メイド長とうーうーおぜう様

今回、ちょっと意図して奇妙な文にしているのでご注意を。シュール系・・・なのか?

『メイド長とうーうーおぜう様』

今日はお休み。連休なのにおぜう様は、きもんげから回されたいろんな仕事で一杯一杯。
でも今日はお休みだから買い物に出かけよう。一杯いろんな物を買ったよ。さあ家に帰ろう。

「うー。」「おぜう様が出せ、と仰ってます。」

三頭身ボディのちんまいさくや。頭だけでうーうー、座席に座るさくやの腕に抱かれるれみりゃ。
車は自家用車のスィー。だけども、ほんとはリムジンなのは内緒だよ。

「うー!!」「あまり余分な時間はないのだから急げ!!とおぜう様が仰せです。」
「おお、了解了解。」

運転手はきめえ丸。雇われて運転手。近頃さくやと仲がいい。
だから、れみりゃはちょっとジェラシーでちょっとぱるすぃ。

「うー・・・!」「さくやは宇宙一可愛い。と仰っています。」
「そんな事は言ってない。欠伸しただけ。」
「そうですか。」

車道は混雑、れみりゃとさくやは繁雑。イライラ、イライラ。

「ああ、うぜえ。GWぐらい皆、家で休んでりゃ良い物を。」
「おぜう様。明日のスケジュールなんですが。」
「何でこのタイミングなんだ。」
「いいえ、ケフィアです。」

いい終わるとほぼ同時。運転手、振り返りきらりと眼を輝かせ。

「おお、裏道裏道。」
「さっさと入ってくれ。」

さくやを無視して、れみりゃカリスマたっぷりイライラたっぷり、言い放つ。

「おぜう様、黒くならないでおくんなまし。」
「さっきから何かおかしいぞ、さくや。」
「これは失敬、八景、こけっこっこー。」

リムジンは走っていく。広い裏道、先が通行不可になってる大通り。スィーっと静かなエンジン音を鳴らしながら。

「・・・。すまない。最近忙しかったしな・・・。GW終わったら長い連休をあげるからそれでゆっくりしてね、さくや。」
「うーうー。」

おぜう様と同じ笑顔でさくやはうーうー。おぜう様も安心笑顔でうーうー。
ミラーで二人を眺めるきめえ丸。フッと笑ってスイッチオン。
すると車の側面に翼、後部からは大型エンジンに変形完了。運転手、レバーを引くと、そのまま加速。
リムジンは空を飛ぶ。音速を超え、宇宙まで飛び出し、そのまま光を超えて、次元を超えて。
気がつけば其処はもう、こーまかん。家の前でゆっくり停車。

「おお、お代お代。」
「おお、支払い支払い。」
「おお、毎度毎度。」
「う・・・うー?」

どこか似た雰囲気、似た顔だけどちょっと違う、でも似た笑顔で笑う、きめえ丸とメイド長。
れみりゃはそんな二人を不可思議そうに眺めつつ、首をかしげてうーうー、ぱたぱた家に入っていったとさ。

※ごめんなさい。何と無く童話的に淡々とした感じでと思ったんですが・・・何だか・・・な物に。    即興の人

  • ある意味ホラーだな -- 名無しさん (2009-05-05 23:04:19)
  • そしてカオスでもある -- 名無しさん (2009-06-27 22:52:26)
  • なんというメイドインヘブン -- 名無しさん (2010-08-25 15:33:57)
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最終更新:2010年08月25日 15:33