世界各国のスケート組織を束ね、世界選手権、欧州選手権、四大陸選手権など様々な選手権を主催する組織です。選手権に出場するには、このISUに加盟しているスケート組織(日本なら日本スケート連盟)を通してエントリーしなければいけません。フィギュアスケートだけでなく、スピードスケート、シンクロナイズドスケートも管轄下にあります。
フィギュアスケートに関するルールはすべて、ISUの理事会や総会によって決められます。
総会は英語ではCongressと呼ばれていて、2年に1度、6月ごろに行われる会議です。(この開催頻度については今回の総会で変更が入るかもしれません)。
ISU理事会(Council)、スポーツ局(Sports Directorate)、技術委員会(Technical Committee)などISUの各部門、そしてISUに加盟している組織(Member)である各国のスケート連盟が一同に会し、事前に配布された議題(アジェンダ)を元に議論をします。議題はISUの各部門、スケート連盟が提案し、ISUがまとめて公式サイトで公開します。大抵PDFファイルです。世界中の誰でもネット環境さえあれば見ることができます。少し遅れて、提出期限に間に合わなかった提案をまとめた、緊急動議(urgent matters)という文書も公開されます。これは、総会で議論するかどうか自体、まず総会で投票を行って決めます。
今回のISU総会は6月12日から18日までスペインのバルセロナで行われました。事前配布された議題は、ISUコミュニケーション1609、緊急動議(urgent matters)は1615です。ブログで何度も参照されているアジェンダとはこの1609、urgent mattersとは1615のことです。
2010年ISU総会の結果についてはこちらで更新しています。
総会の提案はスケート連盟ごとに1票を持ち、2/3の賛成が得られたら可決されます。
(CONSTITUTION
and GENERAL REGULATIONS 2008, III. Organization, A. Congress, Article
11-2)