【ゆイタニック号のゆ劇】ゆいたにっく号顛末記

私がゆいたにっく号に乗ってた理由?
商店街クジで大当たりを引いてしまい、私(とゆっくり達)はかの豪華客船・ゆいたにっく号に乗船することになったんだよ。

ゆいたにっく号とは、なんか凄い外国企業がわけ分からんぐらい金かけて作った客船で世界一周旅行をする、
というそれなんて死亡フラグ?と言った船だったんだがまさか本当に沈むとはねぇ……。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「おっきいはこさんだね、ひめおねぇさん!」「すごいはこさんだね!!」
「ちぇんズ、アレは船と言ってあたしの部屋みたいなのが沢山あってそこで生活が可能だったりするんだぞ」
「きたないね!」「きたないね!!」
「……ナマハゲさん呼ぶよ?」
「「ヒィィィィィィィィィィィ!!」」
と、ちぇんズが静かになったところで乗船の運びとなった。
「時にひめねーさん、このお船に乗れる話でかなり失礼な事言うと思うけど……」
「なんだゆかりん?」
「お金あるの?」
「話を聞いたらな……、基本設備はタダらしい」
「凄いわね!!」
「ただし、いわゆるカジノとか一等客専用のは無理らしい」
「それは残念ね……ゆかりんのスキマでイカサマできると思ったのに」
「その発想は無かった。 まぁパンフレット見た限りあたしらの泊まる三等客室でもかなりいい部屋みたいだぞ」
「「「それは楽しみ(だね)ね!」」」
と復活したちぇんズ・ゆかりんともどもわくわくしてきたところに
「おや吾川君ではないか、土偶だね」
「それを言うなら奇遇です……何故アンタがここにいるんですか教授?」
「いきなり会うなりそれかね。 決まっているだろう、買ったのだよ1等客室のチケットを」
「い、一等客室!?」
それは一般人があまりたどり着く事は無いだろう客室。 特にこんな豪華客船だったらなおさら乗れないだろう物……。
伊達に本書いてるだけは無かった、と言うことか教授め………。
「どうだうらやましかろう、ハッハッハッ」

なんだろう、この湧き上がる黒い情念……これが…殺意?

  たのむ、そのちけっとをくれ!
 っころしてでもうばいとる
  このままですむとおもうなよ!
                」
「な、なにをするかねきみらはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
こうして私達の客室は一等客室になった。ありがとう教授。
「ひめねーさん、凄いお部屋ね……」
「あ、ああ……奪ってから言うのもアレだが凄く部屋が余るな……」
なんと言うか名状しがたい広さとはこういうのを言うのだろうか。
「すごいね!」「はねほうだいだね!!」
「跳ね放題ってお前ら……、というか凄くはねてるなオイ!?」
部屋中を丸っこいものが縦横無尽にスーパーボールの如く跳ね回ってるのを想像してもらえれば分かりやすいだろう。
だがまぁ危なっかしいためか
「お止めなさいな、ちぇん」
とゆかりんのスキマに入り込んでしまったが。
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
何を見たかは知らないがちぇんズは出てきたときには気絶していた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
船での生活は思った以上に楽しいものだったよ?
主にゆかりんがルーレット勝ちまくったり勝ちまくったり勝ちまくったりで。
絶対イカサマしてた気もするが気にしてはいけないと思う。 もう証拠も沈んだし。

えっ、沈没のときの話をくれ?
うんまぁ、原因は氷山にぶつかったとかは聞いたけどね、うん。
実際そのとき私寝てたんですよね、だから揺すられて起こされてちぇんズ……
あっ私の同居人だけど、に事情聞かされてやっと目が覚めてねぇ。
――――――――――――――――――――――――――――――――ー――――
「さて、船が傾いてるわけだが」
「ゆ、ゆーちょーすぎるよひめおねーさん!!」「ゆーちょーすぎるよ!!」
今正にゆいたにっく号は沈みかけてるわけで。
「いやぁタイタニック号と名前似てるなぁと思ったらホントに沈んでいくとは思ってなかったなぁ」
「いや、だから逃げましょうよひめねーさん!!」
「ゆかりん、エライ人はこういっていた……、後物に福はない、あるのは欠陥品とかアレなものだ、と」
「そのこころは?」
「出遅れたんだからもう諦めようかと」
「諦めたらそこで試合終了だって偉い人が言ってたでしょ~!?」
安西先生の言うことならばしょうがないな。
結構遅れたが私達も船から逃げることにした。
「まぁここで死んだら明日のシュレイオー見れなくなるしな」
「結局漫画やアニメで動くのねひめねーさんは……」
「ははは人間即物的なものなのだよ、そこのゆっくりゆかりん君」
「おや、教授も逃げ遅れたんで?」
「その通りだようん。ちょっと書類纏めてたらこの様だよ!!」
「やぁい」

なんて言ってる間にさらに傾きは酷くなってくる。最早歩くのも手すりを掴まねばならないほどに……掴む?
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
あぁ、ちぇんずが転がっていく!!
「ゆかりん、スキマ!!」
「合点承知!!」
ずいぶんノリよくなってきたなぁ……
スキマに引っかかってるちぇんズからうわぁぁぁぁぁぁぁ!! という声が聞こえてるが緊急避難だからとりあえず我慢してもらおう。
あれ、教授がいない、んでもって壁に大穴? 外から声がする。

『た、タコだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
「ひ、ひめねーさん SAN値が削れていくよ!!」

……まぁ、巨大なタコっぽいれいむが出てきたら普通ビビる。
直後に教授とタコはエンジン部付近の爆発でどっかに吹っ飛んでいった。

「こ、これで最後と思うなよぉォォォ……」
それは悪役の台詞だ、教授。

尊い教授の犠牲もあったがえっちらおっちら甲板へとたどり着いた。
「うーむ、見事にボートが無いな」
案の定、脱出艇は見事に(見える範囲で)沖の方だった。
「無いわねぇ」
「どうしよう!」「このふねさん、しずんじゃうよ!!」
こうなったら………
「ゆかりん、スキマってどれくらいの距離で出せる?」
「大体200メートル……ってひめねーさんまさか!!」
「そのまさかだ……っと!!」
そういって私はリュックにちぇんズを詰め込み、ゆかりんを抱える。
「せまいよ!」「せまいよ!!」
すまんが我慢してくれちぇんズ、これが成功すれば多分生きて帰れるから。
「というか潜り抜けるのかなり大変よ!? ひめねーさんサイズなんてはじめてだから失敗したらそのままさようならよ!?」
「なに、ゆかりん大丈夫だ。 これぐらいのこと、かのグランゾンもやってるから」
「グランゾンはゲームのお話よ、ひめねーさん!!」
「それに初めてなんて……やぁいゆかりんのエロスぅぅ」
「え、エロスじゃないわ!」
さて言ってる間にもフルパワーのスキマは閉じようとしている。まずは入らねば話にならない。
「もう遅い、スキマ空間突入!!」
「なんで、ジェット・リンクスの真似なのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

――――――――――――――――――――――――――――

えっ? で、どうなったって? 失敗したらここにいないでしょ、常識的に。
いやスキマの中? 



やめてくれ二度と思い出したくない。
やっぱり蜂蜜酒を飲んで無いと駄目だってよく分かるから。

  • 教授の扱いの悪さに泣いたwww
    暴れん坊ひめねーさんに改題した方がいいんじゃねw
    -- 名無しさん (2009-06-13 00:00:57)
  • 教授どうなったwwwwwwww -- ばんちょー (2014-03-11 14:27:50)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年03月11日 14:27