小ネタ228 なんかの外伝

小ネタ・なんかの外伝
  • 個人名があります。
  • 人間がかなり中心です。


友達(とらん)を家に呼んで茶でも飲むことにした。

「らんしゃまのしっぽもふも……かたいよ!」
「ホントだかたいよ!」
「ビックリしたかいちぇん!!」
「「ビックリしたよ!!」」
仲睦まじいちぇんズとらんである。
ふと友人の方を見やるとなんか滝のように
「鼻血出てるぞ」
「あらあら」
指摘するとピタリと止まった。
つくづく変な奴である。
「それにしても姫がお部屋に呼んでくれるなんて珍しいわね」
「珍しくて悪かったな」
と世間話をしてると ロフトからゆかりんが降りてきた。

「姫ってお姉さんのこと?」
「あら、名前教えてなかったの?」
「特に聞かれなかったしなぁ」
「特にゆかりん達もきかなかったしねぇ」
「……なんだかなぁ。この娘、名前に姫の字が入っていたのよ。だからゼミで字名が姫になっちゃったのよ」
「つまり今後お姉さんはひめお姉さんと呼ぶべきなのね、とゆかりんは灰色髪のお姉さんに聞くわ」
「アハハ、確かにそう呼ぶべきよねぇ!」
友人の妙な笑いのツボに入ったらしい。
「……何故あたしに聞かない」
やや頭痛を覚えながら出した質問にゆかりんはこう答えた
「だってお姉さんに聞いたら拒否するに決まってるでしょ?」
ええその通りですともガッデム。


 ・――――翌日
「んじゃ行ってくるぞぉ、ちぇんズ」
「「いってらっしゃい、ひめおねぇさん!!」」

こうして私は家でも姫呼ばわりされることになった。

たまに友人を呼んだ結果がこれだよ!

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最終更新:2009年06月01日 13:46