【ゆイタニック号のゆ劇】ゆっくり漂流

○月○日
陸を離れてから何日過ぎただろうか・・・
あの悲劇からこっち、行く先も知れぬまま洋上を彷徨い続けている
端材を集めて作った筏はいつまで保つだろうか
陸に戻るまで保つだろうか・・・


○月△日
今日はタイが揚がった
この辺りは魚が豊かな海のようだ
早速捌いて刺身にしよう
偶然持って来ていたキャンプセットがこんなところで活きるとは


○月□日
今日はキビナゴを天プラにした
魚を触った手で掻いたせいか、何だか背中が痒い
本を枕にすると、空にパンの形をした雲が浮かんでいた
ああ、眠い・・・


○月☆日
なんだろう
背中がsyレならんほど痒くなってキた
ああまじゅい
てが


○月×日
かれ おいし かたです
かゆいか ゆい


つ<
かゆ
 うm

「ぎゃひー!!!」
船上に悲鳴がひびく
「ど、どうしましタ!?」
「て、手がぁ・・・

 ケータイ日記つけてたら攣ってしもうた!」

「何日分もまとめて書こうとするからそうなるデスよ」
「いちゃいよう・・・ケータイでブログ更新とかよく出来るのう
わしのようなアナログ人間には無理じゃと学習したぞい!」
葉加瀬博士は攣った手を海につけてほぐしながら、ケータイを置いた手で背中を掻いた
「それにしても背中が痒くてたまらんたまらん」
「汗疹ができてマース」
「こんな事ならお風呂セットも持ってくるんじゃったのう」
「これで体拭いたらどうデスか?」
「おおすまんのう」
助手のジョシュ君から煮沸したタオルを渡されたので、博士は喜んで顔を拭いた
「うひゃあたまらん!」
「オヤジくさいデスよ」
「だって気持ちいいんだもん・・・しかしそれにしても」
博士は目の前に広がる空、見渡す限りの海原の前で小首を傾げた
「どうしてこんなことになっちょるんじゃ???」
それじゃダイジェストでどうぞ!



 >>ゆっくり けんきゅうじょ
じょしゅ>″たこ″ とは なんです ? ほわっつざっつ ?
はかせ>ななななんじゃね やぶから ぼうに
ジョシュ>うみに そういうのが いる ときいて きゅうに しりたくなったの で~す
はかせ>むむむ そう いわれても のう
《ゆっくりれいむ さんが in しました !!!》
はかせ>おお れいむ くん !
ゆっくりれいむ>はなしは きかせて もらった よ !
ゆっくりれいむ>れいむに まかせて ね !
はかせ>(しかし じょしゅくんに たこなんて みせたら ・・・ こそこそ)
ゆっくりれいむ>(だいじょうぶ れいむに いい かんがえが あるよ! ・・・ こそこそ)

 >>とある うみぞい
じょしゅ>かぜに さそわれて うみに やって きました
はかせ>(うみに きた のはいいが たこなんて みせて ほんとに だいじょうぶ かのう ?)
ゆっくりれいむ>(とりあえず このひもを もってね!)
ゆっくりれいむ>さあて おたちあい !
ゆっくりれいむ>これが たこ の しょうたい や !!!

 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
 >  ち ゅ う ち ゅ う た こ か い な !  <
  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
         __   _____   ______
        ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
        _'r ´          ヽ、ン、
        ,'==─-      -─==', i
        i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
        レリイi (ヒ_]     ヒ_ン) | .|、i .|
        !Y! /// ,‐―( //// 「 !ノ i |  ぶく~!
        L.',.             L」 ノ|.|
        | ||ヽ、         ,イ| |イ/\.
         レ ル` ー---─ ´ルレ レ´  \.
                          \.
           (  (  (          \.
            )  )  )  ふよ      \.
           (  (  (             |.
            )  )  )    ふよ     |.
           (  (  (             |.

はかせ>おお れいむ くんが ういている っ !?
じょしゅ>こ これが たこ ですか っ
じょしゅ>そうか たこ とは ″ばる~ん″の こと だったの です ね !!
はかせ>いや どちらか というと ″かいと″の つもり ぢゃないかと
はかせ>(たこ ちがい じゃな)
じょしゅ>おお あいし~ あいし~
はかせ>しかし よく あがるのう
ゆっくりれいむ>このまえ おぼえた ぶくうじゅつ だよ!
ゆっくりれいむ>ゆ ?
はかせ>ぶくうじつ って こんなのじゃった かのう ?
はかせ>おや ひもが からまった わい
ゆっくりれいむ>あの くもさん おいしそうな おかしの ぱん みたいだよ !
ゆっくりれいむ>・・・
ゆっくりれいむ>はっ !?
ゆっくりれいむ>そらとぶ たいやき ・・・
ゆっくりれいむ>おかし みたいな くも ・・・
ゆっくりれいむ>つ な が っ た !
はかせ>なんだか ひきずられてる ような
ゆっくりれいむ>このまえの たいやきさん の しょうたいは くもさん やった んや !
ゆっくりれいむ>すく~ぷや!
ゆっくりれいむ>むしゃ むしゃ ちょうさ に いくよ ! じゅるり
はかせ>うわ やめて
はかせ>どこに いくんじゃ~
ゆっくりれいむ>お~か~し ぎりしゃ~の~ いかろ~すは~

《はかせ さんと ゆっくりれいむ さんが Out しました !!!》

じょしゅ>うぁー・・・

はかせ!!!
はかせ だいじょうぶですか
なんということだ
はかせが たこの しかけに
ひっかかって とんでしまうとは・・・
あぁ もし さいしょから やりなおす
ことが できれば









なんとか なるのに・・・





「・・・とゆーわけじゃったな」
「また最後の微妙なネタをやりたかっただけデショウ」
「うん。今の子にわかるかのう」
「サア?」
「むむむ・・・まぁそのあとそんなこんなして洋上の日曜大工で筏をこしらえた挙句ジョシュ君とは合流できたわけじゃが」
「説明が面倒になってきましたネ?」
「うん」
「HAHAHA!」
2人はカレイの残りをつついた
「これからどうしましょーカ」
「食が足りてるとどうも危機感にかけるのう」
「ゆ~、くもさんはぷれーんなかきごおりさんのあじしかしなかったよ・・・」
ゆっくり霊夢が甲板にふよふよと戻ってきたようだ
「いみて~しょんでれいむをまどわせるなんて・・・しぜんはふしぎでいっぱいだ!」
「そーなのねー。てっきり綿菓子のあじかとおもったんだがのう」
「結局雲を食べにいったゆっくりサンの方が不思議でいっぱいの気がシマース」
「ゆ!そういえばむこうにおふねがいたよ!」
「おお!それじゃこの状況から脱出できるかもしれんのう」
博士は背後のリュックから、おもむろに櫂を取り出した
「じゃじゃーん!どこでも櫂~!」
「そんなの入れるぐらいなら、都合よく遭難脱出セットでも作ってたら良かったのに」
「・・・検討します」
「それじゃれいむがたこになってせんどうするよ!」

数時間後
「おお、船らしきものがみえるぞい」
「ナニナニ・・・ゆいた、にっく、ごう・・・デスカ」
「湯板ニックさんの船か」
「だれやねん」
「むー、そういえばれいむのとこにしょうたいじょうがきてたようなきがするよ!」
「なるほど、それじゃあ霊夢君は遅れてきた乗客、というわけじゃのう」
「HAHAHA!」




さらに数時間後
「ぜえはあぜえはあ、全自動櫂漕ぎ君を作ってたらこんな時間になってしもうた!」
「シカーモ、あまり早く進みまセンし」
「日曜大工で作るもんじゃないのう・・・もうすぐ夜のぽっぽが鳴く時間じゃ」
「でもその甲斐あって、このまま寝ていればそのうち追いつきそうデスね」
「カイだけに」
「HAHAHA!」

「ゆ~み~は~ひろい~な~おおきいな~
ゆゆ?むこうからもおふねがちかづいてくるよ!」
「どれどれ・・・あれは船じゃなくて氷山ですネ」
「よくわかるのう。わしにゃただの黒い影と影じゃ」
「昔軍で暗視術ならってましたカラネ」
「え?なによくきこえなかった」
「シカシまずいですね、あのコースでは船と氷山がぶつかりマース!」
「ゆゆ!?」

その時、大木が割けるような、或いは音にならないような音が、聞こえたような、気がした
向こうに見える船が大変な事になっているのは、博士にも分かった

「たたた大変じゃ」
「ムウ・・・どうやら乗客はユックリさん達のようデスね」
「なに!?ただでさえ沈没したらコトが事じゃのに、ゆっくりともなれば海に投げ出されるとどうしようもないぞい」
「・・・」

「れいむに まかせて ね !」

「霊夢君!?」
「こんなこともあろうかと、霊夢は新技を覚えてきたんだよ!」
ゆっくり霊夢の体が、月光を浴びて光り輝く・・・!
「せーの、なりたいじぶんに





 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
 >                            <
 >    き ゃ ら ち ぇ ん じ ! ! !  <
 >                            <
  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
       __  ___    ________                                。  。  ___/__/__ l l
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      レイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i ..::::)             /    ,,r'"彡三三。ヽ っ。つ っ。つ                 ___/
    / ..::!Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i .....:::ヾ    ノ)     /  //彡≡≡≡ミミ   っ。つ。っつつ       . . . . :::::::::;;;;;;;;;    _____
  ミ  ...::::L.',.   ヽ _ン   ...:[] ..::l ::.ト 、⌒:::レ::::ノ     /  /////     ヾヾヾ っ。っっっ        . . . . ::::::::;;;;;;;;;;    /  /
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彡ミ レ ・ ´  ´ ..::..、  l、に:::~フレ :::::l::::::::\б:::/彡/   ////////// / 彡彡ミミ===彡彡っ。。つ っ。彡彡ミミ彡ミ彡ミミ
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彡ミミ≡≡゚彡。ミミ≡ミミ彡彡彡ミミミミ彡彡彡ミミミミ彡彡彡ミミミミ彡彡彡ミミミミ彡彡彡

説明しよう!ゆっくり霊夢TAKOは凧になった経験から、同音異句の蛸に変身できるようになったのだ!
その名も
        ゆ っ く り 霊 夢 T A C O !

「ほんもののたこも~どできゅうしゅつげきだよ!!!」
そういうと、ゆっくり霊夢TACOは波の向こうへ行ってしまった・・・


「わしらも追いかけるとするかのう!・・・はっしまったジョシュ君に蛸をみせたら不味いんじゃった!」
「OH!タコってクラーケンやテンタクルスの仲間だったんですね!昔北の海で良く格闘してマシタ!」
「・・・わしゃなにもきかんかったぞ!」
「さあ、ワレワレも後に続きまショー!」
「そうじゃね」





わしらがこのあとどんな騒動を引き起こすのか・・・それはあんま詳しく語らない

4月14日 晴れのち遭難のち沈没  葉加瀬

  • れいむのAAと博士のキャラが可愛いです
    見ていて和む・・・ -- 名無しさん (2009-06-07 19:42:01)
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最終更新:2009年06月26日 06:27