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  • sinseienari
  • 本編ログ(一部7)

sinseienari

本編ログ(一部7)

最終更新:2009年03月25日 15:52

sinseienari

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だれでも歓迎! 編集
次元の混乱
講談社
講談社
山根と青山と新キャラ
狡知 その①
テヨギ死亡
浦沢と青山

  • 次元の混乱

「う、うう……」
ここで、時間は少し前にさかのぼる。
安彦が意識を取り戻す直前のことだ。
「俺はいったい……?
……そうだ、安彦さんみたいな仮面をかぶった奴に撃たれて……」
全てが死滅したはずの艦隊の中に、動くものが一ついた。
幸運にも弾丸が逸れたのか、それとも他の要因か、意識は失ったものの命に別状はなかったようだ。
「な、何だこの音は!?ちくしょう、いったい何がどうなって………自爆装置!!!?」
意識を取り戻した彼の耳に、サイレンとカウントダウンがけたたましく警告を繰り返す。
『120,119,118,117……』
「やばい!!何がどうなってるのかはわからないが、とにかくやばい!!!
だ……脱出しなければ!!!!」

胸部に格納された艦載機が飛び立つのと、女性を象った宇宙船、そして全ての艦隊が爆発するのはほぼ同時だった。
「な、なんとか助かったか。ぎりぎりだったな。
でも、これじゃあ他の人たちは………。」
爆風でだいぶ飛ばされてしまったが、ここからでもまだ戦場が見える。
彼らの艦隊はもはや無く、『神』の軍が侵攻と蹂躙を開始しようとしているのが見える。
砕け散ったスーパーロボットの破片が、彼の載る艦載機を掠めていった。
あの爆発では誰も助かるまい。
助かったとしても、『神』の軍勢と戦えるだけの力はもはやないだろう。


彼は、泣いた。哭いた。慟哭した。泣き叫んだ。
所詮人間が神と戦うなどできないのか。我々は奴らの手の上で踊り続けることしかできないのか。
例え神を倒すことが可能だとして、戦力の全てを失った俺たちにできるものか。
……よそう。とにかく、俺は生き残ってしまったんだ。
生き残り、そして知ってしまった以上、見て見ぬふりをすることなど出来はしない。
今の俺に何が出来るかはわからないが、とにかく少しでも前に進まなくては。

そこまで考え、地球への航路を取ろうとしたとき、ようやく彼は計器類の示す不吉な情報に気付いた。
凄まじい力に、脱出不可能な速度で引き寄せられている。
「ま、まさか!?どうしてこんなところに!!!!」
光すら逃げられない真の暗黒が、ちっぽけな宇宙船、そしてもっと小さな人間を飲み込もうとしている。
「だめだ、引き寄せられる!!逃げられない!!!!」
その闇の名は、ブラックホール。全てを飲み込む深淵。
特異点を抜けた先には何があるのか、誰にもわからない最悪のワープ装置。
「こんなものに飛ばされたら、地球まで戻れなくなる!!!
いや、リプミラ号クラスの宇宙船や戦艦ならともかく、こんな貧弱な装備の艦載機ではブラックホールを抜けられるかどうかも怪しいぞ!!!」
だが、今の彼にここから逃れる術はない。
全ての抵抗は徒労に終わり、彼はブラックホールに飲み込まれていった。


特異点(空間のつなぎ目)を越えた先、どこかの宇宙。
そこに彼はいた。命を保ったままで。
「た、助かったのか……。こいつ、思ったより丈夫なんだな。」
ブラックホールの超重力にも、空間跳躍のショックにも、小さな船は奇跡的に耐えた。
「でもよ……いくら何でもこれは、ふざけすぎじゃないか?」
生死の境界線を渡り、奇跡の生還を果たした先にあったのは、
「なんで、また別のブラックホールがあるんだ?悪意以外のものが感じられないんだが……。」
ブラックホールの出口と別のブラックホールの入り口が繋がっている。
普通では考えられないことだ。彼の言うとおり、何者かの意志すら感じられる。
そして彼は再び、決死の単独行に(彼自身の意志とは無関係に)旅立っていった。

ブラックホールの中、超重力と戦いながら彼は考えていた。
「ブラックホールに引きずり込まれ、抜けた先にはまた別のブラックホール。
こんな状況、前に何かで見たことがあったんだけど……」
答えの出ないまま、特異点を越えてどこかに転移する。

その先にもまた、新たなブラックホールが口を開けていた。
「そうだ、思い出した……。
俺だ!!俺の漫画だったんだ!!!
だが、ありえない!!こんな馬鹿げたことが、あるわけがない!!!!
ブラックホールハイウェイが、なぜこんなところにあるんだ!!!!!」
――ブラックホール・ハイウェイ!!
複数(5つが一般的)のブラックホールの入り口と出口を繋ぎ、
さながら波乗りで言うチューブランディングのように空間を跳躍、遠く離れた地点に移動する技術。
ただし中性子星やブラックホールを操る技術が必要であり、また当然ながら非常に危険である。
そしてそんなものが自然に起こる確率など、天地開闢から一度でも起きていれば奇跡と呼べるだろうほどだ。
誰かの造ったハイウェイが残っていたのだろうか?それを確かめる術はない。
重要なのはここにどこかへ繋がるブラックホールハイウェイがあるということであり、また彼の宇宙船がその負荷に悲鳴を上げているということなのだ。
「ちくしょう!!どこだろうと好きにしやがれ!!!……でも、この船が持つかなー?」


ブラックホールハイウェイの終着点、青き円卓を眼下に望む星間の空僻地。
そこに彼はいた。なんたる幸運か、船も彼も命を保ったままで。
「ううっ……!!何とか助かったみたいだが、ブラックホールハイウェイで船体が加速しすぎているっ!!!
あの惑星にぶつかるぞ!!!!」
このままでは衝突は避けられそうにない。
「エンジン逆噴射!!!焼き切れるまで出力を上げろ!!!
コンピュータ、再突入回廊を計算!!」
必死の抵抗が功を奏したのか、次第に宇宙船は軌道を変え、眼下の青い星に到着する軌道を取り始めた。
「何とかなりそうだな。でも、なんで妙にこの辺りの空に見覚えがあるんだ?
それにこの再突入回廊の軌道……まさか、ここは……」
彼の降りようとしていたのは、第三惑星だった。
第一惑星は小さく、第二惑星には厚い雲がたれ込めている。
第四惑星は第三惑星とほぼ同じ大きさだが、空気も水もなかった。そして第五惑星との間には、小惑星が帯のように散在している。
「まさか!!まさか!!!ここは……!!!!
地球なのか!!!?」

地球だった。どうしようもないほどに、地球だった。
青と白を基調としたマーブル模様、異常なまでに大きい衛星。
もう大陸が見える。南北アメリカ、アフリカ、そしてユーラシアと、順番に彼を出迎えた。
どんどん地球が大きくなってくる。もうすぐ大気圏だ。
着陸予想地点は、ユーラシア大陸の東の外れ。海に落ちそうだが、どうやら少しばかり大きめの島があるらしい。
日本。彼の故郷だ。
知らず、涙が溢れてきた。もう見ることもないと思っていた。死を覚悟して戦いに行ったはずなのに、こうして戻ってきた。
罪悪感もあるが、帰郷の喜びは何にも勝る。
「地球か……。何もかも、みな懐かしい…………。
って、これは辞世の句じゃないか!よく考えたら縁起悪いぞ!!」
それが悪かったのかはわからないが、突然大きな振動があった。
「な、なんだ!!?」
外から見ているものがいたなら、宇宙船が煙を吐きながら分解していくのが見えただろう。
本船の爆発、そして五つものブラックホールによる負荷は、艦載機の耐久性能をとうに超えていた。
そして彼も、さすがに見えてはいないものの何が起こっているか感づいたらしい。
「ま……またかよおおォォォ!!!!
冗談じゃない!!!!ここまで来て…………死んでたまるか!!!!!!」

宇宙服とパラシュートを背負い飛び降りた彼の頭上で、彼とここまでの道程を共にした船がついに最期の時を迎えた。
閃光が背後で炸裂し、バラバラになった船の破片が彼を追い越していく。
その光景に艦隊、そして盟友の死を思いだし、再び涙ぐんだ。
その間にも重力は彼を地上へと導き、ついに――大地を彼の足が、手が、体がとらえた。
重力1G、気温一五度、一気圧、etc...紛れもなく、地球の大地だ。

どうやら彼の降り立ったところは、人里離れた山中らしい。野次馬に付きまとわれずに済みそうでよかった。
生還の喜びに緊張が緩み、凄まじい痛みと疲労が一気に溢れ出す。
どこか休めるところはないか。霞む目で辺りを見回すと、どうやら小さな小屋らしいものが見えた。
もうほとんど動こうとしない足を引きずって小屋に入る。中は無人だった。
冬場の暖をとるためか毛布の敷かれたベンチに体を横たえると、すぐに彼の意識は深い眠りの中へと落ちていった。
薄れゆく意識の中で、彼は『ぽん』と何かのはじける音を聞いて、部屋の空気が変わったのを感じたような気がした――――



そして、眼が覚めた。
疲労も空腹もひどいが、どうやら死なずに済んだらしい。
……しかし、ここは本当にあの小屋なのだろうか。
確かにさっきは意識もほとんどなく、冷静に観察できていたわけでは微塵もない。
それでもそう疑問を抱くほど、小屋の中は様変わりしていた。

あちこちに奇妙なものが散乱している。
卵に手足が生えたようなロボット、戯画化されたトカゲ、ゲーム機――セガサターンとPC-FXだ――、UFOに乗った象の模型、その他いろいろ。
まるで万国博覧会だ。しかも明らかにこの時代やこの世界のものではなさそうなおかしな物体まである。
その上、何かを料理しているような匂いまで漂ってきた。料理!?
「だ、誰か……誰か、いるのか………?」
やっとのことでそこまで言うと、ガシャンと何かの落ちる音がして、軽い足音がこちらへ向かってきた。
「やあやあ長谷川君、気が付いた?よかった~。」
足音と声の主は、極度にデフォルメされた擬人化恐竜が眼鏡と服を身に着けたような男。
「き、君は……竹本泉!?
何で君がここに……うっ!!」
「あ~、何があったかは知らないけど、疲れてるみたいだしひどい怪我してるから、しばらく横になってるほうがいいよ。
今ご飯持ってくるから、ちょっと待ってね。」

そう言うと竹本は奥の部屋へ行ってしまった。
彼――長谷川裕一は、ようやく動き出した頭でこれまでのことを回想する。
「(安彦さんの偽者?に撃たれて、リプミラ号が自爆して、何とか脱出したらブラックホールハイウェイに引きずり込まれて、
ハイウェイを抜けたら地球、そして日本に着陸して、たまたまあった小屋に入って眼が覚めたら竹本がいた?
偶然にしては出来すぎてる。というかはっきり言ってありえないぞこんなこと!!!)」
ちなみに長谷川と竹本は以前、コミックノーラという雑誌で同時期に連載していたことがある。
長谷川が『忍闘炎伝』、竹本が『乙女アトラス』。
ノーラの中ではそれほど目立つ存在ではなかったのだが、長谷川は彼に自分と同じ心――SFを愛する心を見て取っていた。
ノーラが休刊の憂き目に会ってからは会うこともなかったのだが、まさかこんなところで再開するとは。

「はい、どうぞ。」
竹本が食事を運んできた。
お世辞にも美味いとは言えないが、今の長谷川には食べられるというだけで十分だ。
かき込み、咀嚼し、嚥下する。しばらくその作業を繰り返すと、長谷川の飢えは完全に満たされている。
疲労はいまだ濃いが、長谷川ほどの漫画にとっては大した問題ではない。締め切り前の修羅場に比べればまだぬるいほうだ。

「で、どうして君がこんなところにいるんだ?それに、この博覧会はいったい何なんだ?
俺がここに入ってきたときには、こんなものはなかったと思うんだけどな。」
「え~っと……どう説明すればいいのかな。簡単に言うと、君を異世界から召喚したってことになるのかな~?」
「は?」
まるで意味がわからない。ここは確かに地球・日本で、目の前にいるのは知人の竹本泉ではないか。
「うーん、異世界ってのがちょっと違うんだよな……。うまく説明する……ん?
ああなんだ、よく考えたら長谷川君じゃないか。なら変に簡単な言葉にしなくてもわかるよね。
つまりここはパラレルワールドさ。君にとって。で、僕はパラレルワールド――僕にとってだよ――の君をこっちに呼んだの。」
「パラレルワールドぉ!!?」

竹本が今は亡きコミックガンマで連載していた『さよりなパラレル』の主人公、岡島さよりの能力。
平行世界を跳躍し、また並行世界の一部を入れ替えるというよく考えなくても反則的な能力なのだが、制御が難しく何が起こるかわからないのと
本人にこの力を使って何かしようかという意思が全くないために事なきを得ている。
今回長谷川を召喚?したのは世界入れ替えの能力。長谷川がこの小屋にたどり着いた世界(今まで長谷川がいた世界)とこの世界とを一部交換したのである。
ただ、先ほど書いたとおり制御不能でほとんどランダムに入れ替えるため、望む世界を引き当てるまでには相当な苦労があったと思われる。

「で、このわけのわからない物体の山は俺が出てくるまでの失敗の歴史、ってわけか。
なんつーか……恐ろしい奴だな。」
「ははは、そうかな~?」
山と積まれたセイヨウタンポポを一つつまみながら長谷川がため息をつくが、竹本はあまり真剣に考えていないようだ。
昔からのほほんとした能天気な性格だったが、今も変わっていないのか。再び長谷川がため息をつく。
「でもさ、俺に何か用があるってんなら、何でこの世界の俺を呼ばないでそんな面倒なことをしたんだ?」

「………………………………(今気付いた)」
「………………………………(おいおい)」
「あ、いや、ほら、あれだよ。これを書き始めたときはまだ角川編プロローグが終わってなかったからさ、あれがパラレルワールドだって知らなくて、
だからどうやって長谷川君を救助しようかと思って書いてたらこんなことに………」
相当混乱しているらしい。なにやらメタ発言まで飛び出した。
そんな姿を見て、長谷川が今日何度目かのため息をつく。

「で、こんな面倒なことまでして俺を呼んだんだ、何か用があるんだろ?」
「あっ、そうだった、すっかり忘れてたよ。実はね……。」
竹本の話は、CLAMPが武内を襲撃し、阻止しようとした少女漫画家たちを倒した、というものであった。
少女漫画家(自称)である竹本は、そちら側の事情にも明るい。『なかよし』時代のつてから聞いたそうだ。
「なんてこった……!!!奴らと戦うため、漫画家全てが団結しなければならないこんな時に!!!」
「『奴ら』?誰それ?」

今度は長谷川が語る番だった。『神』の軍勢のこと、絶望的な戦いのこと、決定的な敗北のこと。
「なるほど~。それは大変だったね~。
でもさ、この世界にもその人たちがいるとは限らないんじゃないかな?」
「そうだけどな、いないとも限らないよ。それに奴らも世界移動の技術を持ってるみたいだ。」
「そっか……。」
「まあ、その話は後だ。今どうにかできるもんでもなさそうだしな。で、君は俺にそいつらの復讐をしてほしい、ってわけか?
任せとけ。とは言えないけど、そんな危険な連中を野放しにしておくわけにもいかないな。」
「復讐とか、そんな物騒なことでもないんだけどね。ただ、その人たちが暴れまわったせいで結構上の人らが怒っててさ。
あの人たちが本気で怒ったら大変なことになるからさ、何とかその前に止めないとって。
でも僕は戦えないし、せめて知ってる漫画家にこのことを伝えないといけないと思ったんだ。」
「上の人ら?」

長谷川の声に驚愕の響きが混じる。
少女漫画家は一般的に戦闘が不得意とはいえ、キャリアの長い漫画家が多い。
ある程度以上の実力者なら、その辺のバトル漫画家より遥かに強い。
「上というと……魔夜や和田あたりか?」

長谷川が聞くが、竹本は首を横に振る。それなりに作家歴の長い竹本が言う以上、魔夜、和田クラスより下とは考えにくい。
それよりも上となると、それこそ少女漫画の黎明期。………黎明期?
「!!   ……まさか、24…………」
「……うん。」

沈黙があたりを支配する。

「ま、まあ、あの人たちもそんなに怒りっぽいわけじゃないし、たぶん大丈夫だとは思うよ。
人づてに聞いた話だけど、少年漫画界の問題は少年漫画家達で解決してほしいとか言ってたらしいし。」
何とか重苦しい空気を打破しようと、竹本が口を開く。
長谷川もそれに応え、何とか立ち直ったようだ。
「そうだな。『神』と戦うための準備、CLAMPの野望を阻む、少女漫画家たちの進攻を思いとどまらせる、
どれも一つの線で繋がりそうだ。というか二つ目と三つ目はもう繋がってるしな。」
長谷川は立ち上がり、小屋を出て行こうとする。それを竹本が制止した。
「あっ、待って。まだ怪我も治ってないし、危ないよ!!」
だが、長谷川は止まろうとしない。
「なに、このぐらい平気さ。ゆっくり休んで、動けるようになった頃には手遅れでしたなんてのは嫌だし。」
「そ、そうかな……。まあ、長谷川君ならだいじょうぶか。
……気をつけてね。」
「ああ。ところで、君はこれからどうするんだ?」
「僕?僕はまあ、締め切りが近いしネームをあげないと。」
「そうか。じゃあな!!!ありがとう!!!!」
そう言い終わるか終わらないかのうちに、長谷川裕一は駆け出していた。

登場人数 2
退場人数 1
現在の人数 53/60

現場検証 本編ログ(一部) 講談社
初登場 長谷川裕一 “夢”と“希望”がたくさん詰まった某店長の店へようこそ
初登場 竹本泉 退場



  • 講談社

「…とは言え、いきなり毒電波を全世界に撒き散らして潜在的な催眠状態を作り出す、
 なんて言われて真に受けると思う?」
玲奈は、出来るだけあきれ果てたような表情を作って眼前の面々に言葉を返す。

「世界は世界征服を企む秘密結社の手で未知の電波による洗脳が進行していたんだよ!
 …って、今は1980年代じゃないのよ。MMRの出る幕じゃないわ。」
「………」
「第一さっきも言ったけど、洗脳で世界を支配するって今更中学生でも考えやしないわ。」
「あの……」
「あー!スクープと思って侵入したのにとんだガセネタだったわ。経費と時間の無駄よ。
 …少し言わせて貰いますけど久米田先生?そんな玩具弄って遊んでいる暇があったら、
 もう少し売れ筋の漫画を描く努力でもしたらどうかしら?」

「虚勢を張るのはお止めなさい。」

玲奈の心無い言葉に絶望する久米田、それを慰める畑、その光景を密かにふふんと笑う光永と
玲奈の間に空間の揺らぎが生じた。この慇懃ながら威圧感を与える態度はあの男しかいない。

「お久しぶりです、怜奈さん。お元気そうで何よりで。」
「赤松先生…!」
講談社幹部が一人、赤松の登場に三人の雰囲気も一転して張り詰める。

「相変わらずの技術ですね。この計画に関しては畑君や光永君の説明だけでは、下手すれば
 スポーツ紙の三面記事にもならない程度の情報しか得られないとなると、一転して取材対象を
 久米田先生に絞り、若干ネガティブな先生の性格を踏まえ、あえて心にも無い挑発を繰り返し、
 先生の暴走を誘った…といった所ですか。」

赤松に行動の裏を殆ど全て(久米田への挑発か心にも無いかどうかは微妙)見透かされていた屈辱に
無言で立ち尽くす、玲奈を尻目に赤松は言葉を続けた。

「先程の発言はいけませんね、怜奈さん。久米田先生は売れ筋じゃないから面白いんですよ。」

                                               つづく
登場人数 0
退場人数 0
現在の人数 53/60

次元の混乱 本編ログ(一部) 講談社
無題 畑健次郎 講談社
無題 光永康則 講談社
無題 怜奈 講談社
無題 久米田康治 講談社
無題 赤松健 講談社


  • 講談社

「絶望した!勝ち組の上から目線に絶望した!」
赤松のあんまりな言葉に絶望する久米田、それを懸命に慰める畑、
それを相変わらずふふん、な光永を尻目に赤松は話を続ける。

「…それに『洪水』に関しても全くのガセネタと言う訳ではないのですよ。
 元々我々は蛭田先生の指揮下で洗脳の研究を進めておりましたから
 洗脳技術で他社の少なくとも半歩先を行っているのは確実です。」
「………」
「その半歩分、僅か半歩分でも他社より先んじている事で得られる利は
 大きい物なのですよ。…畑君、モニターお願いします。」

赤松の指示に応じて畑がモニターを切り替えると、そこにはビル街の上空で
人知れず戦う超人達の姿が何とか捉えられていた。
それを一目見た途端に玲奈の顔が青ざめた。映像はボケているが
この攻撃パターン、攻撃手段、その他の要素も合わせて考えると
あの人達しかありえない。だが、しかし…

「そう、現在サンデー現幹部の高橋留美子先生とあの、あぁそうそう時給250円が
 同幹部の藤田和日郎先生に襲撃を受けている、という事です。」
「貴方、まさか!」
「Exactry(その通りでございます)。藤田和日郎は我々が処置しました。」
「でも、あの人は…」
「半歩先の技術の賜物ですね。あの強靭な精神力をねじ伏せるのは骨でしたよ。」

玲奈は今、驚きのあまり口もきけない。かの少年漫画家屈指の精神力を持つ
武人があっさり洗脳され、漫画の次に大切だと語っていた仲間と殺し合うなんて。
講談社は今、どれ程の洗脳技術を有しているのか。

「冨樫先生や板垣先生のような狂人以外でしたら恐らく誰でも洗脳可能です。」

                                               つづく

登場人数 0
退場人数 0
現在の人数 53/60

講談社 本編ログ(一部) 山根と青山と新キャラ
講談社 畑健次郎 争乱への突入
講談社 光永康則 争乱への突入
講談社 怜奈 明日の山賢 その3
講談社 久米田康治 争乱への突入
講談社 赤松健 明日の山賢 その3


  • 山根と青山と新キャラ

山根:うーん、何か他の出版社様は良くも悪くも色々動きがあるようだね、先生。
青山:ああ。
山根:ウチの方はどうだい?この絶体絶命な状況を打破する策を思いついたとか
    誰か凄い人が戻ってくるみたいな、良い知らせは無いかな?
青山:ワイを誰やと思っとる?ワイはギャンブラー青山、転んでもタダでは起きない男や。
山根:そうだな。で、良い知らせは無いかな?
青山:ああ、こいつは取って置きの良い知らせやけどな、やっとこっちにも援軍が来るんや。
    驚くんやないで。何とプロの漫画家100人やエフッエフッ。
山根:凄いな。あのケチで単行本も中々刷らない編集長がそんな事してくれるとはね。
青山:フェフェフェ!ワイらの働きが認められたって事さな。エフエフエフッ。
    …っとそろそろ騎兵隊の到着や。

    ピンポーン

青山:おぉ、待ってたでぇ。ささ、入りや、入りや。
余湖:それじゃ、
余湖:遠慮なく
余湖:失礼するじゃん。
余湖:二人共お久し振りじゃん。
余湖:お久し振りじゃん。
余湖:お久し振りじゃん。
余湖:お久し振りじゃん。
 :
 :
 :
余湖:お久し振りじゃん。
青山:…もしかして援軍ってのは…
余湖:そう、俺達100人じゃん。クローンプラントも結構修復が進んで、少しづつまた俺達の
    クローンが作れるようになったじゃん。
山根:('A`)
青山:('A`)

余湖:せっかくの戦争だってのにそんな沈んだ顔してちゃ駄目じゃん。
青山:いや、オドレら前の戦争じゃ殆ど何の役にも立ってなかったやろ。
余湖:今の俺達は自爆しか能の無かったあの頃の俺達とは違うじゃん。
    今の俺達はウルフガイじゃん。
余湖:ウルフガイじゃん。
余湖:ウルフガイじゃん。
余湖:ウルフガイじゃん。
 :
 :
 :
余湖:ウルフガイじゃん。
青山:だああ~!やかましい!いい加減にせェよオドレら!
山根:(落ち着けよ、先生。今は何より人手が欲しいんだろう?)
    えー、余湖先生。早速で申し訳ないが現在の状況を説明します。
    板垣が(中略)…という訳です。
余湖:それならこのアイデアはどうじゃん。

    ①幹部が仲間割れしてクソ忙しい小学館に代わって板垣はウチで始末すると報告。
    ②余湖を板垣vsヨクサルの元に60人、三浦、旧ジャンプ作家にも何人か送る。残りは待機。
    ③三浦と旧ジャンプ作家には事情を説明してお引取り願う。
    ④板垣vsヨクサルは板垣を全員が死なない程度に相手をして退散、
     後日小学館には追撃したが力及ばず返り討ちにされてしまったと報告。

余湖:俺達はウルフガイだから肉弾戦と治癒力には自信あるじゃん。ちょっと板垣の
    相手をする位ならローテーション回していけば死なないで済むじゃん。
山根:………
青山:………

登場人数 1
退場人数 0
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講談社 本編ログ(一部) 狡知 その① 本編ログ(一部)
無題 青山広美 浦沢と青山
無題 山根和俊 浦沢と青山
初登場 余湖裕輝 浦沢と青山


  • 狡知 その①

荒木の『波紋』。
二十年近く漫画では使用されていない能力のためだいぶ威力は弱くなっているが、それでも並の漫画家ならこれだけで倒せそうだ。
それを受けた大川といがらしは、反射的に後ろに飛び退き体制を整え
「うっ!!?」
背筋に悪寒が走った。このまま下がったら死ぬ。本能がそう忠告している。
いがらしが注意深く手を動かしてみると、何か鋭いものが触れるのを感じた。
いや、触れたときは何かの先端かと思ったが、どうも非常に小さいものらしい。
荒木の動きに注意しながら自分が触れている物の正体を確かめようと視線をずらしてみたが、それらしい物は何も見えない。
ただ、先ほどから一層激しさを増した雨があるだけだ。  ……雨!!
「そうだわ、大川さん!!あの仮面、そしてこの天気!!!
見えないはずだわ……『雨』!!『雨粒』!!!を武器とするスタンド!!!
荒木先生が使っているのは……『キャッチ・ザ・レインボー』よ!!!!」

本体名――ブラックモア
スタンド名――『キャッチ・ザ・レインボー』
雨の上を歩くことが出来る、
その雨は完璧に空中に固定され、
重力に対し動く事はない。
(集英社刊『スティール・ボール・ラン九巻』より)
UJ編集部から東京タワーまで来る時に使ったのがこの能力。
さらにもう一つ、固定された雨粒は鋭利な刃にも、頑丈な防壁にもなる。目視は可能だが、逃れるのは相当に難しい。
雨でなければ物の役には立たないが、雨であれば相当な強さを発揮する、強さが環境に依存するスタンド。
そして今の天候――豪雨――は、このスタンドの力を最大限に発揮できる理想的な環境である。

「なるほど、そういえばそんなスタンドもあったわね。かなり最近のやつでしょ?
でも、わかったはいいけどこれじゃあ……」

すでに大川といがらしは、荒木の作り出した雨の牢に閉じ込められていた。
一歩でも動けば、いや身じろぎ一つしただけでも雨の刃が全身を切り刻むだろう。
「これじゃあ……荒木さんが私たちを甘く見てるんじゃないかって思いたくなるわ!!!!」
火。
火。
炎。
大川が叫びと共に全身から炎を放った。

キャッチ・ザ・レインボーの弱点。それはつまり、雨粒はどこまで行っても雨粒に過ぎないということだ。
物理的な攻撃には凄まじい強さを発揮するが、小さな雨粒は少しの熱で容易く蒸発する。
原作では鉄球の回転による摩擦熱ぐらいしか手がなかったが、漫画において炎を操る能力というのはお約束の域に入るほどよく見かける。
CLAMPも当然、その例に漏れず修得している。今回のは恐らくXあたりのネタだろう。
それはともかく、その効果は豪雨の中であってもてきめんだった。
炎と熱風が一面を覆い、雨の檻を跡形もなく蒸発させた。
下で戦っている皆川と猫井もその光と熱を感じたかもしれない。それほどの火力だった。
荒木は相変わらず、微笑むような無表情で立っている。――著者近影のあの顔だ。
必勝の構えが破れた事による衝撃でその顔のまま凍り付いたのか、これも予定の内であり表情を変えるにも値しないのか。

「そんなことはどうだっていいわ……重要なことは!!荒木先生!!あなたにこの攻撃を防ぐ手だてがあるのかということだけよっ!!!!」
今度はいがらしが叫ぶ。その手に持つカードに魔力が満ちる。
横の大川も、どこから取り出したのか細身の剣を手に呪文のような物を唱えている。
当然、二人が放つのは――

 ファイアリー
「  火  」!!
「炎の矢!!!」
全てを灰燼に帰す紅蓮の炎が、荒木に向けて迸る。
闇を切り裂き、雨を吹き飛ばし、そして荒木を包み込む。
激しい光と大量の蒸気で何も見えないが、大川といがらしは自分達の勝利を確信していた。

雨が霧を洗い流し、そこにあったものを見せるまでは。
「なっ……なに……?
なんなの、あれは!!!?」
人間が入れるほどの大きさをした水のドーム。一見した印象はそれだった。
「まさか、荒木先生の力がこれほどだなんて………。」
ドームの中から荒木の声が響く。
「確かに…君達の力は大したものだ。
だがッ!!!漫画家がどれほど強かろうと、自然に逆らえるほどの力は無いッ!!!
僕の『キャッチ・ザ・レインボー』が雨天において最強なのはそこなのだ!!!!
何者も相手に出来ない自然の力を味方につけるッ!!これがどういうことか、わかるか!!わかるか!!!?わァかァるウゥかアアァァァァーーーーーーッ!!!!!」

荒木が危険なテンションに入り込んでしまったようだが、その言葉は真実だ。
いかに今のCLAMPが強大な力を持とうとも、降り続く雨を全て蒸発させるなど出来ようはずがない。
だが、それでも大川といがらしは少しも動じた様子を見せない。何か策があるというのか?

                    To Be Continued...

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山根と青山と新キャラ 本編ログ(一部) テヨギ死亡
Fry higher (than the stars) 大川緋芭 -
Fry higher (than the stars) いがらし寒月 -
Fry higher (than the stars) 荒木飛呂彦 -


  • テヨギ死亡

「聖衣よ!元の主の元へ帰りな!!」


「………………ッ!!」
また同じ夢だ。奴の肉体と共に虚空に消えた彼女の姿も、声も、小宇宙も全て
あの時から数年経った今でも、深い闇が訪れる度に鮮明に映し出される。

この光景を見る度に自分の無力さを思い知らされる。
集英社黄金期の伝説の漫画家の一人と持て囃され、能天気に舞い上がり、
努力・友情・勝利の言葉に酔い、真実を何も知らぬままに安易に力を振るい、
かけがえの無い物を幾つも失ってしまっていた愚かさを思い知らされる。

「バカヤロウが…!」
その言葉は虚空に消えた愛弟子への物か、それともそれを成すすべも無く見ている事しか
出来なかった自分への物か、あるいはその両方か、それは誰にも分からない。
ただ車田正美は静かに怒りを燃やしていた。

ここは集英社より10km程離れたとある廃ビルの一室。いくら車田正美の力が伝説級とはいえ
漫画出版業界トップの集英社の本社を襲撃し、現在最強の漫画家達を相手にしたのである。
先程は弟子の手前、微塵も疲れてない素振りを見せたが、実際はかなり体力を消耗していた。

その状態では福本一人ならともかく各社増援の相手をする可能性も考えると少々心許ない為、
万全を期してテレポートを幾度か繰り返し移動の痕跡を消した上で、この完全に打ち捨てられた
廃ビルを選び、体力回復の為の瞑想に入ったのであった。

だが先述の通り、瞑想は不十分な状態で中断された。体力回復も不完全なままである。
この状態での戦闘は出来れば避けたい所なのだが

  ザ ッ !

…どうやらそうも言ってはいられない様だ。

足音は一つ。気配を隠そうとする様子は微塵も無い。
その気配から溢れ出る小宇宙は自分と同類の自信に満ち溢れた物だ。

テレポートの痕跡を消した程度で逃げ切れるとは思っていなかったが
いくら何でもここまで早く追いつかれるとも全く思ってはいなかった。
成程、ジャンプ看板作家の名は伊達じゃないという事か。

「お久しぶりです、車田先生。」
「…許斐とか言ったな。」
物陰から出て来たCOOLなテニス王子、許斐剛と座禅を組んだ車田が向かい合った。
依然として許斐、車田共に両者間の空気が歪む程に溢れたオーラを隠そうともしない。
どうやらお互いに小細工無し、一対一の真っ向勝負でケリを付ける気だ。

「…一つ答えて貰えますか、車田先生。」
「………」
「努力・友情・勝利を旨として、世界を脅かす様々な存在と戦ってきた貴方が、
 あの戦争の後で集英社を脱退して、我々の仲間に牙を向いた理由をです。」
「断る。集英社の人間に最早語る舌を持たん。」

「…そうですか。」
許斐がポケットからテニスボールを取り出した。
「それでは集英社幹部が一人、許斐剛。逆賊、車田正美を討伐致します。」
許斐はラケットのグリップに力を入れ、精神を集中し、高めていく。

「…構えろ、車田!」
その瞬間、許斐のオーラがこれまでと比べ物にならない位に膨れ上がった。
テニス漫画家にあるまじきオーラの激流を発するその姿は超人を思わせた。
だがその光景に車田は動じた様子を見せず、座禅を解き緩やかに立ち上がると、

「調子に乗るな小僧!貴様程度、この指一本で十分だ!」
右手で許斐を指差して、そう言い放った。

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狡知 その① 本編ログ(一部) 浦沢と青山
回想 車田正美 リストリクション→スカーレットニードル×10
回想 許斐剛 テニスの王子様(サムライ)
初登場 手代木史織 退場


  • 浦沢と青山

浦沢:…まったく、何でウチの幹部はいきなり先走って洗脳されて同士討ち始めるんだ。
    高橋先生も藤田先生ももうイイ年なんだから少しは自重してもいいのにまったく…

  ジリリーン ジリリーン ジリリーン

浦沢:ハイ、こちら浦沢。
青山:ごめんやっしゃあ~。浦沢はんでっか?秋田書店の青山です~。
    いやぁ~お久し振りでんな~。ちょっとお時間宜しいでっか?
浦沢:お前に付き合ってる暇は無い。

  ガチャン ツー ツー ツー

山根:切られたか。
青山:何や!久々やってのにあのアホは!
余湖:瞬殺じゃん。
余湖:問答無用じゃん。
余湖:ダメダメじゃん
 :
 :
 :
余湖:ダメダメじゃん。
青山:やかましい!やかましい!やかましいわオドレら!
山根:今の所、交渉の余地がゼロってのは厳しいね。余湖先生の案そのままでは無理か。
    それはそうと、何か余程あの人に嫌われているようだね、青山先生?
青山:ああ。
山根:あそこまで嫌われるって、一体何をしでかしたんだい?
青山:…アレはワイのせいや無かったんやけどなぁ…

~~~~~~~~~~~回想~~~~~~~~~~~~~~~~

青山:ホントにスマンね、浦沢はん。もしあんさんが秋田と小学館の間に立って
    交渉纏めてくれへんかったら、今頃秋田は完全にズタズタになってたトコや。
浦沢:いいって事さ。いくら戦争に勝ってもあまりに無茶な要求ばかりだと
    また戦争になってしまうからな。…それに、アンタとはスピリッツで一緒に
    仕事をした仲だ。無碍には出来ないさ。
青山:おおきに浦沢はん、ホンマおおきに。
浦沢:おいおい、何だか恥ずかしいな。…で、秋田書店の一流漫画家2人を
    小学館へ引渡して戦後処理完了か。どんな漫画家で?
青山:任せとけや。一流も一流、秋田書店の現役バリバリの看板漫画家や
    っと、あー、すみまへーんお二方、入って下さーい。
    …えー、右から高橋ヒロシ先生と西条真二先生です。
西条:カーカカカ!よろしく頼むぜ小学館!カーカカカカカー!
ヒロシ:ハッハハハハハハ、よろしく頼むぜ。

二ヵ月後

  ジリリーン ジリリーン ジリリーン

青山:ハイ、こちら青山です~。
浦沢:青山!お前何考えてあんな連中を送り込んだ!
青山:…何か?
浦沢:何か?じゃない!あの二人のせいで小学館が滅茶苦茶なんだよ!
    まず西条!移籍早々ウチの漫画家達にゴリラと将棋打たせるわ
    麻薬入りのスープや勃起と鼻血が止まらなくなる料理食わせるわ
    好き勝手して挙句の果てにロリ孕ませて年表書いて逃亡したぞ!
青山:…秋田ではアレ普通に喰ってたんやけど。
浦沢:知るか!小学館はお前達のような変態集団とは違うんだ!
青山:………

浦沢:あと高橋ヒロシ!移籍早々サンデーに殴り込んでそこの漫画家に
    片っ端から喧嘩売って、一日で半分近くの漫画家を血みどろの
    ボコボコにした挙句、予告も無しに逃亡した!
青山:…真っ赤に流れ…
浦沢:黙れ!この落とし前はどうつける気だ!
青山:………

~~~~~~~~~~~回想オワリ~~~~~~~~~~~~~~

青山:…ってな事情や。
山根:うん、どう考えても先生が悪いな。
                                      つづく?

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テヨギ死亡 本編ログ(一部) “夢”と“希望”がたくさん詰まった某店長の店へようこそ
山根と青山と新キャラ 青山広美 ヨクサルの事すっかり忘れてた。
山根と青山と新キャラ 山根和俊 ヨクサルの事すっかり忘れてた。
山根と青山と新キャラ 余湖裕輝 ヨクサルの事すっかり忘れてた。
現場検証 浦沢直樹 あまり動きのない連中を少し動かしてみる

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