- 俺設定満載です。
- 今更ですがちるのの⑨設定を容認できない人は帰ってください
- 永遠亭のウサギ達を基にしたゆっくりうさぎという新種(たぶん?)がでてきます。
- それでもよければ読んでください
では本文開始
AM3:00 えいえんてい?
ここは迷いの竹林と呼ばれる場所。竹の間を涼しげな風が吹き抜けていく
時刻は深夜。この時間帯に起きている人間は少ない。
目当ての永遠亭でも遅くまで起きているのは見張りのウサギぐらいなものだろうか。
そんな時間帯に一人の人間が迷いの竹林で小さな溝にはまって転ぶ人間がいた。
深さは30センチ程度でゆっくりがすっぽり入るような小さな溝だった。
「危ないな子供が転んだりしたら怪我をするぞ」
まあ、こんな夜中だし場所が場所なので子供が来ることもないだろうと思うが
誰がこんな穴を掘ったのだろうか?
そんなことはどうでもいいと思うと足に痛みを感じた
どうやら少し足首をひねってしまったようだが歩くことに支障をきたすほどではなかった。
そう思った私はドスの後を追いかけ始めた。
そのあともドスを先頭にしてかなりの距離を歩いただろうか
途中には様々ないたずらが施されてていた
最初の溝や空から大量に降ってくる笹やしなりをあげてぶつかってくる枝などだ
人間にとっては軽い冗談で済むものだがゆっくりに当たってはたまらないので気をつけながらドスの後を歩いた
ちなみにゆっくりたちは疲れて眠ってしまったようなので私の背中のかごでゆっくりと寝ている
けーねだけは案内すると言い張ったがドスがいるから大丈夫だと説得をした
それから少し立つと目の前には、人間が捨てたであろう廃屋が見えてきた。
「お兄さんここが『えいえんてい』だよ。ここにえーりん達が住んでいるんだよ」
…ここが永遠亭でないのは一目見てわかるのだが…ドスは何を言っているのだろうか?
ここに八意永琳がすんでいないのは確実な気がする。
何故ならここは永遠亭では人間が放置した廃屋にしか見えないからだ。
「…ドスすまないがここは私達が探していた『永遠亭』ではないよ」
「だってここにはえーりんが住んでいて皆の病気を治してくれたりするんだよ?」
「私の説明が足りなかったようだから謝罪する。私達が目指しているのは蓬莱の診療所の別名を持つ『永遠亭』」
「それってウサギさんがいっぱいいる場所のこと?」
「そう、その永遠亭だ。ここはどこなんだろうか?」
どうやらこのドスは永遠亭のことをどこか他の場所と勘違いしていたらしい。
私は足の治療もかねてこの家に挨拶だけでもするかと思い中にはいることにした
私は、ドアをノックすると左右にスライドする玄関から中にはいっていった。
中にはいると普段見かけないゆっくりたちが苦しそうにしていた。
髪の色は様々だが、みな頭の先に二本の兎耳がついている。
これは主に竹林を棲家とする「ゆっくりうさぎ」とよばれる種類であることは後で知った。
ゆっくりうさぎにはリーダー役のゆっくりてゐとゆっくりれーせんがまとめることが多いらしい。
数は50いるかいないかというところだろうか。
ゆっくりうさぎの性格は温厚で無邪気な性格をしたものが多いそうだ。
その中の一人は軽くカールした黒髪か丸みのある白い耳を生やしているゆっくりが話しかけてきた
「人間さんは何しに来たのウサ?」
「どうやら場所を間違えてしまったようだ。私は永遠亭を目指しているものだよ」
「ここが『えいえんてい』ウサ。お兄さんもえーりん様に用事があったのかウサ」
「ああ、ゆっくりえーりんではなく八意永琳に用事があってきたのだ」
どうやらこのゆっくりうさぎ達は、私の探している人物とは無関係のようだ。
このゆっくりはゆっくりてゐと自分のことを紹介した。
『ゲラゲラゲラ』
そんな私の気を知ってか知らずか、家の中からバカみたいな笑い声が聞こえた。
そこにいたのはルビーのように真っ赤な瞳と薄紫色の髪から取り外しのできそうな耳を生やしたゆっくり希少種の一種のゆっくりれーせんだ。
普段なら気にもとめなかっただろうが自分の状況が状況名ので少しムッとしてしまった。
「何がおかしいのかわからないがこちらは大変な状況なんだよ。それを笑うのは失礼ではないか?」
『ゲラゲラゲラ』
そう笑いながら足にまとわりつくゆっくりれーせんの様子がおかしい。
手には軟膏のようなものを塗って私の足をさすっているのだ。
どうやら足の捻挫を治療してくれているようだ。
少し前に声を荒げてしまった自分に恥じ入るようにれーせんに頭を下げた
「私は自分たちのことだけで精一杯だったのに君は傷のことを気にしてくれたのかい?」
「うん、怪我をしたら誰でもいたいのがわかるから笑って場を和ませればと思ったのよ」
ゆっくりの中にはこういった他人のことを和ませるゆっくりがいる。
このれーせんもそういった知能の高いゆっくりなのだろう。
軟膏を塗ってくれたれーせんに頭を下げると私は小屋の中を見渡してみた。
そこにいるゆっくりうさぎたちの半数もやはりゆっくりエンザの症状を発祥しているのがわかる
「ここにいるゆっくりはこれで全部なのかい?」
「ちがうウサ。えーりん様とかぐや様は人間さんの病院に助けてもらいにいったウサ」
「ゆっくりえーりんとゆっくりかぐやはここにはいないのか」
「そうウサ。そこにはかぐや様やえーりん様にそっくりな人間がいるウサ」
私は、その返事を聞くとこの場を立ち去ろうとした。
どうやら目的の場所には近づいているようだ。
ならばここに長居は無用だ。
牧場で苦しんでいるゆっくりのためにも早く永遠亭を目指さなければと思った
「れーせん傷薬を塗ってくれてありがとう。私達も急用があるのでこれで失礼するよ」
「お兄さんの怪我はたいしたことはないけどたぶんてゐのいたずらに引っかかったんだと思う」
「…ごめんウサ。」
謝ってくるてゐに対して怪我はたいしたことはないから心配しないでいいよと挨拶をすると私は玄関に向かった。
外で待っていたドスまりさに声をかけるとドスも次は間違えないからと答えた。
こうして私達は、無駄な時間をロスしてしまったが永遠亭を目指す旅を再開したのだった
いつものやつ
「長い綺麗な黒髪のゆっくりと、銀色の髪の上に奇妙な帽子をのせたゆっくり誰だ?」
次回も、ゆっくりゲットじゃぞ
byゆっくり博士
AM4:00 永遠亭 へ続く
【あとがき】
作者名無しです。
本気でネタ切れなのが心配な今日この頃。
最初のときの勢いが無いのが自分でもわかるのでゆっくりと書こうかと思います。
最終更新:2009年07月11日 11:17