ときかけ☆メモリアル ◆Z9iNYeY9a2
上手くいくはずだった。
キュゥべえの目を逸らさせ、まどかと奴の遭遇を避け、魔法少女と関わりを持たせず。
美国織莉子というイレギュラーも排除し、ようやく対ワルプルギスへの光を掴んだ。
そのはずだったのに。
「…っ!」
なのに、あの空間で爆発したたくさんの首の中には彼女がいた。
守るべき存在が。守らなければならない存在が。
鹿目まどかが。
「まどかぁ…」
あまりの出来事に頭の理解がついていかない。
ただ、”この周”もまたダメだったという、それだけの事実のはずなのに。
それが起こるまで、この世界はある意味、今までで一番うまくいっているものだと思っていた。
希望に溢れていた。
それが、一気に失われた。絶望に突き落とされたのだから。
まだ盾の砂時計をひっくり返すことはできない。その時は来ていないのだから。
だから、まずはここを脱して次の世界に行くことを考えなければいけない。
「どうしたの?」
ふと、声が近くから聞こえた。
そこにいたのは、薄緑の髪をした全身タイツの少女。
年齢は、おそらく自分よりいくらか上といったところだろう。
好奇心に満ちた表情を向けているが、どこか掴みどころがない。
「殺し合いかー。初めてのパターンで正直戸惑ってるんだけどなぁ。
ねえ、あなたはどうするの?」
馴れ馴れしいと思った。
初対面なのにいきなりこんなに話しかけて、警戒心はないのだろうか。
「…もし私が殺し合いをする人間だったらどうするの?」
「え、それは困るなぁ。だって私、黒に会うまでは死ぬわけにはいかないんだから。
でも、君本当に乗れるの?」
その問いかけの意味が分からなかった。
先も言ったように初対面なのだ。どうしてそんなこと聞かれなければならないのか。
「どうしてそんなことを聞くの?」
「だって君、泣いていたから。
大事なものを失う悲しみを知ってる人間が、人を殺せるのかなぁって」
カチッ
ドスッ
「…え?」
どうしてそうしたのだろうか。
時間を止め、背後に回ることで視界から離れ思考する機会を奪い。
とっさに取り出した刀でその胸を貫いた。
ドサリと倒れる緑髪の少女。
「殺せるわ」
そう、殺せる。
今までだって、まどかが魔女と化した世界は見捨ててきた。
魔女と化した魔法少女にも止めをさしてきた。
これもそれらと同じようなものだ。きっと。
「私は死ぬわけにはいかないの。何があっても、助けないといけない友達がいる。
だから、彼女のためなら、この手を血で汚すことになっても、構わないわ」
方針は決まった。
他の参加者を皆殺しにして帰る。それがこの世界での生き方。
「それと一つ訂正させて。私はもう、人間じゃないの」
ふと、近くに他の参加者の気配を感じ取った。
ちょうどいい。探す手間が省けた。
たとえどんな相手だろうと、時間停止を駆使すれば、”人間である限り”殺せるはずなのだから。
暁美ほむら。これより修羅に入る――――
◆
ジョインジョイントキィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニーナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッ
カクゴォナギッナギッナギッフゥハァナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケンK.O. イノチハナゲステルモノ
バトートゥーデッサイダデステニー セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーンマドカァー
FATAL K.O. セメテイタミヲシラズニヤスラカニシヌガヨイ ウィーントキィ (パーフェクト)
◆
そうして暁美ほむらが突如現れた謎の男に敗北し、その命を散らせたその瞬間。
まだ緑髪の少女は生きていた。
だが、心臓を逸れていたとはいえ、肺に刀を刺されて長生きなどできない。
出会ったばかりの名も知らぬ少女が命を散らせていく瞬間をその目に焼き付けながら、その少女も、後を追うように息を引き取った―――
【暁美ほむら@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】
【アンバー@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐ 死亡】
◆
「え?」
気がつくと、二人の少女はスタート地点に立っていた。
白い男にボコられてちにゃった体は元通りである。
「ふーん、君も時間を自由にできる能力を持っているんだね」
「あなた…、何をしたの?」
「時間を戻した。私達の記憶をそのままにね。
今は、そうだね。あなたと私が出会う少し前ってところかな?」
混乱は大きくなってくる。
時間を戻した?何を言っている?
「もしかしてあなた、魔法少女…?」
「へぇ、君のところじゃそういうんだ。
私はアンバー。契約者っていうの。対価を払って能力を使う超能力者ってところかな。
さっきは変なこと言ってごめんね。ちょっとカマかけようと思ったんだけど失敗しちゃって」
「それで、君はどうするの?このまま行ってもさっきの白い男に殺されるだけだよ?」
「……」
「まさか今度は勝てるとか油断していなければとか、そんなこと思ってないよね?
実際戦ったなら分かるよね、あの男はそういうレベルじゃないってさ」
確かに、自分の能力があればどんな相手でも殺すことができるというのは短絡的な思考だったかもしれない。
友人の死で冷静さを失っていたのだろう。
「それじゃあ私は行くね。君のように汎用性に効く力じゃないんだ。
あと、さっき時間を巡ってみて思ったけど、ここ何かおかしいよ」
そう言って立ち去ろうとするアンバー。
自分はどうすればいいのか。生き残るためには皆を殺す必要がある。
しかしあんなに強い者がいるなら一人でそれをやるのは愚策だ。
いや、そもそもあの白い男はどうするか。接触するか、逃げるか。
て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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このへんにかみ
「わけがわからないわ」
とりあえず白い男から逃げよう。
【D-7/一日目 深夜】
【暁美ほむら@魔法少女おりこマギカ】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:九字兼定@空の境界
[道具]:支給品不明 (あと2つまで何かあってもいいと思う)
[思考・状況]乗るべきか乗らぬべきか考える。でも今は逃げる
※織莉子撃破直後、まどかの死を認識する前からの参戦です
【アンバー@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:なし
[道具]:支給品不明
[思考・状況]黒や他の契約者を探す。基本的には戦闘は避ける方向でいく
※16話、黒と再会する前からの参戦です
※何かに気付いたっぽいです
※あと二回能力を発動させると消えます
【たぶんD-7周辺/一日目 深夜】
【ジョインジョイントキィ@AC北斗の拳】
[状態]:体力ゲージ満タン 、ブーストゲージマックス、オーラゲージマックス
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]不明
◆
「おい、バトル始まんねえぞ」
「トキとか使ってるくせにどうなってんだよおい」
「あれ?さっきバトル始まってトキ以外みんな死んだ気がするんだけど」
「そうそう、そんな感じだったはず」
「はあ?そんなの知らねえぞ」
「どうなってんだ…?」
「ここにスタンド使いでもいるのかよ」
「スタンド使いいるなら波紋喰らわせて殺すわ」
「あ、すみません。そのキャラ、いわゆるボーナスキャラなんですけど。
一発で死ぬかわりにちょっと特殊な設定組み込んだらバグ生んじゃって。
プレイヤーの記憶にもちょっと左右するみたいなんですよね」
「おいwwwww、バグそのまま放り込むとか何考えてんだよwwwwww」
「しかも俺らの記憶いじるとか危なすぎwwwwww」
「いやあ、せっかく作ったんだし面白いかなぁって思って」
※アンバーはボーナスキャラですが、プレイヤーの記憶に干渉するというバグを持っています
ゲーム内で能力を使うたびにそのバグが発動するみたいです
最終更新:2013年01月21日 06:13