小ネタ191 衣替えにはまだ早い

「おにーさん、おはよー」
「おお、おはよーさん。まり・・・さ?」
「ゆあ~、きょうはひさしぶりにはれたね!」

朝、目が覚めるとまりさが変わっていたなんていうか、カラフルだった

「そうだな、最近雨続きでジメジメしてたからな」
「そろそろころもがえだね!!」

衣替え?その格好はもう・・・

「それが衣替えじゃないのか?」
「ゆゆ!?まだなつようじゃないよ?」

お互いに状況が飲み込めていなかった
取り敢えずまりさに鏡を見せる

「ゆあっ!! かびさんがはえてるよ!!」

やっぱりカビだったのか

「まぁ、雨続きなのに締め切った箪笥から3日も出てこなけりゃなぁ」
「きがえるついでに、ころもがえもしちゃうよ!」

衣替えってどこが替わるんだよ

「おにーさん!あたまのてっぺんのあたりをおしてね!」
「触りたくない」
「おしてくれないと・・・かびちゃうぞ!!!」

さらにカビが生えてくるまりさ
これ以上カビられても困るので、ゴム手袋を装備して押してやる

「この辺?」
「もうすこしうえだよ!」
「ここか?」
「いきすぎだよ!!」

細かいな
そもそも押したからってどうにかなるものなのか?

「んじゃ、このへんか?」
「ゆゆ~♪ ゆっくりしていってね!!!」

いきなりカビたまりさの後頭部からツルンとなにかが出て挨拶をして来た
まりさの半分くらいの大きさで、白玉に目と口を着けた感じだ
気持ち良さそうなので突っついて遊んでみる

「ゆふぅ・・・おにーさんのえっち!!

しかしどういう構造をしているんだ? こいつの身体は

「早く着替えろ、天気が良いから散歩に行くぞ」
「そんなにあせらなくても、まりさはにげないよ♪」
「あー、はいはい」

本当にこいつは何なんだろう、最近わからなくなってきた

「おまたせ、おにーさん。なつものにきがえてきたよ!!」
「どこも変わってないように見えるが?」
「ゆふふ♪ いつかわかるようになるよ♪」

それよりあのカビだらけの方のまりさはどうしよう

散歩から帰ったら考えておくか


おわり

 >いきなりカビたまりさの後頭部からツルンとなにかが出て挨拶をして来た
 >まりさの半分くらいの大きさで、白玉に目と口を着けた感じだ

これ↓をイメージしてもらえれば幸いです

プニ プニ      {___ノ プニ プニ
       \-●- /       \-●- /
     /(ヒ]   ヒン)\   /(ヒ]   ヒン)\
    .//// ,__, /// ヽ  .//// ,__, /// ヽ
    { '"  ヾ_ノ  "' .}  { '"  ヾ_ノ  "' .}
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最終更新:2009年04月21日 22:59