- 俺設定満載…詳しくは全シリーズを呼んでください
- 面倒くさい方はゆっくりのたくさん住むゆっくり牧場が舞台とだけ思ってください
- 前作のときに意見を求めた際の新開発ネタ(ゆっくりフード)を入れたつもりです
- それでもよければ呼んでください
では本文開始です。
最近ゆっくり達の間でこの牧場の持ち主である人間さんの評判が悪くなってきた。
理由は人間さんが大切にしている犬さんへの贔屓だったりご飯への不満だ。
例えば粗相をした時などは犬の場合は文句を言うが軽く叱るだけで丁寧に後始末をするというのに、
ゆっくり達がトイレ以外でうんうんやしーしーの粗相をすれば餌抜きをくらう。
それ以外にも食べ物でも人間さんと同じものを犬さんが食べているのに自分達は違うものを食べている
この差はなんだろうか?
ゆっくり達の怒りももっともだが、人間が犬の方を可愛がるのも無理もない事ではある。
その犬はもう十数年は生きている老犬であり、青年が成人する前から一緒に暮らしてきたのである。
ゆっくり達が来る何年も前は元気に走り回っていたが、今では一日寝ては食って散歩の生活。
後はもう少ない余生をゆっくりまったりと暮らすのみである。
ある意味ゆっくりよりもゆっくりとした生活をしている
それと彼と老犬にはひとつの共通があることも原因だ。
そんなことを知らないゆっくり達にしてみればゆっくりプレイスを犬に優先しているように思えてしょうがない。
それを贔屓と考えるのが新しく仲間になったゆっくりたちの一部。
それとこれまでに自由を謳歌してきたれみりゃ・ふらん達だ。
前者は自然よりも暮らしやすいこの生活に満足してるのでさほど不満を言わない
それに比べてれみりゃとふらん達の不満が大きい
それまで自分たちにとって『召使い』でしかなかった人間の男が今では『こうまかんの主』になっている。
そして、ゆっくりさくやや自分たちのリーダーである胴体付きゆっくり2人もそれを認めているのだ。
そのためにしぶしぶ人間の男の立場を認めている。
彼女たちにしてもそれまでの自然の厳しさに比べれば今の生活でも充分以上の生活だと思っているからだ。
ちなみに『こうまかん』のゆっくりはメイド長が近隣のれみりゃとふらんとさくやを捕獲したものである。
それとその後に生まれてきた子供たちだけである
(この幻想卿ではゆっくり牧場以外にれみりゃ・ふらんはほとんど存在しない設定)
唯一認めてないの胴体付きはゆっくりれみりゃ。駄目なれみりゃ…通称だめりゃだ。
だめりゃだけは自分の立場や状況を理解していないらしく口を開けば昔との違いを文句言う
「こんなのおぜうさまのたべものじゃないんだどぉー。ぽいするんだどぉー」
そういって食べ物を粗末にしては元召使いやれみぃとふらんに怒られる毎日だ。
それまではチキンライスやオムレツやハンバーグなどの献立だった。
それに甘い大皿に盛られたケーキ、プリン、フルーツ、クレープ、チョコパフェなどのデザート
それが今では…毎日さくやのプリンとよくわからない硬い粒粒のクッキーと草を固めたペレットだけだ。
ちなみにこのクッキーやペレット状は後にゆっくりフードとよばれる物だ
『これはゆっくりの第一人者と呼ばれるゆっくり博士が外の世界に存在するドッグフードを元に作った食料
ゆっくりに必要な栄養と甘みを含んだゆっくり専用の食料』
という触込みで大量生産されてこの牧場経営の収入源のひとついくのだがそれは別の話である
だめりゃにしてみればそれまでのご飯との格差に不満が募るだけだ。
そんな彼女に同調した考えを持ってきたのがふらんやれみりゃ達と新しく入ってきたゆっくりの一部だ。
そして、彼女たちの逆襲は開始された!!!
そして、現在…恐るべき反乱が起きてしまった。
なんとゆっくりの一部が宴会を起こして働かなくなってしまったのだ
…たいして邪魔にならないというか見学客は面白うそうにゆっくりの宴会を観察していた。
そこにいるのが希少種ということも人気のひとつだったのかもしれない。
だが、仕事が終わっても宴会をし続けるのは問題があるので注意をすることにした。
それに対する答えはこんな感じだった
「れみりゃはクレープいがいのごはんはたべないんだどぉー!」
「「「「うー☆うー★」」」」
「できればゆゆこ様の食料を増やしてほしいみょん」
「こぼね。量が足りない」
「くろまく。もっと食べたい」
「春ですよー」
「ご飯よりもライブ会場がほしいわ」
「ξ・∀・)めるぽ ガッ! 舞台」
「気圧が…」
「らんも油揚げ食べたいこん」(胴無しらん)
「ゆかりん16歳です。認めてください」
…意味のわからん要求もあるが一個一個対応していくかそうしないとこの反乱は終わらないかもしれない
だがれみりゃの考えでこんなに大量のゆっくりが文句を言うのだろうかと思わなくもなかった。
「だめりゃ達の食事の改善は認められない」
「なんでだどぉー!! クレープ食べたいんだどぉー」
「「「「うー!?うー!!」」」」
「ゆっくりフードは実験段階なんだ。今はおいしくないかもれないがまんしてくれ」
「「「「うー!?うー!!」」」」
「明日からは一番評価の高かったゆっくりフードにするから期待してくれ」
そういうと私はれみりゃとふらん達に頭を下げた。
ゆっくりフードの試作段階は1ヶ月の間で終了している。
明日からは製品のゆっくりフードの試作を開始する。
それは1ヶ月の間に一番評価の高かった物を利用するつもりだ。
その評価しだいではを人間の里や永遠亭などにも売るつもりでいる。
次の1ヶ月間は答えを出していく期間なので彼女達の請求は断った
次はゆゆことみょんとれてぃの要求かこれは断ったら恐ろしい気がした
なぜだか知らないが最近後ろのほうから鋭い捕食の視線を受けているからだ…
こいつらは猫や小さな犬くらいなら食べられそうな気がする。
もしかしたら人間も…
餌をやってるとたまーに背後から殺気を感じるときがあるのだ。
そちをらみるとこの二人のうちのどちらかがいたりする…いやマジで…食費よりも命…条件承諾
「みょんの要求は聞こう。ゆゆこの食事量を通常ゆっくりの20人分に増やそう。」
「ありがとうだみょん」
「こぼね! ありがとうこぼね! できれば夜雀を食べたいこぼね」
「あとれてぃの食事量も増やすから心配しないでくれ」
「納得する黒幕」
「おなかすいたよ! はやくたべさせてね!!」
「頼むから、俺は食わないでくれよ…」
そう口の中でボソボソっと独り言をしゃべりながら承諾した
リリーに関しては「春ですよ」と返すと満足してくれた。
彼女も寂しいのだろうと私は思い今度からもっとかまってあげようと考えた。
次は、虹川3姉妹の要求か…ライブ会場がほしいのか…
「その要求を呑もう。場所は『はくぎょくろう』近くの野原にライブ会場兼住居をつくろう」
「私たちはいる子だって認めてくれたんだね」
「ξ・∀・)めるぽ ガッ! 舞台げっと!!」
「気圧が…上昇しまくり」
もともと彼女達専用の住居を立てる予定だったので断る必要はなかった。
音がうるさいと『こうまかん』のゆっくり達から苦情が来ていたのだった。
私自身はなかなかの曲だと満足していたのだがゆっくりたちには案外不評だった。
それはともかく彼女たちの新住居を作らなければとおもった。
「らんの意見に関してだが、週末には君達の好物を食事に出したいと思うが…どうだ?」
「らんは油揚げをたまにでも食べれればいいんだこん」
「「「「うー☆うー★」」」」
その答えにらんだけではなくれみりゃとふらん達も納得してくれたようだ
金銭的にはどうにかなるだろうとこの一ヶ月間の成果から想像している。
このゆっくり牧場には人間の里の住人だけではなく様々な妖怪からも注目されている
その人気を利用して一気に勝負に出るつもりだ。
まあ、正直ゆっくりフードの売れかた次第ではどうなるかがわからないのだが…
そして次のゆっくり…ゆっくりゆかりことゆかりんか
「ゆかりん16歳です。認めてください」
「いや…お前は生後1年って八雲紫様に聞いたよ」
「ゆかりん様、らんと同じ日にうまれたこん」
「…」
ゆかりんとの会話はそれで終わった…何を彼女はしたかったのだろうか?
残るのは愚図ってるあのゆっくりだけか…はあー、またあいつがらみかよ
膝を曲げて、頭を胸に寄せて、頭に手をのせてうずくまっている 。
だめりゃの顔は、涙と鼻水らしきものでぐしゃぐしゃになっているのがわかる。
様々な好物の名前をだしながら愚図り続けているだめりゃに声をかけた
「れみりゃよく聞きなさい。私は週に2回、君たちの好物を出すからそれでどうだい?」
「うっぐ、いやなんだどぉー!! オムライスやハンバーグやエビフライををまいにちたべたいんだどぉー!!」
「どうしても食べたいんだったらこうまかんを出てもらうことになるよ?」
「それもいやなんだどぉー!! でもクレープやチョコパフェやホットケーキをたべたいんだどぉー!」
話を続けても平行線が続く。
どうやられみりゃには意志を曲げるつもりはないらしい
仕方ないからあの手を使うかと思い様子を見ていたゆっくりさくやの一人にに頼みごとをした
そして、れみりゃを見ながら周りのようすを観察していた時に1人だけみかけないゆっくりが混ざっているのが見えた
頼みの綱の2人が歩いてくるのを見て私は安堵した…れみぃとふらんの二人だ
「うー、さくやに話し聞いた。お姉さまが迷惑かけた。謝る。ごめんなさい」
「れみりゃはわるいことやってないんだどぉー」
ボカン(ふらんがれみりゃを叩く音)
「やめるんだどぉー!ぼうりょくはんたいだどぉー!」
ボカン(ふらんがれみりゃを叩く音)
「うー、いいからこの人に謝る。それでご飯も我慢する」
ボカン(ふらんがれみりゃを叩く音)
「わかったんどぉー。あやまるんだどぉー。ごめんなさいんだどぉー」
その様子をみていると自然と笑いが出てきた。
他のゆっくり達も同じようだったのか顔に笑みを浮かべた。
「ゆっくりしっていってね!!」の大合唱でその場は終わった
そして、れみりゃの逆襲(?)のちにゆっくりの反乱とよばれる戦いは終了をするのだ。
そのあと私は一人のゆっくりにちかづいていった
二本の角が生えたオレンジの長髪の小鬼を模倣したゆっくりの前に私がいた
確か名前はゆっくりすいかだ。この前『こうまかん』を運んだ小鬼さんが置いていったゆっくりだ
「今日のれみりゃたちのストライキはどんな意味があるんだい?」
「ひっく、何を言ってるかわからないよ。お兄さん?」
「とぼけるな。後ろで手を引いていたのはお前だろう?」
ゆっくりすいかはひょうたんの酒を飲みながらこちらに向きを変えた。
大きさは少しちいさめのバレーボールぐらいの大きさだ
「そうさね。あれは彼女たちのさびしさからだろうね」
「どういうことだ?」
「あんたが犬や前からいるゆっくり達に構ってばかりでいただろう?」
言われてみればこの1ヶ月、私はもともとすんでいたゆっくりと遊んでばかりいた気がする。
それが原因だと彼女はいいたのだろうか…宴会をすることによって寂しさを紛らわしたのだと
元になった子鬼は意識といった形を持たない物を集める事も可能であり、
人々が小鬼の周りに集まって宴会をよくやるのはこの能力の影響であると聞いたことがある。
それと霧になってみていたということもあって時折人の心を読んだかのような発言をすると。
「なるほど、いわれてみればその通りだ。私はぱあのゆっくり達と向き合わなかったかもしれない」
「ひっく、さけがなくなってきた」
「だったら君は何をしたかったんだい?すいか…」
「ひっく、それまでしゃべっていないゆっくりとしゃっべてほしかっただけさ?その形式を作ったのさ」
はあ、彼女のいいたい事を一瞬理解できずに混乱をしてしまった。
形式ができたことが何だって言うのだろうか?意味がわからなかった
その意味を私は3日後朝に理解するのだ。
「ご主人、油揚げが食べたいてんこ」
「にゃーん、おかかが食べたいんだよー!」
「むきゅー! ごほんをもっといっぱいほしいわ!」
「「絵本さんがよみたいわ」」
「こぁ、ぱちゅりー様のお願いを聞いてください」
「こぁ、えほんがほしいです」
「るーみあはおにいさんとあそびたいのだー!!」
「あたいってばさいきょーね!!」
「ちるのちゃんの願いをかなえてあげてください」
「じゃおお!! じゃお」
「「「じゃお☆じゃお☆」」」
「れみりゃ様のお願いをもっと聞いてあげてください」
そういって付き合いの長いゆっくりたちが宴会を起こしてストライキを開始したのだ
後に第2次ゆっくりの反乱とよばれる戦いである。
私はよしわかったと答えて1人1人の相談に答えていくのであった。
そうしているうちに昔からいたゆっくりと新しいゆっくりへの対応の差は無くなっていった
それを見ながら犬がすいかにはなしかけていた
『すいかさん。あんたはご主人とゆっくりが話し合う形式をつくろうとしたんですかい?』
「まあ、そんなとこだね。ひっく」
『幼女の癖にそんな飲んで大丈夫なんですかい?』
「まあ、そんなとこだね。ひっく」
『完全によっぱっらっていやがる。それとあっしの事を庇ってくれた事。感謝しますぜ』
「まあ、そんなとこだね。ひっく」
ゆっくり達は自分が犬への不満があったこと忘れているのはどうしてなのかは想像に任せる
そんな会話をよそにゆっくりたちと懸命にゆっくり牧場の話をする青年とゆっくりをみながら犬は眠りについた
自分の主人がこれからも楽しく暮らせる事を願いながら…深い眠りへと落ちていった。
いつものやつ
「いつも酔っ払っているゆっくりすいかゲットだぜ!!」
次回のゆっくり紹介
「緑の髪に触角の生えた男の子みたいな蛍型ゆっくり誰だ?」
なきごえ『私は女の子だ』
「次回も、ゆっくりゲットじゃぞ」
byゆっくり博士
【あとがき】
作者名無しです
今回の内容は簡単に言えばゆっくりの寂しさからの反乱みたいなものです
それがすいかの能力によって3日ごとに起きるというのは黄昏ファンの方にはわかる設定です。
- すいかがゆっくりの心の光を見せてくれた訳だな、永夜抄もゆっくり書いていってね!!! -- 名無しさん (2009-04-27 01:57:32)
- 不覚にも最後の場面の老犬と会話しているすいかがかっけえと思ってしまった・・・ -- 名無しさん (2010-04-09 14:06:07)
- リリーの『春ですよー』と、ゆかりんの『認めてください』に吹いたwwwww -- 名無し (2010-12-07 22:50:27)
- ・・・なんかもう吹っ切れた☆(すぅーっ)ば!ば!あぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・いやはや、すっきりさっぱり!!みんなもストレスためちゃだめだぜ!!!ほらほら!そこのババアも元気だせよ!・・・えっ?・・・スキマなう。 -- 名無しさん (2012-07-28 20:13:20)
最終更新:2012年07月28日 20:13