新採点移行後からのプロトコル
(主要試合のみ)
引用及びご提供:「Figureskate Score Simulator」様
*トリノ五輪(2006)
SP

FP

*当時は気にされていなかったが、Evgeni PLUSHENKOに、
「155.30(平均から-11.54)」を点けたジャッジが存在する。
上位5人のうち、次に平均を下回る点は3位ライサチェクの-7.21。ほかは-5点台と-6点台。
圧倒的な勝利のため気づかれなかったが、この時点で既にPLUSHENKOに対する、
強烈な点数操作が行われていた可能性がある。
*世界選手権(2008)イェーテボリ
SP

FP

*クワド全盛期後、はじめてクワドレスワールドチャンピオンが誕生した大会である。
1位のJeffrey Buttle以外の選手が不調であったため、Buttleが優勝できた、との見方も存在する。
(Buttleはジャンプが苦手であったため、この大会ではクワドを外したプログラム構成を組んだ)
この大会以降、特にクワド軽視が高まってゆく。
*世界選手権(2009)ロサンゼルス
SP

FP

*現王者Evan LYSACEKが誕生した試合。
この大会はバンクーバーほどではないものの、点数がインフレ状態であり、他の大会と比べるのは少し難しい。
SP1位のクワドジャンパー、ジュベールがライサチェクとチャンにかなりの差での逆転を許した。
以下はISU公式サイトの記録。
http://www.isuresults.com/results/wc2009/wc09_Men_FS_Scores.pdf
この大会で浮き彫りのなったのは、
4T,3A,3A+3Tという構成のジュベールと、3Lz+3T,3A,3A+2Tという構成のライサチェクの技術基礎点が0.1点しか変わらないこと、
そして SP3位のチャンは猛烈なGOE加点で追い上げたことである(ライサチェク6.2 チャン8.84 ジュベール1.34)。
クワドへの評価の低さと加点の効果により、クワドレス構成がクワド有り構成にかつ典型的パターンとなった。
そしてこれが、バンクーバーへと続くのである。