お日様が暖かいので、昼食後に散歩することにした。
一人でぶらぶら歩くうちに、ふと見ると道の向こうからゆっくりがやってくる。
水色の髪の毛に、赤目と碧眼のオッドアイ。
それに、ミニチュアのビニール傘が、どういう原理かゆっくりの側をふよふよと浮遊していた。
見たことない種類のゆっくりだ。
ゆっくりは一瞬あとに俺に気づき、さもにこやかそうにすり寄ってきた。
そして、胸をふんぞり返らせ、
「びっくりしていってね!!!」
なんて言うか……そのかわいさにびっくりです……
ガシッ!!!!!!!!!!!!
ギュー!!!!!!!!!!!!
ナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハア
ギュー!!!!!!!!!!!!
ナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハア
ギュー!!!!!!!!!!!!
ナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハアナデナデハアハア
「……っくりしていってね!!!」
先ほどのゆっくりの声で我に返る。
どうやら俺は我を失っていたらしい。
「くるしいよ! はなしてね!」
ああ、ごめんごめん。
俺は力一杯ゆっくりにかましていたヘッドバッドを解放させた。
改めまして始めまして、こんにちは。
お互い呼吸を整える。
ゆっくりは、まだ自分の呼吸が荒いというのに話しかけてきた。
「おにいさん、こわかった?」
「うん。まあね」
自分の未知の部分が怖かったです。
すると、そのゆっくりは目を輝かせ、ぽよんぽよんと上下にはねて、とてもうれしそうだ。
「おにいさんはいいひとだね!」
そうしてゆっくりは、自分の使命を果たしたかのように、自分が元来た道を、本当にうれしそうにかえっていったのだった。
帰り際に、
「おにいさん、またね!!!」という言葉をのこして。
本当にかわいらしかったが、一体何だったんだろうか?
万年初心者
- なでなでシーンから漂う犯罪臭がすごいなw -- 名無しさん (2009-09-13 22:09:12)
最終更新:2009年09月13日 22:09