きく目を見開いた。

「まさか・・・タスク! それにハジメじゃないか!」

「・・・時間がたっても覚えてるもんだな」

「ああ・・・!」

何やら3人が感動の再開を祝っている間、

長官は案内人と交渉していた。その交渉というのは・・・

「5000を・・・五十嵐ユウスケを、ここから出してやってくれませんか?」

「それには、ここの長を呼ぶ必要がありますね」

「呼んでくれないか」

「ええ 了解しました」

案内人は通信を始めた。どうやら長が来るようだ。

数分後・・・

「はいはい、私が長ですが」

「はじめまして WAXAの長官です」

「ええ 話は伺っております」

「で、この5000をここから出して我々の戦力として迎えたいのですが・・・」

数秒の間が空いた。

「申し訳ありませんが、それはなりません」

「お願いします!」

間をおかずに長官が頭を下げた。

「オレ達からも!」

続けてタスク、ハジメが頭を下げた。

「・・・どうしましょう・・・」

長官は、この後覚悟を決めて言い放った。

「お願いです もし迎え入れ、何らかの事件がWAXA内にて事件が起こった場合は、

WAXAを解散し、ここにいる4人を極秘裏に重罪人として処刑してもかまいません」

「!!」

「私は・・・私は、本気なんです!!!」

「・・・いいでしょう 5000!お前はここから出られるぞ!」

「ホントですか!?」

「やったな!」

「3人組が復活すれば、何だってできる・・・!」

長官が出所手続きを済ませ、4人は日本へ行くための便に乗りこんだ。

機内

「なぁ、2人とも」

「なんだ」

「キングさんはどうなったんだ」

「・・・!! それはさ・・・」

「死んだよ」

「!! ウ・・・ウソ・・・だろ?」

タスクは決心を固め、説明することにした。

「ホントだ」

「詳しく説明してくれよ・・・」

「まず、キングさんはオレ達3人を捨て駒扱いしていた」

「!! ウソもいい加減に・・・」

「事実だ」

ハジメが付け足した。

「捨て駒扱いし、お前を刑務所へ送ろうとWAXAに通報したのは、キングさ
ん・・・いや!」

タスクは言い変えた。

「キングのくそったれだ!!!」

「・・・タスクがそこまで言うなら、それは事実なんだろうな・・・」

「ああ、その通りだ」

またもハジメが付け足した。

「そうか・・・でも、死んだって?アイツがか?」

ユウスケはもうすでにキングをアイツ呼ばわりしている。

タスクの熱弁によほどの説得力があったのだろう。

「ああ 星河スバルがな」

「誰だ、それ?」

「まぁ・・・WAXAに着いたら紹介するよ ・・・そう言えば!! 長官?」

「何だね」

前の方の席で寝ていた長官が目を薄く開き、対応した。

「ユウスケは学校どうなるんですか」

「ああ・・・どうせ近いし家はWAXAにして君たちと同様にするよ」

「やったぜ!」

「ありがとうございます えと・・・長官殿?」

「長官でいいと思う」

「そうだ 長官だよ 我らが長官」

数時間後、4人はニホンに着いた。

「久しぶりだな ニホン」

「でしょうね」

「お前かれこれ3~4年外に出てないよな」

「うん」

「さ、WAXAに行こうか」

「WAXAに行くの始めて・・・ってかいつの間にWAXAにオレが入ることになってる
んだ!」

「ま、いいじゃないの」

「けっこう楽しいよ」

4人はWAXAの扉に立った。扉はコダマ中の地下に存在する。

作者の文章力の無さによってあまりこのことは記されていないが。

ウィーン

ドアが開く。

「ここが、WAXAかぁ・・・」

ユウスケも唖然である。

「広いだろ? っと ハジメのハニーだ」

ゴン!

「ってぇ ていうかハートレスさんハジメ

の視界に入るためにいちいちこんなまん前歩いてるのかな」

ゴン!!

「ってえな」

「ハートレスさんってどれ?」

「ほら あのチャイナドレスみたいの着てるピンクの髪したセクシーな・・・」

ゴン!!!

「3回も叩くなよぅ!!」

「てめぇ 殺してやろうか」

「ひえええ」

「自業自得な」

「そろそろスバル呼ぶかな」

ハジメが言った。

「あ、もちろん連れは全員呼ぶよ」

ハジメはタスクの方を見てニヤリと笑った。

「タスクのハニーももちろん・・・」

「ちくしょう・・・!」

「何気2人とも彼女持ってんのか オレもガンバろ」

別に頑張らなくても・・・ 作者は思う。

ハジメは、スバルに電話をかけた。

「あー スバルか? そうそう ハジメ先輩だよ それより今から

みんな連れてWAXAに連れてきてくれないか? ・・・うん サンキュー

あ、それと スズカ連れてきて え? 何でかって? そんなの簡単だよ

タスクがスズカに会いたがってるんだぜ? そうだ ラブラブだ うん じゃ
あな」

ツー ツー ツー

「みんな来てくれるってよ よかったな タスク」

「チッ」

「・・・」

数十分後

「久しぶりですね、先輩」

「そうだな」

「それにしても、今度先輩達、全国大会決勝トーナメントですね 応援します」

「え?タスクさん、卓球全国レベルなんですか!?」

「そうだよ ハジメもな」

「実は 中学上がってから全国大会決勝ってオレとタスク以外で戦ってないんだ」

「?それはつまり・・・」

「毎回 クライマックスで戦うのはタスクとハジメ、ってことだね」

「そうだ、ユウスケ」

「ユウスケ? この人がですか」

「そうだよ」

「けっこう・・・小さいですね」

「るっせ」

「かわいいですねー」

ミソラがユウスケに対して声をかけた。

「あ、そう?ありがとな」

「声もかわいいですね」

「(ユウスケも順調だなw)」

「メアド教えてください」

「いいよ・・・」

「で、何で今回呼び出されたんですか?」

委員長が2人に聞いた。

「あ、新メンバーの追加だよ この際皆でリターナーズ02結成しなおそう」

「そう言えば先輩」

「なんだ」

「シドウさんの情報、全然入ってきませんよね」

「そうだな・・・ これまでとはね」

「シドウさん・・・なつかしいな」

「あ、そっか ユウスケもシドウさんは知ってるんだな」

「うん」

「それにしても アイツ 遅いな」

「あー アイツね」

「誰ですか アイツ って」

「新メンバー」

数分後、自動ドアが開いた。

「よぉ、WAXAの執行人」

「WAXAの執行人?」

「アイツのコードネームさ」

「先輩達は?」

「オレは 白銀の閃光」

「オレは 白金の業火 お前もついたぞ アンドロメダ0倒してから」

「なんてついたんですか」

「たしか・・・黄金の未来? だっけな」

「何か カッコいいのか、カッコ悪いのか?」

そう言っている間に、ドアを開いた人物がこちらの輪に入って来た。

何やら、坊主で堂々とした雰囲気である。

「久しぶりだな、ダッシュ」

「その名前はよせ」

「いいじゃん」

ハジメ、タスクは馴れた感じである。

「ダッシュ? WAXAの執行人 じゃなくて?」

「あー 本名は 小井田 雅騎(コイダ マサキ)っていうんだ よろしくな」

マサキは手を差し伸べた。スバルとの握手を交わす。

「へぇ 君が星河スバル君か 話は聞いてる すごいよな」

「光栄です」

「そう言えば マサキ先輩はどこでハジメ先輩とタスク先輩に知り合ったんです
か?」

「あ、いってなかったな」

一同は、マサキの話に釘づけである。

「天上君とは出張で知り合ったんだ もうあのときすでに強かったよ」

「ほめるなよ お前だって十分強いだろ」

「ま、同じくらいじゃないか」

ハジメが会話に割って入った。

「その時、ハジメさんは出張に行ってなかったんですか?」

「ああ そんときはタスクと別行動だったんだ」

「へぇー」

「コイツってばすごいんだぜ? 何せ・・・」

タスクが言いかけた時だった。

「マサキ君」

「長官」

「コダマ中のグラウンド上空に先ほどから謎の反応が出ているんだ で・・・」

「調べろと?」

「そうだ 久しぶりに君の腕もみたいしな」

「光栄です では、行ってきます」

「! アイツのオペレートが生で見られるのか!」

「オレ達ラッキーだな、タスク」

「ああ そうだよな」

「そんなにあの人のオペレートってすごいんですか」

「すげえよ だってよ、一度に3体のウィザードを完璧に操るんだ」

「3体も?」

「しかも完璧にね ウィザードオペレートをする人には必見だ」

夏休み突入から1週間・・・

再び「流星サーガ」の幕が開く!

今ここに、「第2次流星サーガ」の幕が、開こうとしていた・・・!!

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最終更新:2009年09月27日 19:11