策謀の魔女 ◆Vj6e1anjAc
「――ド畜生ォォォォォ!! 何であたしだけ参戦できねぇんだよ! クソックソォォォォォ!!!」
背景から慟哭が聞こえる。
赤毛をポニーテールに結った、1人の少女の怨嗟が聞こえる。
それを静かに聞き流しながら、赤い服の女――レダは、1人思考にふけっていた。
(この閉鎖空間に囚われた、私とディオ、そしてキャシャーン……)
支給された端末を操作しながら、レダは現状を見定める。
捕えるべき標的と居合わせたこの状況は、果たして好機なのか否かと。
忌まわしき滅びの恐怖から、唯一解放されたロボット、キャシャーン。
自らが完全な存在となる、その可能性を掴むためには、どの道彼を捕える必要があった。
滅びによって失われた、美しい自分を取り戻すために。
滅びる以前から成しえなかった、子を産む力を得るために。
いずれ手に入れなければならなかった相手を、逃げ場のないこの場で見つけたことは、間違いなく僥倖と言えるだろう。
(問題は、ディオ)
しかし、素直には喜べなかった。
あまりにも時期が早すぎたのだ。
キャシャーンと戦って倒すべきは、もう1人の兄弟・ディオの役目だ。
しかし彼は、先の戦闘で受けた傷が、未だ癒えていないという状態にある。
互角のスペックを有した者同士が、今この場で戦うとなれば、有利なのはキャシャーンの方だ。
自己再生の力により、十全の状態を取り戻しているであろうキャシャーン相手には、手傷の不利は確実に響く。
「ド畜生ォォォォォ!! 何であたしだけ参戦できねぇんだよ! クソックソォォォォォ!!!」
(……何にせよ、上手くやる必要がありそうね)
ディオを喪うわけにはいかない。
だからとて、キャシャーンは無視できない。
その上、こんなわけの分からない状況で、第三者に殺されるわけにもいかない。
全ての条件を満たすためには、自らの立ち回りが要求される。
これまで表立った行動を避け、安全圏に座してきたレダが、遂に動かねばならない時が来たのだ。
問題はない。やってみせる。
利用できる者は全て利用し、殺すべく者は全て殺す。
その上で全ての条件を満たし、望むもの全てをこの手中へ収めてみせよう。
最後に勝者として笑うために、レダは行動を開始した。
// / i.、 ヽ\ ハ、, ヽ! ヽ マ:::::/ハヾヽ
/ i / ! !,ト, , ヽ x匕x=ミ、 ム ム ..\_人_人∧从_人_∧_人_从_//
.! , .! ト,!ヽ ヽ、-イ/,r_,-ミ マ iヽ i ! .) >
| ! ! !, 斗七、ヽ V .{ 、_ハ ヽ i^ 、! ..< ド畜生ォォォォォ!! >
!i ! 、 ! ,x=ニミ 乂 __ノ ,/、ハ .< (
! ., .〈! r' ヽ //// }ノノ ../^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
. V 、 ヾ. 乂-' _} ' ,、 ι ,イi \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
/ヽ.マ ト、 ヾ とィ , ‐' ~ ヽ /ハ`-ム ) >
ヾヽ 、, //ヽ// i ' ,.イ!ハ! ∧ .< 何であたしだけ >
, ヾ/ ム ゝ / !! !乂 .ム .< 参戦できねぇんだよ! >
/, イ / ゝ- --イ /! !ハヽ ヽ .< (
、 ,/ / /-ミ \ `=ミニ r/ ノ 人ヽ ヽ ./^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
.>イ , イノ / \>-ミ !!/ ヽ / |\ /\ / | // /
__ -< -イ / { .\ ` Y iヽ`ヽ .ム .! _| \/\/ \/\/ |∧/ ///
/ __ .イ .人 丶 弋ヾ_ }レ! .〉 , .\ /
/ , --,イ /_! .\ / .,\ ゝ_X" ! .ハ ∠ クソックソォォォォォ!!! >
./ イ, イ/ ,イ .! !ヽ -- " / ヽ o ∥. , /_ _ \
! ! / / ! i ` < ヽ 。 !i ト┐ .  ̄ / /∨| /W\ /\|\ .|  ̄
! ヽ,.イ / ,ム ヽ ` 、 ヽ ! 。ハ .! i .// |/ \/ \|
「 や か ま し い ッ ! 」
「ウゥワウゥワゥゥヮ」
怒号と共に、右足が唸る。
悲鳴と共に、少女が舞う。
さながら壊れたラジオのように、悲嘆を繰り返していた赤毛の娘は、怒りの回し蹴りを喰らっていずこかへと消えた。
【C-3/一日目 深夜】
【レダ】
[状態]:体力ゲージ満タン、苛立ち
[装備]:不明
[道具]:不明
[基本方針]:この殺し合いを勝ち残る
1:キャシャーンを捕える
2:ディオを守る
3:利用できそうな者は利用する
※第6話終了後から、第10話開始前までの間からの参戦です
※佐倉杏子(背景キャラ)がどの方角に吹っ飛ばされたのかは、後続の書き手さんにお任せします
◆
「このゲーム背景キャラにも攻撃できんの?」
「どうなんだろ。これイベントムービーの可能性もあるし」
「おい誰か試してみろよ」
「んな余裕ねーよ北斗のシステムで!」
「つーかこれ蹴られたの杏子じゃね? まどマギの」
「何でさやかが使えて杏子が使えねぇんだよ。今回さやかは魔法少女じゃねえのに」
「おりマギだと結構なメインキャラなんだぜ?」
「ゆまっちやQBですら出てるのに」
「というか悪趣味だわ、この台詞組み込んだ奴」
「これはK.Aさんにはプレイさせられんわ」
最終更新:2013年01月21日 06:25