小ネタ・なんかの外伝
友達(とらん)を家に呼んで茶でも飲むことにした。
「らんしゃまのしっぽもふも……かたいよ!」
「ホントだかたいよ!」
「ビックリしたかいちぇん!!」
「「ビックリしたよ!!」」
仲睦まじいちぇんズとらんである。
ふと友人の方を見やるとなんか滝のように
「鼻血出てるぞ」
「あらあら」
指摘するとピタリと止まった。
つくづく変な奴である。
「それにしても姫がお部屋に呼んでくれるなんて珍しいわね」
「珍しくて悪かったな」
と世間話をしてると ロフトからゆかりんが降りてきた。
「姫ってお姉さんのこと?」
「あら、名前教えてなかったの?」
「特に聞かれなかったしなぁ」
「特にゆかりん達もきかなかったしねぇ」
「……なんだかなぁ。この娘、名前に姫の字が入っていたのよ。だからゼミで字名が姫になっちゃったのよ」
「つまり今後お姉さんはひめお姉さんと呼ぶべきなのね、とゆかりんは灰色髪のお姉さんに聞くわ」
「アハハ、確かにそう呼ぶべきよねぇ!」
友人の妙な笑いのツボに入ったらしい。
「……何故あたしに聞かない」
やや頭痛を覚えながら出した質問にゆかりんはこう答えた
「だってお姉さんに聞いたら拒否するに決まってるでしょ?」
ええその通りですともガッデム。
・――――翌日
「んじゃ行ってくるぞぉ、ちぇんズ」
「「いってらっしゃい、ひめおねぇさん!!」」
こうして私は家でも姫呼ばわりされることになった。
たまに友人を呼んだ結果がこれだよ!
最終更新:2009年06月01日 13:46