小ネタ184 ゆっくり冷房

桜の上でウグイスがほーほけきょと鳴いている
「春じゃのう」
「しかしこの部屋ホット過ぎじゃありまセン?窓あけまショーよ」
「わしゃ花粉症じゃからの」
葉加瀬博士はチーンと鼻をかんだ
「篭りっきりの部屋でパソコン立ち上げっぱなしにすると蒸すよね」
「そうだ。こーいうのどーでショーか」
ジョシュ助手はチーンとひらめいた
「ユックリ冷房というのはどうでしょう」
「冷房じゃと」
「扇風機やクーラーに顔がついてて、ユックリシテイッテネ!と叫ぶのデス」
「それで涼しくなるんかの?」
「薄暗い部屋、一人暮らし、夜の静けさ、家具についた顔、突然のユックリの声」
博士は想像した
「怖くないデスか?」
「・・・確かにちょっとしたホラーじゃの」
照明が消えた

「・・・ゆっくりしていってね!!!」

「ギャー!」
「WOOPS!・・・そう言えば電子レンジとドライヤーとPS3とXBOXとPSXとMSXを使用してマシタ!」
「やめてね!電気の無駄使いはゆっくりやめてね!」
「HAHAHA」
ブレーカーの落ちた部屋にノートパソコンのゆっくり動画がチカチカ瞬いた

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最終更新:2009年04月09日 21:00