今日の終業の鐘が鳴る時にはサキアは机に突っ伏していた。
あの生徒会長に編入されて一週間。
その間、色んな事があった。
なんでこんなに疲れるんだろうと自分でも思い当たる節がないくらい疲れた。
疲れの原因は一週間程度の生活にあった。
編入してからというもの・・・色んな部隊から勧誘。
部隊だけでなく、都市警察なんてのもあった。
この都市の部隊は都市警備を目的とした部隊である。
この都市は危険汚染区域ギリギリに存在してるため、エアフィルターの技術が進んでいる。
区域がじわじわとこちら側に侵食してるため、安全だと決して言えないが、
その代わり、どの都市も欲しがる燃料、ゼルカオイルを大量に保有している。
それもこれも、ゼルカオイルが汚染物質の塊であるため、
安全区域ギリギリの都市でしか採れる純度の高い鉱山がないからである。
色んな地理的な意味で不幸だが得をしてる感じがあるが、
技術や燃料を欲しがる都市がいることも事実で。
偶に燃料を奪いに他の都市の人たちが攻めてくるらしい。
編入してから特別警備部隊というなんか精鋭っぽい部隊に配属されたため、
その為、この一週間の内に五回ほど出動を食らった。
入学してからストーカーというものに悩まされているためでもあるが・・・・。
サキアはため息をついた。
「どうしたの?サキアちゃん」
赤毛の赤い眼をした女の子がサキアの顔を覗き込んで尋ねた。
赤毛の子の名前はレイナ・ミフェイアス。
自分より年下に見えるこの少女は四年生で特別警備部隊長。
会長の従妹らしい。
「最近忙しかったので、つい疲れが溜っちゃって。」
「え!?そんなに疲れてるんだったら、今日は帰ってもいいよ?」
「そんな、いいんですか?」
「別にいいんだよ。
お前が倒れたら、こっちが困る。」
後ろからいきなり話に割り込んできた黒髪の男の子は二年生のラウル・セウス。
特別警備部隊の蠕術師で主に後方支援と情報調達。
「レイナだけじゃ力不足だし、ウルムは入院中だし。
カリアスはしばらく来れないし、リナンは来ねえし。
そうなると、お前が頼りなんだよ」
そう言われ、結局帰らされた。
プロト呼ばれる怪物はいつ来るのか、サキアはそう思いながら家路についた。
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