なでなでの話

日課のなでなでタイム

なでなですると同時に髪やリボンや帽子を綺麗にする大事な時間だ。
「おぉ~よしよし、れいむれいむ~」
なでなで…
「ゅぅ~ん…ゆっきゅりすりゅよ~…」
すりすりは相変わらず不評だけどなでなでは大好評だなぁ…
よかったよかった、みんなゆっくりしていってね…

れいむをなでおわり床に降ろすと、小さいほう…妹まりさが駆けてきた
「おにーさん!!」
「ん?どうしたんだまりさ?」
「まりしゃもなでなでしちぇよ!」
「え?」
よく見るとまりさはぷくりと膨れて涙目になっている。
あれ?でもまりさ達はさっきなでおわったはず…
でもこの言い方は『まだされてない』?

「さっきお姉ちゃんの次にしなかった?」
「ゅぅ~…ちぎゃうよ!おねーちゃんにもまりしゃにもしてない~!!」
「お姉ちゃん『も』?」
お姉ちゃんまりさを見ると寂しげにじ~っとこっちを見ていたが、俺の視線に気付くとサッと目を伏せた。

つまり『まりさ』にはしてないって事になってるのか?
どういうことかわからず混乱していると、母親まりさがこう言った。
「お兄さん、赤ちゃんたちの帽子をとってあげてね」
「帽子?…あっ!」
その一言でようやくわかった。
今まで俺はれいむの頭はなでていた
が、まりさ達のは頭でなく『帽子』をなでていたわけだ。
「帽子をきれいにしてくれるのもうれしいけど、赤ちゃんたちにはなでなでのほうがゆっくりだよ」
「そうなのか…ごめんなぁ、ほらおいで」
「ゆん!」「ゆっ!」

早速まりさ達の帽子を母まりさに預け、手のひらに乗せる
「ほらまりさ、まりさ~」
なでなで…なでなで…
「ゆっくりしゅる~…」「ゆゆん♪」
なんともむずがゆったそうにするお姉ちゃんまりさ、嬉しそうに指に擦り寄ってくる妹まりさ
あぁ、ようやくこの子達にもゆっくりが…

それからまりさ達に今までの分いっぱいなでなでをしてあげた…ゆっくりしていってね。


※ 合間に堪らずすりすりをしたらやっぱり「ゆっくりできない」と言われた。何故?!
※2 相変わらずらんしゃまは触らせてもくれなかった…何故?
※3 でもちぇんに慰めてもらえた、ゆっくりしてる!


なでなでのAAを見ていつも思ってたんだ…
by.とりあえずパフェ

  • ニヤニヤが止まらん -- 名無しさん (2009-09-01 14:56:45)
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最終更新:2009年09月01日 14:56