きょうはにんげんでいうおぼん 
おぼん?なにかのせるの?なんだかおかーさんたちのところにかえるとしあわせらしい。 
れいむ達親子は、久し振りにみんなでれいむの両親の家へ帰るところだった。 
なぜれいむがお盆のことを知ったのか?それは近くのお寺の家のお婆さんに教えてもらったからだ。 
「お盆の日には、お家に帰って皆でご先祖様をお迎えするんだよ。」 
ごせんぞさまっていうのはおかーさんのおかーさんの・・・なんだっけ? 
おばーさんのいうことはむずかしくてよくわかんなかったけど、 
「大切な日なんだよ。解らなくてもいい。もしあなたにも、帰る所があるなら一度帰っておあげ。」 
まりさにはなすとわたしのおかーさんとおとーさんにあいたいみたいだったし、 
れいむたちはまだちいさいこどもといっしょに 
れいむがすんでいたみんなでゆっくりできるばしょにかえることにしたんだ。 
町外れ、人間は誰も足を踏み入れない深い森の中にひっそりと 
そこにはさまざまなゆっくりたちが住む村があった。 
ぱちゅりーとのうかりんが中心となり作り上げた村 
様々な小さな木や枝で組まれた家、近くの川からひっぱって来た水、 
回る水車に、所々に仕掛けた鳴子、何かあれば逃げれるように 
張り巡らされた洞窟、畑や田んぼなどまさしく村としての機能を持つ場所だった。 
そこの家の一つにれいむの母と父は住んでいた。 
「おかーさん、おとーさんただいま!!ゆっくりしていってね!!!」「ゆっくりしていってね!!!」 
「「「おばーしゃん、おじーしゃん!ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」」」 
突然の帰宅に少し驚く祖母れいむと祖父みょん(半霊無し) 
しかし聞きなれた声に「「ゆっくりしていってね!!!」」とすぐに挨拶を返す。 
余り大きな部屋ではなかったが皆が過ごすには十分なスペースだった。 
皆でご飯を食べ、 
「「「「しあわせ~♪!!」」」」「「「ちあ~せ~♪」」」 
そして思い思いにゆっくりし、ゆっくりさせあう。 
チャキーン!!! 
「みらいえいごうみょん」祖父みょんのゆっくりとは思えない早業に子供たちやまりさは驚き 
「かみをゆっくりおていれするよ!!!」祖母れいむがそういうと一人一人の髪を口ですいていく。 
とてもゆっくりとした時間だった。 
こどもたちがねしずまったころ、れいむはまりさといっしょにおか-さんとおとーさんとおはなししたよ 
「いきなりゆっくりしてきてびっくり!!」「みょーん、こまってるならみょんにいうみょん」 
「ちがうよ!!きょうはおぼんだよ!!!」「おぼんはいっぱいかぞくとゆっくり!!」 
おかーさんたちもしらなかったみたいだかられいむとまりさでゆっくりせつめいしたんだ 
「あ!!ゆっくりおもいだしたよ!!たしかおかーさんのおかーさんのおはかにいくとしあわせだって!!!」 
れいむたちはよにんでおはかにいったよ!それでよにんでおばーさんのいうとおりにしたんだ。 
「「「「な~むあ~みだ~」」」」 
「みょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!」 
いつのまにかおとうさんあしたのあさまでとうめいでゆっくりしてたからみんなびっくり!!! 
でもあさになったらみんなといっぱいゆっくりしてくれてとってもしあわせ~!!! 
完 
※一応みょんは中途半端なお経だったので朝には実体を取り戻したということでw 
 ところどころにおかあさんれいむの心中で書いてみたのですが 
 ひらがな多くて読みにくいですね。すみません。 
最終更新:2008年08月15日 00:49