朝日、麗かな小鳥の囀りが木霊する。
「おい、おきろ。あさだぞ。」
渋みのある声が洞窟内に響き渡る。
「ん…おぉ、もう朝か。」
応える声も同じく渋い…。
それもそうだろう。二人、いや、一人と一匹の声は全く同じなのだから。
「ずいぶんふかくねむっていたようだな。」
コイツはゆっくりスネーク。
「ゆっくり」という生物らしく、訳あってコイツの住み家に居候させてもらっている。俺がこちらに来た時に生まれたらしい、俺から発現したゆっくりだ。
「あぁ、昨日は走り通しだったからな。流石に疲れた。」
「まだ「たいちょう」は「ばんぜん」ではないのだろう?あまりむちゃはできんぞ。」
「あぁ、分かっている。みすみす死ぬような真似はしないさ。」
「それならいい、さぁ、めしにしよう。」
そういうとゆっくりスネークは洞窟の奥から何かを引っ張り出した。
それを見たスネークは驚愕した。
「何だこれは……。」
「しらんのか?「かろりーめいとさん」だ。」
「お前等の世界にもカロリーメイトがあるのか…?」
「あるもなにも…。ほれ、そこをみてみろ。」
「………?……これは……!!」
ゆっくりスネークに促され、スネークが見た光景は彼の中の現実を遥かに超越した光景だった。
「カロリーメイトが……生えている……?」
普通に考えればカロリーメイトは生える物では無く購入する物、と言うのが常識である。
しかし、スネークの目の前ではカロリーブロックが茎の上に花弁の様に咲き、洞窟内に根を張っている…。
幻想卿…。此処は常識を超えた事が普通に起こる場所であると言う事を、彼は改めて思い知らされたのであった。
「全く、理解しがたい世界だな、此処は。」
「ふん、それがここ「げんそうきょう」だ。」
「ハハ、そうだったな。じゃあ、お言葉に甘えて頂くとするか。」
「えんりょはいらん、くってちからをつけるんだ。」
「すまん。」
「なに、きにするな。」
傭兵食事中………。
モーシャモーシャ…
「むーしゃむーしゃ…」
「美味過ぎる!!!!!!」
「さいこうだあぁぁ!!!!!」
一人と一匹の朝は賑やかに始まるのであった。
[おまけ:適度にゆっくりしていってね!!]
「しゃちょう!こんかいはやたらにみじかいね!!」
「仕方が無かろう霊夢君。作者も久しぶりすぎて勘が取り戻せんのだ。」
「でも「でばん」ができたからうれしいよ!!」
「うむ、前回は出番が少なかったからな。このおまけコーナーでの活躍を期待してるぞ。」
「ゆゆ~ん!まかせてね!!」
「さて、このコーナーには霊夢君を始め様々な人物ないしゆっくりをゲストとして呼ぶ予定なので宜しく頼むぞ!」
「ひとりじめはよくないもんね!!」
「そうだ、偉いぞ、霊夢君。」
「ゆふふん!もっといってね!!」
「さて、今回この様に短くなってしまった事を作者に変わりお詫びする。」
「ごめんね!つぎはもっとちゃんとかくよ!!」
「次回も是非読んで欲しい。」
「おねがいだよ!!」
「では、また会おう!」
「しゃちょう!それちがうひとのせりふだよ!!」
「まぁまぁ、いいじゃないか。」
勘が取り戻せず、この様になってしまいました。
申し訳御座いませんorz
ゆっくり好きな新参者
- カロリーメイトが自生するってwさすが幻想郷w -- 名無しさん (2009-08-09 10:59:53)
- さすがの幻想郷でもカロリーメイトは自生せんわw
咲き誇るカロリーメイトの描写が笑いを醸し出して困る -- 名無しさん (2009-08-09 11:54:23)
- カロリーブロックが咲き乱れる場所。
それが幻想卿ですw -- ゆっくり好きな新参者 (2009-08-09 16:04:39)
- 良いか!!幻想郷ではそくせきらーめんさんも自生しているがヤツらには要注意だ!!
大抵腐ってるから腹痛めるぞ!! -- 名無しさん (2009-08-12 14:18:45)
- そくせきらーめんさん……。
恐らく使わせてもらう事になりそうですw -- ゆっくり好きな新参者 (2009-09-17 05:11:23)
最終更新:2009年09月17日 05:11