コンサート前日、彼女はコレまでにない緊張していた。
ステージの横から除いてみたが、予想以上に観客が沢山いる。
やばい、緊張感でやばい、考えるだけでガチガチする。
まさか自分がここまでの舞台に上り詰めるとは夢にも思わなかった。
思い起こせばこの業界に入ったのはたまたま見つけた折込チラシのオーディションに
申し込んだことが始まりだった。
歌なんて棒読みでしか歌えないのに、今思えば自分はなんて無謀なことをしたと思った。
もちろん、会場では棒読みの歌を披露した。みんなに笑われた。
それでもプロデューサの一人がコレは光る素材だ、と自分を事務所に招きいれてくれた。
それから必死で練習して、いく半年。
メグルネルカのカバー曲がで自分の才能が始めて開花した。
その後、オリジナル曲が大ヒット、あっという間にスターの道を登っていった。
「何だ、お前緊張してるのか?」
隣でマネージャがそう話しかけてくる。
「実を言うと、少し緊張してるよ。」
「まぁ、初のコンサートだ、緊張するのも当たり前だぜ、
いざとなったらまりさも歌うぜ、だから元気出せ。」
「何でれいむのコンサートでまりさが歌うの?」
「ハハ、気にするナだぜ!」
そうこうしている内に本番です、とれいむに呼び声が駆る。
「じゃあいってくる!」
「気をつけるんだぜ!」
れいむはぴょんぴょん飛びは寝て、ステージの前に立つ。
歓声が一気に上がる、自分のためにコレだけのお客が着てくれた。
れいむはそこのとに感謝し、やがて口を開いた。
「本日はれいむのために来てくれてゆっくり感謝するよ!
それじゃあ、早速新曲から行くよ、曲名は「馬鹿だよ?」
ゆっくり楽しんでいってね!」
棒歌ロイドれいむ、彼女の栄光の道は、今始まったばかり…!
最終更新:2009年08月16日 20:14