「ゆっくりかえってきたよ!!!」
「はいはい、おかりなさい、っと」
玄関のところで帰ってきたれいむを持ち上げる
「ゆゆっ!おにーさん!!ごしごしするのはやめてね!!」
「おまえがいつも泥だらけで帰ってくるからだろ?」
「ゆっ!!ほんなことなひよ!!いふもきれひだよ!!」
「ほれっ、もういいぞ」
「ゆ~ん!さっぱりー!!」
このゆっくりれいむと一緒に住むようになってから半月が経った
元々こいつは野生のゆっくりだった
留守の間に俺の家に侵入、居眠りしているところを捕獲、躾をして今に至る
「もう飯にするから居間で待ってろ」
「ゆ~!!ごっはん~♪ごっはん~♪」
少々我侭だがそこも可愛いところだ
「いただきます」
「ゆっくりいただきます!!!」
「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー!!!」
「こら、口の中に物が入ったまま喋るんじゃない」
「ゆっ・・・ごめんなさい・・・ゆっくりきをつけるよ!!!」
「うむ、分かればよろしい」
「むーしゃ!むーしゃ!・・ごくっ・・・しあわせー!!」
うーん、あんまり変わってない気もするけどゆっくり教えていけばいいか
「ごちそうさまでした」
「ゆっくりごちそうさま!!!」
さて、腹も落ち着いてきたし風呂にでも入るかな
「れーむー?ふろはいるぞー?」
「ゆっー!おっふ~ろ~♪ゆっ♪ゆっ♪ゆ~ん♪」
ほんとにこいつは風呂好きだよなぁ
「ふぁ~、いや~良い湯だなぁ~」
「ゆ~ん、ごくらく~!!」
風呂に浮かべた”特性ゆっくり風呂(桶)”の中でだれているれいむを見てふと思った
「おまえって、風呂のときも『ソレ』取らないんだな」
「ゆっ!!」
急に青ざめた表情になるれいむ
「なんか汚れてるみたいだしちょっと洗濯させろよ」
「ゆゆっ!!なな、なにするの!?ゆっくりおこるよ!!」
何って、そのリボンがちょっと汚れてるから洗おうかなぁって思っただけですけど
「これがないとゆっくりできなくなるからやめてね!!!」
「なんで?それが無くてもゆっくりすればいいじゃん?」
ここまで拒否するからには何か理由があるのだろう
「だって・・・・だもん」
「?、なんだって?」
「・・・・になっちゃうもん」
よく聞こえないんだよなぁ、肝心なところ
「りぼんがないと”はだか”になっちゃってゆっくりできないの!!!」
はだか?あぁ、裸ね。裸?
「はずかしくてゆっくりできないでしょ!!!ゆっくりりかいしてね!!!」
人間で言うとこの『服』みたいな物なのかコレ
「いやぁ、そうだったのか。スマンスマン」
「もうっ!!でりかしーがないんだね!!」
やべぇ、今すごく頬をスリスリしたい!!
「でもなぁ、洗濯しないとどんどん汚れちゃうぞ?」
「ゆ~・・じゃあ少し向こう向いててね!!」
なんで?自分で外せるの?ソレ
「ゆっ・・・ゆゆっ・・んっ・・もういいよ!!」
うおっ!!外れてるよ・・・でもソレ一人で結べるの?
「おにーさん!!目は開けちゃ駄目だよ!!」
「おっと、これは失礼お嬢様」
「まったく、しっかりしてよね!!」
あぁ、すごく可愛い、今すぐ君を抱きしめたい!
その後恥ずかしがるれいむの為に文ヶ。新聞で五月人形の兜を折ってやった
「ゆっー!!かっこいいね!!これ!!」
「ゆっ♪ゆっ♪ゆゆっ♪」
結局寝るまでれいむはご機嫌だったみたいだ
~おわり~
- お兄さん、デレデレじゃないですかw兜れーむかわええなぁ -- 名無しさん (2009-04-07 02:47:43)
- あれ服の役割なのか ん?じゃあまりさが帽子を水に浮かべてる場合は? -- いつもうにゅに吸い込まれてフュージョンされるおじさん (2009-04-10 03:52:48)
- 恥ずかしがり屋さんれいむ♪ -- ゆっけのひと (2009-04-11 04:59:59)
- ↑2 水着なんじゃね -- 名無しさん (2009-04-13 17:56:21)
最終更新:2009年04月13日 17:56