鈴を鳴らすと部屋の向こう側でゆっくりしていたゆっくり霊夢が近づいてくる。
「ゆっゆっ、鈴だ! ゆっくり貸してね!」
ゆっくりは鈴を咥えると、顔をフルフルと左右上下に揺らして鈴を鳴らして遊びだす。
自分で鈴をちりんちりんと鳴らせることが楽しいのだろう。ご機嫌に「ゅーゅー」喉を鳴らせながら鈴を鳴らしている。
りんっ
勢いあまって鈴がゆっくりの口から放れて飛んでいく。
「ゆっ!? 鈴さんゆっくりまってね!!!」
そう言うと鈴へ向かって一直線。そのまま鈴に体当たりして弾いては追いかけ、弾いては追いかけを繰り返す。
今度はサッカーのつもりかな。
鈴でずっと遊び続けるゆっくりを見てるとそれだけで時間が過ぎていく。
だが、ゆっくりがお腹が空く頃にはそれも終わるだろう。それまでずっとゆっくりを眺め、私はゆっくりとしていた。
- 鈴と戯れるゆっくり、かわいいですね。 -- 名無しさん (2009-09-13 19:51:32)
- 情景がありありと浮かんでくる文章が素晴らしい。
口に加えた鈴を振るゆっくりをカワイイ
文句なしによい小ネタでした。 -- 名無しさん (2012-07-11 12:57:38)
- かあわあいいいいよおほおほおお
現実にゆっくりがいたらいいのにw -- おうふ!! (2012-08-09 17:51:24)
最終更新:2012年08月09日 17:51