Time Remaining ◆mtws1YvfHQ
鑢七花に在る選択肢は速攻のみ。
よく、その肉体を観察していた。
否。
するハメになったからこそ、真庭蝙蝠は理解した。
理解していた。
故にこそ。
遭遇戦。
その瞬間。
一瞬でケリを付けるつもりだった。
あるいは、鑢七花を――一種の切り札を使い潰す――巻き込むつもりで手裏剣砲改め永劫鞭を使った永劫砲を放つのにも躊躇するつもりはない。
なかった。
水倉りすかが、刃物を構えるのも見るまでは。
「――――七花っ!」
「ああっ!」
弾けるように叫ぶ。
それが合図だった。
『時間』との勝負だった。
「逃げよ!」
「あ――あ?」
驚いた表情を浮かべているのを、無視する。
足を止めた鑢七花を追い抜いて。
「ランドセルランドに――」
心底。
絶対的に。
言いたくなかった言葉を吐き捨てる。
だが、それが間違いなく正解だと頭ではなく体が理解していた。
真庭蝙蝠は。
暗殺者である。
虐殺者である。
殺戮者である。
コト、尋常な果し合いでの実力においては鑢七実と対すれば敗北し、通常の鑢七花と対しても辛勝出来るか出来ないか。
その程度だと、理解している。
しかし。
であるが。
真庭蝙蝠は。
暗殺者である。
虐殺者である。
殺戮者である。
コトが殺しのみであるのなら。
経験が違う。
年季が違う。
回数が違う。
密度が違う。
故にこそ。
鍛え上げられて来た勘がある。
勘があった。
勘が言った。
目の前に居るのは死であると。
大穴のように。
大淵のように。
大空のように。
大海のように。
大地のように。
避けようのない代物であると。
死の数々を見て来た直観が告げる。
ウダウダと何か言いそうなのを眼で制す。
あの女が真庭忍軍を生き返らせると言わないのであれば、こう言うしかない。
「わたしのために行って、勝て! そして」
ここまでは良し。
であるならば。
どうするか。
刃を己の腕に突き立てようとする
水倉りすかを眺めながら。
冷静に。
冷徹に。
冷酷に。
瞬時に可能性を計算する。
片方を囮に片方を生き残らせる。
本来なら。
鬱陶しさ極まる鑢七花を切り捨てて己のみで逃げるのが。
正答だっただろう。
正解だっただろう。
正統だっただろう。
だが。
鑢七実が計算を狂わせる。
球磨川禊が計算を狂わせる。
この組み合わせに勝てるのか。
結論。
勝てない。
おれでは、勝てない。
正道も邪道もどちらでも。
だからこその鑢七花だった。
それを此処で捨てるのはどうか。
結論。
一瞬しか持たない。
そして
水倉りすかの出来る瞬間移動があるのなら、稼げる時間が一瞬では駄目だ。
一瞬ではいけない。
片方なら納得できた。
片方なら妥協できた。
だが両方なら駄目だ。
両方では、いけない。
勝利と、時間稼ぎを。
その両方を満たせない以上は自分でやるしかない。
絶望的に低い可能性であってもそれに賭けるしかない。
「全員を生き返らせるのだ!」
躊躇い気味に、走っていく姿を眼で追う。
クソが。
遅い。
死ね。
そんな悪態が出て来そうになるが、そんな時間も惜しい。
喉に手を当て、視線を戻す。
『のんきり・のんきり・まぐなあど』
おぞましい光景だった。
血の海。
間欠泉の如く溢れ湧くそれを、見たことがない。
今まで幾十、幾百を殺してきた真庭蝙蝠をして、人体からあれほどの血が出てくる様を知らない。
いや、ハッキリ言おう。
出るはずがない。
だが実際に起きている以上は、あれは
水倉りすかが原因だ。
『ろいきすろいきすろい・きしがぁるきがぁず』
何があればああなるのか。
見れば見るほど訳が分からねえ。
理解し難い。
見え隠れする何かが頭蓋骨に染みる。
痛む。
軋む。
『のんきり・のんきり・まぐなあど』
だから。
理解を放棄する。
放棄してただ、考える。
『ろいきすろいきすろい・きしがぁるきしがぁず』
考察の材料は幾つかある。
まず一つ。
瞬間移動の能力だ。
瞬間移動。
瞬間的に移動する。
移動範囲は何処から何処までか。
『まるさこる・まるさこり・かいきりな』
は。
正直、然程に重要じゃあない。
移動。
それには二つの壁が立ちはだかる。
『る・りおち・りおち・りそな・ろいと・ろいと・まいと・かなぐいる』
距離と時間だ。
逆に言えばこのどちらかを解消できれば瞬間移動は可能になる。
『省略』出来る。
だろう。
としか流石に思えない。
『かがかき・きかがか』
そしてもう一つ。
おれ達が近寄らなくなった途端、自分に刃を突き立てた。
自分から近寄らずに、だ。
忍法・骨肉細工で過去に見た姿を真似出来なかったような制限があるはず。
自分から寄ろうとしなかったなら、その能力にあるのは範囲制限じゃあない。
『にゃもま・にゃもなぎ』
恐らくは、骨肉小細工での相乗りで生じたような時間制限。
ならばすべきは時間稼ぎか。
だが、距離を無視できる相手にどれだけ稼げる。
稼ぐ必要が出てくる。
分からないのは、酷く困る。
『どいかいく・どいかいく・まいるず・まいるす』
頭から手を放す。
暴君の頭脳は乗せた。
青く染まる髪を見られたところで気にもしないだろう。
何せ奴は、おれを見ていない。
見ているのは所詮、生き残りの一人程度の価値だ。
己が上位で居ると言う確信だ。
その余裕は利用出来る。
『にゃもむ・にゃもめ――』
賭けは、後に回せれば回せるほどいい。
喉に触れる。
暴君の相乗りはクるが、一分も掛からないだろう。
おれの体とは言え、我慢してもらうとしよう。
痛いのは別に好きじゃあないが仕方ねえ。
『――にゃるら!』
女が、笑った。
いかにも
水倉りすかが成長したような女が。
「ふぅぅぅ…………三十秒だけ話に付き合ってやるぜ、真庭蝙蝠」
「きゃは。どんな手妻だ、お嬢ちゃん?」
三十秒。
ならばその倍を稼げれば見込みはある。
逃げさせられる見込みが。
「手妻じゃねえよ、魔法だよ。
色々と世話を掛けた礼もある。
何より冥途の土産ってヤツだ。
薄々勘付いてそうだから言ってやるが…………『時間』だ!」
三十秒。
その重みが増した。
が、口が軽いのはやはり余裕か。
なら虚を突ける。
時間の操作。
なのに三十秒。
ならば操作出来るのは絶対的に流れている時間じゃない。
「属性は『水』。
種類は『時間』。
顕現は『操作』。
成長したあたしの前に、時の流れなんて何の意味も持ちやしない!」
そうじゃなけりゃあ、ずっと今の姿のままのはず。
何の意味も持たないってのは大言だな。
出来るのは自分に関する時間への干渉のみって所か、負荷が大きいか。
ともあれ、おれの時間で三十秒。
その時間。
冥途の土産に、
「っと――ここまで」
貰って行こう。
顔を伏せたまま。
声を発す。
「だッ……?!」
「《跪け》」
三十。
膝を付いた。
隙に喉を弄る。
二十九。
少し驚いた顔をし。
二十八。
力を入れようとして。
二十七。
だが立てない。
「あたしの時間を」
二十六。
小細工する。
二十五。
一瞬でバレて良い。
一瞬だけ騙せればいい。
二十四。
要所は、既に押さえてある。
喉を抑えたまま顔を上げる。
「少し戻したぜ――」
「ぼくを殺すのか?」
二十三。
おれの顔を見て止まり。
二十二。
口から出る、
供犠創貴の声。
それを聞いて。
二十一。
驚き。
二十。
固まり。
十九。
歪み。
十八。
歯軋りし。
十七。
憤怒に染まる。
「蝙蝠ィィィィィィィイイイイイ」
十六。
十五。
十四。
十三。
その間だけで十分だ。
叫んでくれて有難う。
喉の調整が済んだ。
出力は怪しいが。
出来る。
「《爆ぜろ》」
十二。
ピー。
と。
鳴った。
「イイ!!!!! ――え?」
『禁止エリアへの侵入を確認』
十一。
誤作動。
望んだ物じゃない。
だが、良い。
十。
意識が逸れた。
九。
おれから、首輪を見た。
八。
この一瞬は想定外。
その一瞬も頂いた。
七。
三秒掛けて吸い上げた空気と。
冥途の土産を、
六。
『30秒以内にエリア外へ』
「――手裏剣砲!!!」
五。
喰らうが良い。
改め、永劫砲。
四。
無闇無数の鞭がバラけながら、水倉り
時間は僅かに戻る。
鑢七花が背中を向けて逃げ出したばかりの頃に。
「とがめ――っ!」
一切の躊躇なく。
鑢七花は走っていた。
全盛の頃より遅い。
それでも走っていた。
何故か。
簡単だ。
命じられたから。
「ランドセルランドに、わたしのために行って勝て」
そう。
命じられたから。
走っていた。
何故。
何故、走っているのか。
鑢七花に疑念が尽きない。
何故、走っているのか。
とがめを置いて、何故。
分かっている。
分かっている。
ランドセルランドには、あの人が居る。
姉ちゃんが、居る。
勝てるのか。
おれに、勝てるのか。
勝てるのか、じゃあ駄目だ。
勝たないといけない。
どうやって。
どうやれば勝てる。
いやそもそも。
とがめがいないのに。
隣にとがめがいないのに。
おれの隣にとがめがいないのに。
勝つ必要が、あるのか。
意味が分からない。
意味が見当たらない。
「おぬしは悪くないのだろうよ」
ああ、そうだ。
おれは悪くない。
そうだろう。
おれは悪くないんだ。
仮に姉ちゃんに勝てないとしても。
初めから、おれじゃあ勝てないって言ってたのに。
だから負けたとしても、おれは悪くない。
悪いのはおれじゃない。
「おれは初めから言ったんだ」
とがめが一緒に居てくれるなら。
そう言ったのに。
だから。
『おれは、悪くない――悪いのは、とがめだ』
【二日目/早朝/E-6】
【鑢七花@刀語】
[状態]右手欠損、『却本作り』による封印×4(球磨川×2・七実×2)、病魔による激痛、『感染』?
[装備]袴@刀語
[道具]支給品一式
[思考]
基本:『おれは悪くない。だって、おれは悪くないんだから』
0:『とがめの言った通りランドセルランドに向かう』
1:『とがめのために戦う。そして全員生き返らせる』
[備考]
※時系列は本編終了後です
※りすかの血が服に付いていますが『荒廃した過腐花』により腐敗されたようです
※不幸になる血(真偽不明)を浴びました。今後どうなるかは不明です
※
掲示板の動画を確認しました
※江迎怒江の『荒廃した過腐花』の影響を受けました。身体にどの程度感染していくかは後続の書き手にお任せします
※着物の何枚かを途中で脱ぎ捨てました。どの地点に落ちているか、腐敗の影響があるかは後続の書き手にお任せします
※着物は『大嘘憑き』で『なかったこと』になりました
※『大嘘憑き』により肉体の損傷は回復しました。また、参戦時期の都合上負っていた傷(左右田右衛門左衛門戦でのもの)も消えています
※寝てる間に右手がかなり腐りました。今更くっつけても治らないでしょう
「ジャスト――ゼロ秒」
『この首輪は爆発します』
何かが。
抜け落ちる。
鑢七花はそれを見た。
己の胸から突き出、萎びるように細まっていく腕。
その先で脈動している、何かを。
「見れたのは、良い夢だったの?」
『禁止エリアへの侵入を確認』
細まった腕が抜ける。
同時に、その体が崩れ落ちる。
ギリギリのところで、間に合った。
『30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
結論から言おう。
水倉りすかは間に合った。
真庭蝙蝠を消し去り。
鑢七花も殺す。
ギリギリのギリギリ。
高々二人を殺し切るのに三十秒も要らないと侮って。
大半の時間を真庭蝙蝠一人に消耗させられながら。
ギリギリのところで間に合った。
そこで。
前へと倒れた鑢七花とは対照的に。
後ろへと、
水倉りすかは倒れた。
「ゥ、ぁァァゥぁァぐァアぁァァああッ……!」
肉体へのフィードバック。
過剰極まった能力の代償。
辛うじて。
周りに聞こえてしまえば危うくなる。
その意識が働いて声を抑えてはいた。
しかしそれも、
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
まるで無意味。
鳴り響く首輪の音が、情け容赦なく居場所を知らしめる。
そして悶え苦しむ
水倉りすかをそのままに。
『時間』は容赦なく。
三十秒を、超えた。
【真庭蝙蝠@刀語 死亡】
【鑢七花@刀語 死亡】
【
水倉りすか@新本格魔法少女りすか 生存】
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
「…………生きて、る……?」
悶え苦しむこと、暫く。
ようやくそれらを飲み下すことに成功した
水倉りすかが呟いた。
同時に。
口から溢れた血が喉に詰まろうとするのを横に向いて垂れ流し、辛うじて気道を確保する。
胸の上下。
それに合わせて出てくる咳と鮮血。
痛みが、まだ生きていることを自覚させた。
何故。
その言葉が過ぎる。
鳴り続けている首輪の警告が、己の死のリミットだと思った。
思ったから、無理矢理にでも殺しに掛かったと言うのに。
生きている。
生きている。
生きている。
生きている、と言うことはつまり。
「間違いなの。この言葉は――?」
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
禁止エリアに侵入していない。
以上は、退避する必要がない。
当然の理屈だ。
なら、この首輪が発しているのは、本来は侵入した場合に発せられる警告。
その警告の誤作動。
それだけだった。
何ともなしに首輪を撫でていた手が、血溜まりに落ちる。
気が抜けたのだ。
最早間に合わない。
そう思ってしまったが故の決死行。
一念が、幸か不幸か外れたことに。
気が抜けた。
「は、ぁ゛……ぶ、ぐゥづ」
それでも。
睡眠による逃避も許されない。
全身を蝕む痛み。
腹底から喉元を過ぎていく血の味。
喧しく鳴り続けている、首輪の音。
それらが、僅かな逃避を許さない。
だが
水倉りすかはそれを甘受する。
己の身に、限界が近いと察しても。
そう。
水倉りすかは止まれない。
留まるつもりもない。
気怠げに。
泥から身を起こすようにその上体を起こし、足元を見た。
自分とは違って俯せに倒れ、動かない肉。
腹が痛んだ。
空腹に。
「…………」
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
立ち上がらぬまま。
躰を捩るようにその背に乗りかかり、ゆっくりと口を開く。
触った感じは、硬い。
筋肉質で、キズタカのように、軟らかくはない。
だけれども。
食べれないほどでは、ない。
「いただきます」
の言葉もなしに。
水倉りすかは大口のまま。
ガブリ、と。
ズブリ、と。
グチリ、と。
食らい。
飲み。
喰らい。
呑む。
キズタカのモノのように効率的ではなくとも。
少しでも。
僅かでも。
木端でも。
ちょっとだけであったとしても。
回復させなければならない。
空腹と言う本能に駆られて。
失った血肉を求めて血肉を貪る。
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
もしも――が、あるとするならば。
それはこの時だったかも知れない。
目の前の肉に喰らい付かなければ。
真庭蝙蝠の肉体を残していたなら。
自分の血の匂い以外感じられれば。
己が口を付けようとした死肉から発せられる、病毒と腐敗の薫を感じられていたならば。
鑢七実の『却本作り』によりオマケ感覚で加わっていた『病魔』。
江迎怒江の『荒廃した過腐花』によって塗りたくられた『感染』。
その二つに侵された肉を。
己の腹に詰め込もうなどと、思わなかっただろうに。
「 ぅヴぃぃぐぐがァァああが、ギがァァあォィっが、ァ、ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
良くて即死。
悪くて悶絶。
その悪を引いたのは偶然とは言えないだろう。
幾度も訪れた死の痛み。
それを乗り越え続けてきてしまったが故の弊害が、恩恵か。
あるいは。
血が独りでに、無意識的に働いているのか。
動けた。
動けてしまえた。
動けてしまえば、動くしかない。
「キズ、タカ……キズタカァ……!」
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
痛々しさを乗り越えて。
禍々しさが身を乗り出す。
血涙と血泡を零しながらも。
新本格魔法少女は歩き始める。
向かう先は、ランドセルランド。
終局の『時間』は近い。
【二日目/早朝/E-6】
【
水倉りすか@新本格魔法少女りすか】
[状態]身体的損傷(内外両方・中)、魔力回復、経口摂取による鑢七実の『病魔』と江迎怒江の『感染』の両方を罹患
[装備]手錠@めだかボックス、無銘@戯言シリーズ
[道具]支給品一式
[思考]
基本:優勝する
[備考]
※九州ツアー中、蠅村召香撃破直後からの参戦です。
※治癒時間、移動時間の『省略』の魔法は1時間のインターバルが必要なようです。
現在の再利用までの時間は約50分です。
なお、移動時間魔法を使用する場合は、その場所の光景を思い浮かべなければいけません
※大人りすかの時に限り、制限がなくなりました
※それ以外の制限はこれ以降の書き手にお任せします
※大人りすかから戻ると肉体に過剰な負荷が生じる(?)
※『感染』しました。腐敗しながら移動しています。
※肉体が限界を迎えつつあります。
※首輪から延々と、
『禁止エリアへの侵入を確認。30秒以内にエリア外へ退避しない場合、この首輪は爆発します』
と鳴り続けています。
※E-5に不自然に繰り抜かれた地面と、その真ん中に真庭蝙蝠の首輪が残されています。
※E-6に食べ掛けの鑢七花の死体があります。
死亡時に所持していた支給品一式はそのままです。
最終更新:2021年12月01日 23:59