ゆっくりの鯛焼きやさん2

「ゆん、ゆん、ゆん、はちがとぶ~・・・ゆ?」
その日ゆっくり霊夢が小包抱えて歩いていると、橋の下でチンピラが男を囲んでいたそうな
「ようニーチャン、誰に断ってここに住んどるんか?」
「払うもんは払わんといかんじゃろが!」
「今なら5パー割引にしといたるで」
どうやらホームレスにみかじめ料をたかっているようだ
見るに見かねてゆっくり霊夢は人垣に割り込んだ
「やめてね!ゆっくりやめてあげてね!いぢめはダメ、ゼッタイ!」
「なんだこいつ?」
「いっしょにボコっちまうか?」
饅頭を追い払おうとする拳は寸前で避けられた
「・・・ほう、れいむとやるき?」
言うや否や小包を空高く放り投げる
とあるガイジンから情報をせしめた鯛焼き屋で買ったのだが、
目当ての品自体は販売期間が終わってたので気が立っていたのだ
「きょうのれいむはまっちょでむ~ちょなきぶんなんだよ!」
ゆっくり霊夢の体が数十倍にも膨れ上がる
「あ~んぱ~んち!」
「倍倍筋ー!」
小包を再びキャッチする頃にはチンピラどもは影も形も見えなくなっていた
「ゆー、すっきりー!」
ゆっくり霊夢は爽やかな顔で振り向きホームレスに話を聞いた
それによるとこの男はつい最近会社をリストラされマンションを追い出されたのだという
橋の下に辿り着きうたた寝していたところを先ほどの連中に絡まれたのだ
「ゆっ、なるほど。ぞくにいうはけんぎりだね!ゆっくりわかったよ!」
事情を察したつぶらな瞳の饅頭は包みからそっとタイ焼きを差し出した

「・・・というわけなんだよ!おしごとちょうだいね!」
「むう」
葉加瀬博士はゆっくり霊夢に懇願されて呻いた
「む~ちょな霊夢君か。見たかったのう」
「ウチで雇う余裕はありまセンねえ」
「何せワシらでさえお給金出るのか怪しいところじゃからのう」
「HAHAHA!」
「だめもとできいたけっかがこれだよ!」
ところ変わってゆっくり研究所
葉加瀬博士や助手のジョシュ君が勤めるおヒマな研究所だ
「とはいえ手がないわけではないぞい」
「れいむにはまだてがないよ!」
「いつか生えるんかい」
博士は後ろをガサゴソ探るといつぞや見たような鉄板を取り出した
「ゆう!それはあの!」
「この前勢い余って営業許可証を取ってしまってのう。ちょうど勿体無かった所じゃ」
「いきおいでとるなよ」
「まぁ鯛焼きで申請しておるから、これはこの前作ったアレとは違うちゃんとした鯛焼きの型じゃがの」
「こんどこそほんとうにたいやきやさんができるんだね!!」
「うむ」

その後行数にして1万を超えるほどのなんやかんやが多分あって、ついに研究所発の鯛焼き屋がオープンした!

















     _,r‐!7´ー-v―-、     _..._      _,,
    r'「>-'、-─'-<こ`ヽ,_..,,ノ"///ヾ、  _,."彡i
  ,r'ア´        ´ `ヽ|/`y'、ソ、)、ソ、yY',,::彡",ヽ,
  く7  / /  ,!   ,! /!  ノ`ノ Yy'サ ' )'y )ソ、),,彡'彡|     瀟洒 ヨコハマタイヤキ
   | ,' | /、ハ  /レ'__,!イ , y'ヨ、ソ、)、ク、y、ヤ、)',,::彡",ヽ,
  ノイ ハ/─ ∨ ,riiニヽ/| \三)Yy'ソ ' )'y )、ソ、),,彡'彡|     :コンゴトモヨロシク・・・
  '´ | /! ,riiニヽ   "" |/|` ヨ> )/i y )、) 'y k彡,,"」
    レ'│"" _,,.. -‐'   !メ|),ハ/彡f ::ヽ ;Y 、、,-'"
   八!ヘ.         ノメハ/=ー"ニ=ー~"`^
  〈rヘメソゝ ー----- [ンく_]'

「な、なんだかゴムみたいに歯ごたえのある鯛焼きだぞい」
「ぷっでぃ~んあじだね!」
物珍しさも手伝って、お上品な味のソレはそこそこ繁盛したそうな

  • 霊夢のやさしさに私が泣いたw
    葉加瀬博士とジョシュ君シリーズはほのぼのしてて
    とてもゆっくりできます^^
    -- ゆっくり好きな新参者 (2009-04-20 22:46:17)
  • まさかのヨコハマサクヤwww
    -- 名無しさん (2009-04-21 16:49:12)
  • オチがヨコハマサクヤとはwwwあんぱんちと言って十倍に膨らんで・・・で、どうやってパンチするんだ腕無いのに -- 名無しさん (2009-04-21 20:45:55)
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最終更新:2009年04月21日 20:45