そんなパラレルワールドもいいよね! ◆Z9iNYeY9a2
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l : :∩ ト弋ツ , 弋ツノ : :./: /ハ | ! カ
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_レ´ ) `J::「:「::::::`ヽ `ヽ | 斗 思
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「終わったんだな、ほむら…」
崩壊していく世界を眺めながら、背景キャラである佐倉杏子は呟く。
え?殺されたはずだって?背景キャラなんだしいいじゃん。不満があるならロッソ・ファンタズマで納得しておいてね。
「あたしも出たかった…」
走馬灯というやつなのだろうか。
佐倉杏子というプレイヤーキャラを作ろうという意見はゲーム製作中には一つも出てこなかったという裏事情がはっきり聞こえてしまった。
やりきれない思いが募り、つい大声を上げてしまった。
「アークのバカヤローーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
「うむ、その気持ち、よく分かるぞ少女よ」
声が聞こえて振り向く。
そこには自分と同年代くらいの青髪の少女がいた。
あったことがあるような気はするが、おりマギ出典の杏子が知っていてはいけない気がしたのでスルーした。
「え、誰?」
「私は南斗白鷺拳のシュウ。今はわけあってこんな体だがれっきとした男だ」
そうキタエリボイズで喋るシュウ。
さやかの絵自体は没データの中にあった。そこにゲームに出たいと願うシュウの執念が合わさったことでこうやってさやかの体を持ったシュウが生まれたのだった。
おそらくはノア崩壊の影響もあるのだろう。
「私はれっきとした南斗六聖拳の一人。なのにアークは私を出場させてはくれなかった…。ハートさm…、うん、ハート様すらも出ているというのに…」
「あー…」
「私の出番自体はあるだと?誰が聖帝十字陵の上で死に掛けている姿を望んだというのだ…」
嘆くシュウに、声をかけることもできない。
背景キャラのまま出られず10年。そんな男(?)の嘆きがあまりに大きかった。
もしこの肉体が魔法少女契約していたらソウルジェムは即効で濁っていただろう。
「諦めないで!!」
突如聞こえた機械音の混じった声。
そこに目の前に現れたのは機械仕掛けの体のドットを持つキャラ。
このゲームにおける美樹さやかである。
「奇跡も、魔法も、あるんだよ!諦めなければきっと願いは叶うよ!あと体と声返して」
「そう願い続けて10年近く、このゲームですらも没データに放り込まれたのだ…。背景キャラにすらなれず…。
こんな私に今更どんな希望があるというのだ…」
「おっさん…」
マザーコンピューターが破壊されなければ出ることすらもできなかった。
そんな自分が今更希望を持つ事などできないとorzの態勢で嘆く。
「その態勢止めて!パンツ見えちゃうから!あと声と体返して!」
「大丈夫だよ」
しかし、神はいた。え?式にバラされた?知らんなぁ。
空を見ると、そこにはハイパーアルティメットまどかが彼等の姿を優しい視線で見つめていた。
「大丈夫、きっと大丈夫。信じようよ。
だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるものなんだから」
「私にも、こんな私にもまだ希望は残されているのか…?」
「ちょっと待って!私の体で何するの!あと声と体返して!」
「ほむらちゃんも頑張ったんだよ。頑張って頑張って、最後にはその頑張ったご褒美があったんだよ。
だから、諦めずに頑張ろうよ。きっといいことがあるよ」
「そうだ、シュウ」
はっと声が聞こえてきて振り向くシュウ。
そこにはケンシロウが、かつては最期の時しか見ることができなかったケンシロウの姿があった。
それだけではない。その後ろにはリンが、バットが、トキが、ラオウが、レイが、シンが、椅子に座りそっぽを向いたままのユリアが、台車に座るサウザーすらも穏やかな瞳でシュウを見つめていた。
「ケンシロウ…」
「シュウ、いつか俺と共にバスケの性能を競おう」
「…フ、フフフフ、どうかな。私がやるとサッカーになってしまうかもしれんぞ?」
「あたしにも、希望はあるのかな…」
「私達はまず格ゲーが出るかどうかが分かんないけどねぇ。それと体と声返して!」
「みんな、ありがとう。そして少女達よ、希望を捨てずに、強く生きるのだ…!」
「ウェヒヒ♪」
「なんか元気が出てきた。こっちこそありがとな」
「こんな身体で抱き締めてなんて言えない。キスしてなんて言えないよ…」
そして限界を迎えて消滅していく世界。
しかしそれを恐れるものは一人もいなかった。皆が、明日への希望に満ち満ちた表情を浮かべ。
旅立つまどかを見送りながら、彼らは消滅した。
◆
とあるパラレルワールド――――
「遅ーーーい!約束の時間からもう10分も過ぎてんじゃん!」
「しょうがねえだろ、電車賃無くて走ってきたんだから」
「全くもう…。じゃあ行こっか」
「今日はどこへいくんだっけ?」
「だから言ったじゃん。ゲーセンだって。あんたはよく行ってるから珍しくもないかもしれないけどさ。
なんでもア○クって会社が新作のゲーム出したって聞いて興味出ちゃって」
「どんなゲームなんだよ?」
「なんでもギルティギアと北斗の拳をコラボした全く新しい格ゲーなんだって。聞いた話だとロケテもすっ飛ばして導入したとか。
くぅ~~~~~~~、この露骨に香るクソゲ臭がたまらない!」
「だ、大丈夫なのかよそれ…」
「まあ問題ないでしょ。仮にも有名ゲーム会社なんだしさ。
お、あったあった。うわーすごい人気。あ、ちょっとこっち。ちょうど二つ空いてるよ!」
「へー、やっぱり北斗とギルティキャラは全員いるんだなぁ」
「もちろん!じゃあ私このロボカイでいくね」
「はえーよ!ちょっと待ってくれよ色々見てみたいんだからさぁ…。ん?何だこのキャラ…。
こ…こいつはまさか、南斗白鷺拳の――――」
【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ また会える日を信じて】
【シュウ@AC北斗の拳 夢も希望もあるんだよ】
最終更新:2013年01月28日 15:31