ゆっくりと弾幕

 *注意*
キャラに関しては二次設定・俺設定の影響を受けています

準備が出来た方はご覧ください







「霊夢ー?お茶飲みに来たわよー?」

「いないのかしら?霊夢ー?居るのー?」

「あら、境内のほうにいたのね。ちょっと霊夢!返事くらいしなさ・・・・!?」


「ちょっと霊夢!!いつまで寝てるのよ!!」

「あー・・・紫?うるさいわね・・・」

「いいから起きて事情を説明しなさい!!」

「事情?何分けわかんない事言ってんのよ?」

「この子、一体どうしたのよ?」

『はなして!!!おろせー!!!」

「・・・・ああ、ちょっと前に境内で拾ったわ」

「拾ったって・・・どうするのよこれ」

「どうもしないわ、興味ないもの」

「じゃあコレ貰っててもいいかしら?」

「好きにしてよね・・・もう私寝るわよ」

「そう、ありがたく貰っていくわ。じゃあ、またね」

「ふふ、まるで小さい頃の霊夢にそっくりね」

『これからどこいくの?いたいことしないでね?』

「大丈夫よ、貴方の新しいお家に行くだけよ」


紫が霊夢からもらったものそれは一匹のゆっくりれいむ
しかし、ただのゆっくりれいむではなかった。彼女はいわゆる『体つき』だった

紫とれいむの奇妙な共同生活の始まりである


「らーん?今帰ったわよー!!」

「紫様お帰りなさいませ、ってどうなさったんですソレ・・・」

「可愛いでしょう?小さい頃の霊夢にそっくりよ!!ほら、挨拶なさい」

『れいむです・・・よろしく』

「八雲藍よ、藍でいいわ」

「私は紫、お母さんでいいわ!!」

『藍おねーさんと・・・紫おねーさん』

「・・・お母さんって呼んで欲しかったなぁ」

「紫様?なんで「お母さん」なんですか?」

「霊夢に一度でいいから「お母さん!」て呼んで欲しかったのよねぇ・・・」

「あぁ、そういうことでしたか・・・」


紫はかつて霊夢にしてあげたように幻想郷のルールや生き方をれいむに教えていった
物覚えがよく幼い頃の霊夢より努力家であったれいむを見て紫はふと思いついた


「貴方、弾幕ごっこはできるの?」

『できないよ。弾幕は知ってるけど使えないもの』

「なら教えてあげるわ。まず手を前に出して」

『こう?』

「そしたら手のひらの上に球体をイメージしながら集中しなさい」

『う~ん・・・むむ?・・・』

「良い感じよ、そしたら自分の『気』を少しずつでいいからその球体に重ねなさい」

『ん?・・・むー・・・・うわ!?あっ!!きえちゃった・・・』

「それが弾幕よ。慣れればもっと沢山、長い時間弾幕を張れるようになるわ」

『ふーん、でもむずかしいねこれ』

「その内楽しくなるわ、もう今日は寝ましょう。・・・お母さんと一緒にね」

『紫さん、おやすみなさい』

「もう、つれないわねぇ」


れいむと紫の特訓が一ヶ月程過ぎた頃思いもよらぬ事がおきた


「さあ、今日も始めましょう」

『むー、それ!!えいっ!!』

「良い感じね、もっと集中して大きいのを一発あの岩に叩き込んだら今日は終わりにしましょう」

『むむぅ・・・・うーん・・・』

「あら・・・この子の周りに展開し始めた弾幕のパターンって・・・夢想封印!?」

『むむ~・・・くらえっ!!って、なにこれぇぇぇ!!!』

「れいむ!!集中して、その弾幕が一つになるようにイメージしなさい!!」

『わかったよ!!!・・・・ふぅ、きえちゃった』

「おめでとう。コレが貴方のスペルカードよ」

『スペルカード?』

「それはさっきの弾幕を封印した護符よ。それがあればさっきの弾幕はいつでも再現できるわ」

『そうなの!?すごいねこれ!!!』

「貴方も弾幕使いの仲間入りね。おめでとう」

『ありがとう!!おかあs!?・・・紫さん』

「れいむ、貴方・・・今」

『はやくおひるごはんにしようよ。おかあさん!!!』

「れいむ、もう一回!!もう一回言ってぇぇぇぇ!!!」


ゆっくりの弾幕使い。まだまだ力は無いがきっと彼女は伸びるだろう

博霊の巫女がそうであったように、彼女の師匠も大妖怪「八雲紫」であるのだから


~おわり~

  • 紫が母親がわりっていいなw ニコニコとかだとゆっくりの声ってあれなんだが自分は元のキャラの声を子供にして高くしたものだと思ってるんだが如何なものか? -- 名無しさん (2009-04-10 04:23:27)
  • それもアリだね。だがきめぇ丸はsoftalk音声が脳内にこびり付く……。きめぇぼん恐るべし! -- ゆっくり罪袋 (2009-07-10 00:10:47)
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最終更新:2009年07月10日 00:10