※ここは魔理沙とおじさんだけの空間になっています。
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そこはとある小洒落たBAR、テーブルには一人の男性とゆっくり魔理沙、そして渋いマスターが居た。
「なぁ、魔理沙。」
「なんだぜ?おじさん。」
「キャッチボールって、あるだろう?」
「あぁ、あるぜ。」
「あれは、名前こそキャッチボールだが、投げる動作には全く触れていないんだ。」
「ゆ、そういえばそうだぜ。」
「しかしな、スロゥボール(Throw Ball)にしたとしよう。そうすると今度は受ける側が消えてしまう。」
「そうだぜ。」
「では、どういった言い回しが正解なのだろうなぁ?」
「おじさん。」
「ん?なんだい魔理沙。」
「そういうのは、おとぎ話をクソ真面目に探求する科学者並に野暮で無粋な事だぜ。」
「ふむ、それもそうだな。」
「言葉は認識するものなんだぜ。「キャッチボール」という単語で皆が投げて、受けるという動作を認識しているぜ。」
「なるほど。君は中々鋭い事を言う。」
「まりさはまりさの持論を展開したにすぎないんだぜ。そこに正解も不正解もないんだぜ。」
「はっはっは、これは一本取られたな。どれ、今夜は私に奢らせてくれ。」
「勝手にするんだぜ。」
「有難い。」
「マスター、コーヒー牛乳を一杯、彼女に。」
「はい、かしこまりました。」
fin
- 2chでたまに見られるとんちのきいたレスみたいな感じでよかった -- 名無しさん (2009-04-28 08:48:00)
- 渋い -- 名無しさん (2012-07-10 17:56:22)
最終更新:2012年07月10日 17:56