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先週の「挿絵を元にSSを書く案」がありましたが、逆にこちらから、この絵の背景や
ストーリーが何なのかのアイデアを頂けないでしょうか?
と、いうのも、前回の絵で「[[ゲーム]]の方が気になる」という意見を一部でもらったので、
独立させたのですが、自分で考えた話がどうも面白くない
――という訳で、どうか煮るなり焼くなり好きに使っていただければと、こちらからお願い
したい次第です
「ボードゲームをやらないか?」
きっかけはたわいない一言からだった。
場のユニットは2、相手のユニットも同数、ユニット召喚に使うコストは無尽蔵と言ってもいいけれどこっちのハンドはわずか1、相手ハンドは3…!
考えろ! 絶対に、窮地を脱する抜け道はあるはずだ!
頭を働かせろ、大局を見ろ、感覚でプレイをしてはいけない!
思考を放棄するな、勝つためには考えろ、考えろ、考えろ―…!
『マジキチを発動。対象れいむ、アタック付属1さらに効果1ドローします』
…相手がアクションを起こす。
相手の行動を容認するたびにそのアクションが全てこちらの負けに直結しているのではないかと、いらぬ思案を巡らせてしまう。
緊張に圧迫されて、とても息苦しくなるのだ。
それが嫌なら何らかの方法で相手のアクションに妨害を企てればいい話だが、…生憎こちらとしてはなすすべもなく、ただ前を見据えるのみだった。
『ターン・エンド』
相手の口から、こちらを突き放すニュアンスを含んだエンド宣言が放たれる。
ボードの面を確認するからに相手はどうも満足に攻めようにも動けなかったあんばいだ。
…このターン中にこちらからけしかけられれば、勝てる。
しかし、行けるのか?
局面で必要なカードを引ききれるのか――?
「コストチェック」
念のためにフェイズ移行の宣言を相手に伝えて、相手の了承を貰いドローフェイズに移行する。
すっかりと薄くなってしまった山札にある種の願いを籠めて、それに手を伸ばす。
デッキへと伸ばした利き腕は小刻みに震えていて、手のひらはどうにも汗ばんでいた。
「ドローフェイズ」
空いている左腕は、すっかり底の見えている、ユニットが申し訳程度に散らばっている缶の中へと伸びていた。
ボードゲームの知識があまりないので、カードゲームの面も入れて推測をしてみました。
カードを出して、缶(バケツ)にあるカードで宣言されたユニット(れいむとか)を出すんじゃあないかなあと思い浮かびました。
場面はゲーム終盤を意識しました。
最終更新:2009年07月12日 18:29