【あらすじ】
さて、帝王のベルトと555のベルトを交換し、学園にはびこるスペースビーストの一掃に乗り出した図書委員・錐鮫有瑳は、
全ての黒幕が学園長である事実を知る。
何とか最深部まで到達したのだが……
「ここがそうか……もう少しで学園長室ね!!!」
『そこまでよ!!!』
前方には、6体の見覚えのあるゆっくり達が立ちふさがっていた。
「ほう……虹皮3兄弟を突破してここに来たか………」
「なかなかどきょうあるね!!!」
「高等部2年・図書委員長渉外・錐鮫有瑳君か……見所のある生徒だと思っていただけに残念だよ」
「ここからさきはいっぽもすすませないよ!!!」
「お前は知らなくても良い事を知り過ぎたのだ……」
「あのよで ゆっくりしていってね!!!」
――――教師達だった
「た、体育に美術、数学……教頭先生まで……!!!」
「聞いたことがあるだろう。 『炎刃将』 『水鏡将』 『風神将』 『雷神将』 『土鬼将』 『熱可塑性合成樹脂魚将』」
「単なる噂話だと思ってたわ」
「みんなで、学園長の野望のため、ひそかにこのがくえんをうらからしはいしていたんだよ!!! 図書委員も、虹皮3兄弟も、
GUYSもZECTも、 おててのうえでおどっていたにすぎないね!!!」
「ここが君の墓場となるのだよ、錐鮫有瑳」
「人は我々をこう呼ぶ…………」
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> ゆ っ く り 六 天 王 !!! <
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立ちはだかる、凍てつくような気を発するゆっくり達に後ずさりながら、錐鮫は呻いた
「な、何て…………」
語 呂 が 悪 い ん だ
第一
「何かこう……先生かいな。教師より権限持った、自分等だけ白の詰襟着た生徒会とか風紀委員とか、そこら辺が勤
めるもんでしょ、こういう役のは」
「教師より偉い生徒会なんて、現実にある訳ないだろ!!!」
「おお、中二病中二病」
「まんがの読みすぎだね!!! おお痛い痛い」
「いや、大人がそんな事してる方が痛い]
それにだ
「こっちは一人なのに、六人がかり? こう、行く先々で一人ずつ待ち構えてるとか、そういう配慮は無いの?」
「効率化のためだよ。こちらも忙しい」
「大体、総当たり戦で一人一人がタイマン勝負しようにも、錐鮫は一人だけじゃない!!!」
「う~ん………それは……」
いや、仲間はいるにはいたのだが、ゆかりも、かなこもゆゆこも、途中でスタミナ切れで置いてきてしまった。
人間1人 VS ゆっくり6体は流石にそれだけでも少し怖い。
「ふん。戦略的撤退だー 仲間集めてまた挑戦に来るわよ!!!」
「まてーゐ!!!」
「放っておけ……あんな子鼠、いつでも潰せる」
しかし、去り際に残した錐鮫の言葉が、ゆっくり六天王達の胸に突き刺さった。
「お前等おかしいよ~」
――――
数時間後。
職員会議が密かに開かれた
「六天王………」
「六天王か………」
「ふむ」
「語呂………悪いよね」
「いいにくいよね」
――今まで胸につかえていた。 が、第三者に言われて、ようやく思いを全員口に出した。満場一致に
『 やっぱり四天王にしよう 』
と、なると、必然的に二人が余る。
会議室には緊張が走った。
「何で いきなりグループ作っちゃってるわけ?」
「まるでそっちが1軍。こっちが2軍みたいじゃない」
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/ ヽr" "ヽ/( ./ !⌒)-、'"´ `"' 、 \ノ) ( r"v''ヽ --.. `ヽ,
ノ r ============r ) , ' |_ ノ l ヽ `ヽ.. / \/ i r ハハ
( r"v''ヽ --.. `ヽ ノ !/ _,./!_ ,ハ / !. ∠ .// 人 人 <
/ \/ i r ハハ / 八 ,.イ |./ | ,ハ l ' 、 ノノ // r ノ/ ノイノレ' レヽ`ヽ
∠ .// 人 人 < ⌒) _ノ Y ,ゝ、/ レ / ハ ! __,.ゝ. ( ( ( i ノ ttテ‐ァ rtテ'ァハハ ,,.)
ノノ // r ノ/⌒ノイノレ' レ ヽ < / ! 八 ( ヒ_] ヒ_ン∨`! 八/´. )ノ ヽヽノ |, ″ ̄  ̄"りハj
( ( ( i ノ ┰─ ┰- ハ ハ l ', ⊂⊃ ,___, ⊂⊃/、_.> (ヽソ ノヽ, ´ i \
ノ ヽヽノ ( '" "'| \ `ヽ ) ,> ヽ _ン 人 ( \... ) ヽ人ノ,ゝ -=‐ /( ノノ
) ヽ人 ノ,ゝ -~ ノ< ̄" )ヘ. イ (ゝ、 .イ ,> ',. ノノヽ ( ヽ、 ,,.イ_リ
ノノヽ ( \ >,、 _____, ,.イノ > )へ. ,.イ >, -rァi'" ,. / l. ノ ) \ ̄ ̄i,/=\ヽ
数学教師・【炎刃将】 教頭【水鏡将】 保健教師【風神将】
=============================================(1軍?)
,::'´ `ヽ ,rァ''´ ̄/ヽ. rァ‐‐rァ-、
,::'´ `ヽ }|::::::::::::|{、::レヘ.__r'7:::::::::/r'_/
_,,,, --──-- ,,,__ ,' ヽ rア⌒'、:::::::::ゞ、>'-‐' ‐-<"´::::::`アi7
, '´ __ `ヽ、,ヘ / /、 ィハ 、_; ! i ゝ. }j___,,.>'"´ 厄 `゙'<:::::/{ / ̄`ヽ.
.くヽ_r'_ヽ 、 ,、_) ヽ ,______r'´イ´ i / ハ `;、,レ レ 、_;、人丿 ノ:::::_/ / / ! ,ハ /| i ∨,j / ;'⌒ヽ ノ
['、イ_,-イ、ゝ,_, ,イ_,-,_ゝヽ、__〉 丿 レヘ i' (ヒ_] ヒ_ンハ ヽ ´ ̄ ;' ,. i / 」_/ |__/ _」 ,ハ i | ,' ! ー'
,! 、!-|ーi、λ_L!」/_-i、|〉',ヽイ / くl |" ,___, lヽ | レ'ヽ! ノ(ヒ_] ヒ_ン ) !_/ ,ハ、 .ノ ` ー‐'
i_ノL.イ (ヒ_] ヒ_ン ).!_イ | | i ハ ヽ、 ヽ _ン ノ i ノ / └ァ;ハ !"" ,___, "" リ ./ iヽ、
ヽ! |.i"" ,___, "" | ! | | ヽ `V>=-rパルスィノ .// / 7. ヽ _ン ,ハ ,'`ヽ〉 ,. --、
| ! ',. ヽ _ン .,! ! .| | `ヽ人人,.ヘ. ヽ、ニノ<7}.>ヽ .!:::::!} ∨ .ノ`> , ____ , . イ| |//:::|{ 、_ノ ,. -、 )
| |ヽ、 イノi .', | ., -イ´\×\ // ハ \ ヽ、:::|{ i / i/_,.>`こ7´,ンソ /、.i::::::ト、 i ー'
,. | | .| ` ー--─ ´/ /入ヽ_ | / ヽ \×y/ ハ. ヽ ヘ ゝ、,.}こXこ{./ //
体育教師【雷神将】 家庭科教師【土鬼将】 美術教師【熱可塑性合成樹脂魚将】
==========================================================================(2軍?)
「1軍と2軍には、目に見えない超えられない溝があるのさ」
「―――もう『1軍と2軍』で決定なんだ……」
「それならば………」
_,,,, --──-- ,,,__ て 「な、なにいいいいいいいい!!?」
, '´ U __ U `ヽ、,ヘて
.くヽ_r'_ヽ 、 ,、_) ヽ ,______r'´イ´ ____ ____
['、イ_,-イ、ゝ,_, ,イ_,-,_ゝヽ、__〉 / \ / \
,! 、!-|ーi、λ_L!」/_-i、|〉',ヽイ | 風神録 | | 地霊殿 |
i_ノL.イ (ヒ_] ヒ_ン ).!_イ | | | rr=- r=; | | r=-, r=;ァ |
ヽ! |.i"" ,___, "" | ! | | | ー==- | | -==-' |
| ! ',. ヽ _ン U,! ! .| | \_ _/ .=|л=・ \_ _/
| |ヽ、 イノi .', | | | ( E)) | |
,. | | .| ` ー--─ ´/ /入ヽ_ | / ̄ ̄  ̄ ̄\//\\/ ̄ ̄  ̄ ̄\
「あんたはもう用済みなんだよ。雷神将。いや、体育教師」
「そんなもやしみたいな体で、あの錐鮫一味とわたりあえるのかい?」
「ゲラゲラゲラ!!!!」
「む、むきゅううううう!!! 勝手に寄り集まって酷いわよ!!!」
「黙れ、この補欠選手!!!」
と、なると
「さああ、一軍の皆さん。私達のどちらを選んでくださいますか!!? 当然私のh………」
「いや………それなら必然的に……」
┰─ ┰ ( ヒ_] ヒ_ン ttテ‐ァ rtテ'ァ. イ (ヒ_] ヒ_ン ).!
'" "' ⊂⊃ ,___, ⊂⊃ ″ ̄  ̄
数学教師 教頭 保健教師 体育教師
,_人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ゆ っ く り 四 天 王 !!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
____ ____
/ \ / \
| 風神録 | | 地霊殿 | ………こうなるのよね………
| rr=- r=; | | r=-, r=;ァ |
| 2ボス | | 2ボス |
| ー==- | | -==-' |
\_ _/ =|л=・ ・=iъ= \_ _/
家庭科教師 美術教師
―ゆっくり二天王(仮)―
「わざわざ自分達から名乗り出てくれてありがとう」
「選ぶ手間が省けたわ」
「は、はかったなああ!!!」
「ちくしょおお!!!」
「知らないわよ!!!」
血の様な涙を流しつつ、今や単なる家庭科教師と美術教師の二人は、会議室を後にした。
「私達は、錐鮫側につくよ!!!」
「ふん、弱者にはほえ面がお似合いさ…………」
「二人で何ができるっていうの?」
――――その晩。
翌日の授業の用意を終え、小テストの見直しも終わり、そろそろ寝ようとお風呂に入っていた数学教師こと炎刃将は、
とんでもない事に気がついていた。
【錐鮫+ゆゆこ+かなこ+ゆかり+ 補欠2名 = 6名】
で、こちらより人数が増えてしまうのだ。
そして、もっと重要な事に気がついた
六天王を、四天王に再編するのではなく………
「 ” 六人衆” に改名すればよかったあああああああああああああああ!!!」
―――続かない―――
※フィクションです。 実際の団体とは一切関係ありません
- そういやハカイダーも”四天王”じゃなくて”四人衆”だったな -- 名無しさん (2011-07-27 12:30:27)
- 六芒星とかじゃだめなの? -- 名無しさん (2014-03-30 13:39:25)
最終更新:2014年03月30日 13:39