※編注:容量制限に引っかかったため分割しました。
手紙が届いた。
引っ越す前にいたアパートに住んでいた、ゆっくりの子供達からだ。代表はちぇん
『 おじさん こんにちは
おげんきでしょうか おじさんがひっこしてから、さびしいひがつづいています。
ちぇんたちもおおきくなって、もうしょうがっこうにあがりました。
そこで、このまえ りれーしょうせつ をかいたのだよ
せんせいも たくさんたくさん ほめてくれて、ぷろになれる っていってくれました
だから、おじさん このおはなしをよんでください
ぷろのおじさんから、ちぇんたちの しょじょさくを ひんひょうしてください!!!
よろしくおねがいね 』
―――彼は脚本家で、厳密に言うと小説家ではないのだが―――とはいえ、時折
作品を持ち込んでくる者はいる。
ゆっくりも最近増えてきた。とは言え、根が素直で色々なものに影響を受けやすい
ので、カラーが一人一人かなり違ったりする
実際、文字を覚えたばかりの小学生が授業で書いたような、それもリレー小説など
評価のしようもないが、興味は少し沸いた。
それにしても、「プロになれる」とは、随分無責任な褒め方をする先生がいたものだ。
手紙の内容から読むに、標準的な小学生の物語だろう。少し良かった所を最初に
ある程度褒め、それから批評と小説つくりの難しさを教え、最後に楽しさを説けば、
いじけることもあるまい。
まずは読んで見なければ
何より、リレーは楽しいものだ
=====( 一人目 ちぇん)=====
あるところに、ひとりのれいむがいました
げんきな れいむは まいにちおともだちとあそぶのが たのしかったのです
だけど、こわいこわい らんさまおっかさんが、いつも おこってばかりいます。
れいむは、しんゆうの ちぇん に あるひのこといいました
「ねえ、ちぇん。これからながいぼうけんにいこうとおもうよ」
「うん。それならちぇんもいくよ。まかせてね!!!」
ふたりはそのよるでかけました
とちゅうで もみじと あいました
「ちぇんたち、どこへいくの?」
「ぼうけんへいくんだよ」
もみじも いっしょについてきた
いちねん たちました
とちゅうで きめぇまると みのりこ にあいました
「ちぇんたち、どこへいくの?」
「ぼうけんなんだよ!!!」
ふたりも ついてきました
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中々子供らしい―――小学生にしては、いささか幼稚すぎる気もしたが、この文章と
話には好感を彼は持った。些細な周りの大人へ反抗してみたい気持ちと、遊びたい盛り
の子供が持つ冒険心が、中々伝わってくるではないか
しかし、これを書いたのがちぇんだというのが少し苦笑してしまう。主人公をれいむとしてはいる
が、ほかの登場人物はちぇんの方を呼ぶし、台詞も主導権を握っているよう。
何より、悪役気味に描かれる主人公の母のモデルは、作者であるちぇんの母親だろう。
直接悪く書くのは気がひけて、友達の家族という事にしたか。
それでも、ストレートに悪役にしてしまうよりはいいだろう
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こうして10ねんがたちました くじらさんにのったり たいへんな ぼうけんでした
ちぇんたち4にんは、あるむらにつきました
そこでは、おひめさまがまいにちないてくらしていたのです
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―――急展開
10年も何をやっていたのかと言うつっこみはここでは不要。多分、ちぇんの中では、
鯨乗りを初めとした、しっかりとしたストーリーがあったのだろう。だが、頭の中で考えて
いる事を、そのまま文章に、しかも物語りに起すという事は大変な作業なのだ。
それがまだ上手くできず、ちぇんも歯がゆい思いではなかっただろうか。
が、人数をよく数えると、一人足りない。いつの間にか主人公が完全にちぇんになって
いるが、忘れられたのは誰だろう?やはりれいむか。
これは、流石に少しだけあざとい
さて、「むら」と「おひめさま」に違和感はあるものの、これをどうつなげるか―――?まあ、
ちぇんがその内主人公ではなくなり、きめぇ丸かもみじ辺りになってしまうとはおもうが……
=====( 二人目 もみじ)=====
過去、全ゆっくりを巻き込んだ「戦争」より4年が経ち、世界はなお混沌としていた
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――――え!!!?
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未知の生命体・静HARDの残党に唯一対抗できる 犬乃牙流拳法犬走翔波
の使い手達の集団・「MORIYAシュラインオーガジゼーション」も、
「黒の教団/ラタイト・ツヴェイン・フランドール」と
「白の教団/ナイトメア・ラムール・エイトクラウド」に分裂。
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何か間違った原稿が届いたのかと、何回も前後を確認したが、律儀にもノンブルが作文用紙
に振られており、どうやら間違いなくもみじが書いたらしい。
とりあえず本人に言ってあげたい。
流れを切るな……
自分がトップバッターになりたかったのだろうか?
だからといって、前の人間の描いた話を無視するのは流石にルール違反。
よくちぇんも書き直しを命じなかったものだ。
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かつて12の全ての国を支配した魔王・ホワイトロック中村が残した宝玉・「コンスタンティン・ザビエル」
を巡って三つ巴の戦いを繰り広げていた。
惑星はおろか、太陽系すら楽々消滅できる力を秘めた謎の赤い珠。
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―――まあ、中学生くらいでもこうした話を作る事はある―――というか、彼自身作った。
極端にスケールだけ大きく広げてしまう。
それがとにかくカッコいいと思ってしまうもの。
コンスタンティンも、ザビエルも、どこかで聞きかじったかっこいいと思った横文字をつなげてしまったのだろう
それにしても、センスが少し可笑しい。
「犬乃牙流拳法犬走翔波」がキーワードなら、感じで統一すればいいものの、組織名等、英仏独語が混在
しすぎて、ある意味ちぇんの小説より子供っぽい気がする
が、微笑ましい
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静HARDの手に渡れば、世界は暗黒の闇に閉ざされる。その力を使い、世界を我が
物に治めようとする「ラタイト・ツヴェイン・フランドール」のカリスマ首領・ジャッカル鍵山。
それを食い止め、世界に平和をもたらそうと戦う「ナイトメア・ラムール・エイトクラウド」の若き統率者・
トムキャットレッド犬走。
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ちょっと気になったが、静HARD ってやはり「しずは」から来ているのだろうか。このもみじは、しずはに対して
何をかかえているのだろう?
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その中の精鋭部隊・ニトロ・リバーキャッスルの4名は、次々に異様な現象が起こるという村に原因調査
の為に向かっていた―――
暁の炎刃王・きめぇ丸(炎属性):
何事も一生懸命なリーダー。「ナイトメア・ラムール・エイトクラウド」一の剣士
読者の心拍数を上げるゆっくり・ちぇん(雷属性):
まだまだ未熟者だが、正義感はメンバーの中で一番 武器は光速の弓矢
オギリッシュで磨いたグロ耐性・みのりこ(土属性):
冷静沈着に一石投じるハンター
そして、研無刀の使い手―――もみじ(光・闇属性):
きめぇ丸と同じ孤児院で育つ。彼と違い、髪と目がアルピノであることからいじめにあっていたが、
表には出さないようにしていた。しかし転校を繰り返すにつれ、押し殺した感情が、いつしかもう
一つの人格を生み出した。普段はその闇の人格を抑えることに意識を置いているため、殆ど喋らない
が、一度力を解放すれば、研無刀であたり一帯を荒野に変えるほどの力を発揮する
「ふっ………虫けら以下だね…」 が口癖
4人が向かった先の村―――そこでは、終わらない異変に慄く少女がいた
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―――二つ名を考えるのは存外楽しいから……とは言え、それが第三者にもカッコよく見えるのかというと
話は別。
楽しさは理解できるけれど!
いつの間にかきめぇ丸がリーダーになってしまっているが、これはあえて立ててやったものか――――――と
思ったら、自分の説明に4行。
光・闇属性と言う曖昧な設定など、まさに主人公のそれ。
ところで、研無刀と言っているが、犬乃牙流拳法犬走翔波 とやらはどうなったのだろう?
――と、続きを読もうとして驚いた。
ここで終わっている
この先が長すぎて、カットされたのか、時間の関係なのか解らないが、前の話を無視した挙句、冒頭の導入を
1行で終わらせ、だらだらと設定だけを続けた訳だ。
話としてどうこうというより――――
疲れてしまったか。
それでももみじの中では壮大なストーリーがあったに違いない。
気を取り直して、次には―――
=====( 三人目 きめぇ丸)=====
言える訳無いでしょう。そんな事
「もういいよ! ちぇんは大丈夫だから―――怖くないから、このまま進んでね!!!」
「まさか………ちぇんは、知ってて………」
「大丈夫だよ!!! 最初から、こうなる事は覚悟していたよ!!!みんなのためだから、3人とも進んでね!!!」
「いいの?それで」
「もみじ、お母さんを探すんだったね!!!見つかると良いね!!!みのりこは、もっとお魚もお肉も食べて、好き嫌い
しないほうが良いよ!!!」
「…………」
「それから、きめぇ丸。皆を大事にしてあげてね」
「―――ん」
「そっけないけど、教団の皆も、きめぇ丸もちぇんも、もみじの事を大事に思ってるよ……」
ガタガタと音を立て、全てが崩れていく
「それじゃあ……」
「―――急ぐよ!!」
みのりこも、もみじも泣いていた。瓦礫の音に混じった悲鳴を、3人は聞き逃さなかった
「いやだあああああああああああああああああ!!!死にたくないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
いいいいいいい!!!」
「――――ちぇんっ!!?」
「わからないよわからないよわからないよおおおお!!!たすけてらんさまあああああああああああああああああ
あああああああああああああああああ!!!」
「「う、うわあああああああああああ!!! もうたくさんだよ!!!」」
―――一人一人と、サクサクと死んでいく。
それでも、我々は生き残って、もう一度、ドーナツ屋で落ち合うべきなのだ
「私は、もう下りる!!! こんな戦いはもう沢山だ!」
「みのり………」
「本当は、みんなの笑顔が見たいから、この教団に入ったんだ。だけど何だ。実際は、自分達で大義の
元に村に火をつけ ただ戦うだけ――――解るでしょ」
「ああ」
「ラタイト・ツヴェイン・フランドールの中にだって、家族がいたんだよ………私は見たんだ…」
もう一歩も動けそうになりみのりこを一端残し、外に出ると、村人達が待っていた
血走った目付きで、2人を睨む。
一人の子どもが投げた石が、額に当たった。
よける暇も無かった
「返せ」
群集が押し黙った中、一人の子どもだけが叫んだ
「返してよお……お母さん返してよお」
一斉に波紋が広がる
「返せ!返せ!!」
「何が教団だ!!平和だ!!」
「返せ!息子を返せ!!」
「娘を返せ!!」
「緑を返せ!!」
「村を、大根を返せ!!TENGAを返せ!!」
避けることなく、罵声と石を受けながら、もみじはきめぇ丸に言う
「―――わたし達、何のために戦ってるんだ?」
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―――もう一回、別の原稿が紛れ込んだかと調べたが、同じ様に続きらしい
鬱展開にして超展開――――
というか、これを描きたかっただけなのだろうかと邪推してしまう。おそらくちぇんの直後に書いたとしても同じよう
な事にしていたに違いない。
ある意味とても硬派。
何かしらのつなぎもいれずに、出てきた登場人物をいきなり窮地に追い込み―――かなり重要な事だが、
本来の主人公を一人殺してしまっている(とは言え、前話で『土属性』などという、大抵筋肉質の男が背負い
そうな能力を与えられてしまっていた時点で主役とはいえないが)。
とにかく、死人を出して重い展開にし、そしてシリアスになればそれだけで話の質が上がると思い込んでしまう
ことは、最初はよくある。
彼自身、かなりその理論で作中の人物を屠ってしまった。
このきめぇ丸もその手合いで、恐らく真摯に話を真面目にしたかったのだとは思うが、あんなにかっこいい
(と本人は思っているであろう)設定を作ったのにこの展開はあんまりだと思って続きを読むと―――
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病室に戻ると、しずはが項垂れている。
「妹さん、この後来るよ。心配しないでね!!!」
「あーうー」
「ちぇんは………ちょっと……時間掛かるけど」
「そうなのかー」
「――――また、皆で花見でも行こう」
「げらげらげら………」
しずはの視線の先には何も無い。
相槌は打ってくれるが、きっと何も感じていないに違いない
目は何も見ていない
「しずはぁ………元に戻ってれよ……」
この戦いが終われば、元の様に戻れると思っていた。が、それは単なる思い込みだった。
みのりこがお見舞いにきても、このまましずはは元に戻らずに生涯を終えるかもしれない
―――となりのベットでは、すすり泣きが聞こえる
「―-―ごめんね、さくや。本当にごめんね。ここの先生が、お金が払えないなら、とっとと
この病院を出て行けって……」
「泣かないでください、おぜう様。大丈夫ですよ。私もすぐに働けるようになりますから……」
「ごめんね。ごめんね………本当にごめん………」
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考えを変えよう。
どうやら、本当に暗い話だけを描きたかったらしい。
本当に小学生か? どんな心理状態なのか、流石に不安になった
さて、次には―――
=====( 四人目 みのりこ)=====
――――死んだ人や、心が壊れて直らなくなったものは、帰っては来ません
漫画や映画や小説の中なら、簡単にそれは可能となりますが、現実には、一度死んだものは
戻ってこない。 だからこそ、命は大切にしなければいけないし、粗末に扱ってはいけない。ゆっくり
は精一杯生きている間にゆっくりしなければならない。
―――皆をゆっくりさせようと、命をかけた者たちのためにも
「―――姉さん、必ず帰ってくるからね。約束するよ」
みのりこは、そっと姉の頬にすーりすりを始めました。
長引く戦いで、すっかり心が折れて精神の均衡を崩してしまったしずはさん。彼女のためにも頑張ら
なくては。表情自体は変わりませんし、それでみのりこを認識したわけではありません。ですが、温かさ
が伝わったのか、幾分、その顔は穏やかに見えました。
「これは、死亡フラグなんかにさせないよ。皆がゆっくりできるように、『コンスタンティン・ザビエル』を
手に入れてくるよ……」
「みのりこ、そろそろ行くよ」
「それから、ちぇんのこと、らんしゃまおっかさんにもおしえにいくよ……たすけてあげられなかった罪を、
私達ずっと償い続けるよ……」
できればもう少し一緒にいたいところでしたが、時間はあまり残されていません。きめぇ丸が促します
「本当に……全員が幸せになれればいいのに」
「敵も味方も……」
病室を後にする間際、隣のベッドでしゃくりあげているれみりゃに、そっと一枚のメモ用紙を渡しました
「うー?」
「あまりお給料はたくさん出せないけど、ここの本部でならお仕事があるよ!!!よかったらきてね!!!」
「あ、ありがとう……!!! ありがどう゛ございますううう…………」
これから、あの村へもういちどいく事になりました。
たぶん、これが全員にとって最後のおしごとになることがよそうされました。
突然湧き出る、チーズの泉。
お米に変化する砂丘。
咲き乱れるチョコレートの花
中身が海老と蟹の身に変わる木の枝
全身霜降り状態の豚
――その原因は、村の遺跡の奥底に眠る、彼岸の「コンスタンティン・ザビエル」のまほうだったのです
異変におそれ、つぎつぎとむらをでていくじゅうにんたちに、お姫さまはなげいていました
だから、4人はいせきをちょうさしましたが、途中で天井がおちてきて―ー―ひとりで支えたちぇんがぎせい
となって、何とか生き残ったのです
だれよりもさきに、村へ戻って「コンスタンティン・ザビエル」を手に入れれば、世界中が平和になるはず
です
―――それでも、死んだゆっくりはかえってきません
これらの異変に嘆く、あの村の御姫様を安心させ、必ず3人残ってドーナツ屋で落ち合おうと誓い合いました
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いつのまに復帰したのだみのりこ…………
あの遺跡の中でふてくされた状態から、帰ってきた描写などは勿論無かったが、そこは目を瞑ろう。
自分が作中で登場する前にリタイアするのは忍びなさ過ぎる。
しかし、これは、個人的に好きになれた。
と、言うか、ようやく前の話と連続したパートである
この話を見ると、リレーのルールをもみじときめぇ丸は解っていたのだろうかと疑ってしまう。
何より、「死んだものは生き返らない」という達観した言い切が気に入った。物語は自由なのだし、子供なら―――
殊更もみじ辺りなら―――平気で便利な復活用のアイテムでも登場させているだろうに、中々硬派な姿勢である。
そして、今一解らなかった「村での異変」と、置き去りにされていた「お姫様」にも触れた。若干緊張感に欠ける
メルヘンな異常事態だが……
おそらく、話を更に暗くするためだけに登場させたれみりゃとさくやも救済し、物語を一気に終盤へ―――
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――と、表に出ると、そこには―――
「命令だ」
「あの村へ行かせるわけにはいかない」
オルフェノク達の刺客が待っていました。
「異変を解決するのがみのりこ達の仕事だよ!!!」
「きめぇ丸、みのりこ、ここはもみじに任せてね!!!」
ズラリ、と抜き出した研無刀。
「しなないでね!!!もみじ!!!」
「さあ、来い!!!犬乃牙流拳法犬走翔波をうけてね!!!」
――――「何てことがあったのが、三日前………」
階下で頑張るきめぇ丸を心配しながらも、みのりこは遺跡の最下層に来ていました
眼前には、赤い玉
「まっててね!!!みんな……」
「そうはさせないよ!!!」
聞き覚えのある声に振り向くとそこには――――――
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流石に、姉のしずはを出してしまったから、敵が静HARDのままではと思ったか。
とはいえ、終盤に強引ながらもなだれ込ませた努力は褒めてあげたい
―――オルフェノくは、もっと複雑な存在だと思ったが……… 考えてみれば6作も前なのによく知っていると思ったが、10作目だけ
を見て知った口か?
さて、そして最後のパートだ
=====( 五人目 りぐる)=====
「れ、れいむ!!!」
「そのあかいタマはこちらにわたしてもらうよ!!!」
「いやですよ」
「いやですか」
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―――まさかの、最初の主人公の再来。
しかも敵となって――――と思っていたら
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それでも、みのりこはとられてしまいました
その時!
「りぐるきーっく!!!」
,.-‐・
,.. -‐‐/‐- 、 ,.-‐・
, '´::::::::::::/:::::::::::::::::`:>'、
/::::::::::,:::::::::::::::::::::::::::::'"::::::ヽ. ※ 原稿に直接ボールペンで描かれた、おそらくリグルによイラストである
./:::::/:/‐-!ハ ハ i::::,:、::::::::::::',
,'::::/::::/:,ァ__,.!/ レ' ハ、__-i::::::i::::::!
!::::〈ヘレイ (ヒ_] ヒ_ンハ::ノ|:::/
|::::::::|:::::i'" ,___, "i イル'
',::::::i::::::ヘ ヽ _ン 从|.
ゝヘ:::,.イ'ヽ,、 _____, ,.イ|ノ ___ _____ ______.
/ ヽ ri/彡ネ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ、_''
/ i ト、 __,,,丿)/, ン 'r ´ ヽ、
| ! )`Y'''" ヽ,,/ .i ,' ==─- -─== ;
! l | く,, ,,,ィ' .| i イ ルゝ、イ;人レ/ルヽイ i
ヽヽ ゝ ! ̄!~~、 .||. i、|. | rr=-, 、(◯) i リイj
ヽ / ̄""'''⌒ ̄"^'''''ー--、ヽ「 ! "" ,._,""!Y.!
Y'´ / """''''~--:{-千、.冫 ,'._.」.∴ '
( 丿 ,,;;'' ....::::::::::: ::::r''''"" ̄""ヽソ イ|| |・,' , ・,‘
ゝ ー--、,,,,,___ ::: ::,,,,,ー`''''''⌒''ーイ-、'ル.レ
颯爽と現れたのは、精鋭部隊・ニトロ・リバーキャッスルの5番目の隠し玉・リグル!!!
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―――・・・・・・・・・・・・・・・
折角気を使って、良い「引き」を作ったみのりこに対して、 これ………
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あまりの強烈なキックに恐れをなした上層部に、長い間謹慎を受けていましたが、
仲間のピンチの今、駆けつけたのです
「今お目覚めかい?」
「お、遅かったじゃない・・・・・・!」
「こうしたときには、遅れてくるものよ…………!!」
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そういえば、りぐるは最初から出てこなかった。執筆ゆっくり陣に、れいむはいないから、適当にチョイス
されたのだろうが、途中でしずはやれみりゃもいたのに、メンバーであるリグルだけ不在。
単に忘れていたのか、意図的に最後の魅せ場を用意させたのか?
とりあえず、読んでいるこちらが恥ずかしい。
もう、過去の自分を見ているよう………!!!
みのりこが真摯だった分、椅子からずり落ちそうになった
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それでも起き上がる敵の無敗将軍・れいむ
「おのれ りぐる……まだそちらにn
―――― 中略 ――――
「わたしは、ぼくはこんなところでまけるわけにはいかないのよおおおおお!!!」
―――― 中略 ――――
( りぐるの 母 らしきゆっくりとの思い出の描写が3枚分続く。これ単体だと結構泣けるが、主人公の
強さとあまり関係ない)
―――― 中略 ――――
「あれだけ修行したんだ!!! 絶対に勝てるよ!!!」
(ひたすら回想シーン ただし修行の場面ではなく、幼稚園の頃のしずはとのロマンス等)
―――― 中略 ――――
こうして、長かった戦いは幕を閉じた
しかし、ゆっくり達の心に、欲望という名のスペースビーストがいる限り、世界に平和が
訪れる事は無いだろう―――
戦い疲れたリグルの元に、仲間達が集ってくる
「リグル、ありがとう!!!」
「終わったんだね、わかるよ~」
「ああ、もう大丈夫さ」
―――― 中略 ――――
「スマートに行くよ!!! 戦いはこれからさ!!!」
┼ヽ -|r‐、. レ |
.d⌒) /| _ノ __ノ
==========================
最終更新:2009年05月12日 22:01