私の一生はだいたい10年から15年。ゆっくりできないのが一番つらいことです。
どうか、私を見るたびに思い出して欲しい。
あなたがゆっくりできる人か、私がそれを理解するまでゆっくり待って欲しい。
私をゆっくりさせて欲しい、それが私の幸せなのだから。
私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで欲しい。
あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私がゆっくりできないから。
話しかけて欲しい。難しい言葉は分からなくても、あなたの声はゆっくり届いているから。
あなたがどんな風に私に接したか、私はそれを全て覚えていることを知って欲しい。
私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しい。
私は逃げることができるにもかかわらず、あなたとゆっくりすると決めていることを。
ゆっくりが言うことを聞かないだとか、煩いだとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かでゆっくりできないか考えて欲しい。
もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもしれない。
それか、もう体が老いて、しなびてきているのかもしれないと。
私が年を取っても、ゆっくりして欲しい。あなたもまた同じようにゆっくりするのだから。
最後のその時までゆっくりしていて欲しい。あなたが隣にいてくれることが私をゆっくりさせるのだから。
忘れないで下さい、私はあなたを愛しています。
- 元ネタは「犬の十戒」かな? -- 名無しさん (2009-07-08 21:20:48)
最終更新:2009年07月08日 21:20