小ネタ199 おじさんと魔理沙

※ここは魔理沙とおじさんだけの空間になっています。
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そこはとある小洒落たBAR、テーブルには一人の男性とゆっくり魔理沙、そして渋いマスターが居た。




「なぁ、魔理沙。」

「なんだぜ?おじさん。」

「キャッチボールって、あるだろう?」

「あぁ、あるぜ。」

「あれは、名前こそキャッチボールだが、投げる動作には全く触れていないんだ。」

「ゆ、そういえばそうだぜ。」

「しかしな、スロゥボール(Throw Ball)にしたとしよう。そうすると今度は受ける側が消えてしまう。」

「そうだぜ。」

「では、どういった言い回しが正解なのだろうなぁ?」

「おじさん。」

「ん?なんだい魔理沙。」

「そういうのは、おとぎ話をクソ真面目に探求する科学者並に野暮で無粋な事だぜ。」

「ふむ、それもそうだな。」

「言葉は認識するものなんだぜ。「キャッチボール」という単語で皆が投げて、受けるという動作を認識しているぜ。」

「なるほど。君は中々鋭い事を言う。」

「まりさはまりさの持論を展開したにすぎないんだぜ。そこに正解も不正解もないんだぜ。」

「はっはっは、これは一本取られたな。どれ、今夜は私に奢らせてくれ。」

「勝手にするんだぜ。」

「有難い。」

「マスター、コーヒー牛乳を一杯、彼女に。」

「はい、かしこまりました。」

















fin







  • 2chでたまに見られるとんちのきいたレスみたいな感じでよかった -- 名無しさん (2009-04-28 08:48:00)
  • 渋い -- 名無しさん (2012-07-10 17:56:22)
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最終更新:2012年07月10日 17:56