どうも~猫です。
注意事項
以上です。ゆっくりしていってね!!!
-----本文------
ゆうかたちを農園に招いて数日、僕はふとあることに気づいた。
「君たち・・・雨降ったらどうする?」
ここは平野で木などの雨宿りできる場所もない。
つまり、雨が降り注いだらそのまま解けて死んでしまう・・・いや永遠にゆっくりしてしまうのだ。
「そしたらあなたをのろってあげるわ」
ゆうかがにこっと笑いながら言った・・・。
怖いです。ゆうか様。
ほかのゆっくりもおどおどしている。雨は今日は降らないと思うがいずれは降るだろう。
まして今は春だがあっという間に梅雨入りするだろうから急ぐ必要があった。
僕はゆっくり用の巣を作ろうと思ったが知識がない・・・。
仕方がないのでゆっくりの専用本「ゆっくり大辞典」を本屋で購入して巣の生態を
学習することにした。
「おうちをはやくつくってね!!!」
とゆうか以外のゆっくりは激しく僕に言ってきた。かなり焦っているようだ。
ゆうかは植え替えをした作物に水をあげながらたまにこちらに流し目してくる。
マジで呪ってきそうでほかのゆっくりよりプレッシャーがかかる・・・。
さて・・・早速おうちつくりをはじめることにした。
まずはタイプの選択である。木の根を住処にするタイプ・・・NGだね。だってここほとんど荒野で木なんて生えてないもん。
次に土に穴を掘りそこを住処にするタイプ・・・これもNGだね。ここら辺の土は水をよく吸収しゆっくりたちの巣が崩壊するのは眼に見えている。
そして最後・・飼いゆっくり専用のゆっくり小屋タイプ・・・。これは確かにいいが作るのがめんどくさい。しかしこれしかないので早速取り掛かることにした。
もちろん犬小屋みたいなものでもいいんだがそれでは今後も増えるであろうゆっくりの数をさばききれない。
なのでいっそ倉庫みたいな大きな小屋(既に小屋じゃないし)を建設することにした。
村の条約では一回だけ大きな建物を建造するときにかかる費用は村が持つことになっている。もちろん取り上げられた場合は解体されるが・・・。
とりあえず可能な限り大きな建物を頼んだ。もちろん倉庫として。
「こんな大きな倉庫を頼んでくるとね・・・よほど自信があるのかしら?」
受付のお姉さんにざっくり言われたが・・・依頼は承諾された。
完成の間はゆっくりたちを元の巣に戻させ僕は土の加工を続けてきた。
数日もすればほぼ全面の土が加工土によって覆われていた。
そして2週間後・・・倉庫(ゆっくりの棲家兼倉庫)が完成した。
完成翌日・・僕はゆうかたちを改めて迎えた。あの倉庫の2階部分を改造し、滑り台とゆっくり用の階段を設置することで行き来を自由にした。
こうして雨で溶けるという問題は解決した。
「ゆ!にんげんさん!」
まりさとちぇんが突然話しかけてきた。寂しかったのかな?かな?。
「これまりさたちがあつめてきたんだよ!!すごいでしょ!」
そういうとまりさは帽子を脱ぎ中の物を見せてくれたのは・・・たくさんの種とミミズだった。
どうやら山の巣に居る間中ずっとこれらの物を集めてくれていたのだろうか・・。
見るとみんな所々に傷跡が残っている・・自然治癒力の高いことで有名なゆっくりでさえ残る傷・・・。
その傷から僕と共に作る農園を発展させたいという気持ちがひしひしと伝わってくる。
(やべ・・・涙出てきた・・・感動するシーンでも泣いたことないのに・・・)
僕は口には出さないが目から涙を流していた。
「おにいさんぐあいわるいの?どうしてないているの?ないているとゆっくりできないよ」
れいむが僕を慰めてくれた。
「いや・・・君たちは素晴らしいゆっくりだよ・・・全く」
僕は一匹ずる抱擁した・・・みんな「くすぐったい」とか「気持ちがいい」「ゆっくりできる」といってくれた。
続く
----あとがき-----
いや~ゆっくりで感動物(?)を書き上げてしまおうと思ったが
あくまで農園発展物中心であることをすっかり忘れてしまいそうな流れですが
次はいよいよ種植えを書いていきます。
- 今のところ順調ですね
次回は何を植えることやら……
あと誤字報告
<僕は一匹ずる抱擁した -- 名無しさん (2009-06-01 17:29:59)
- 誤字失礼いたしました。
とりあえず修正しておきました。
コメント&ご指摘ありがとうございました。 -- 猫愛好家 (2009-06-02 16:13:36)
- 僕さんも、ゆっくりも、みんながんばってー!
つづきがたのしみです。 -- ゆっけのひと (2009-06-03 20:53:42)
- 誤字といえば最初の方で「解ける」➝「溶ける」じゃないっすか?
-- 名無しさん (2010-12-01 03:43:37)
最終更新:2010年12月01日 03:43