9/24改定しました。スレに直接投下したものとは若干異なっています。
ドロワの山のその奥に~♪ゆっくりの里があったとさ~♪
ここはゆっくり秋姉妹の芋畑。
今年も芋は豊作だ。
サツマイモはやせた土地でも簡単に栽培でき、実は蔓や葉も食べられ
しかも甘くておいしいまさにゆっくりのためにあるような野菜だった。
「イモ掘りほ~い」
「ゆっくりほ~い」
姉妹のかけ声が響き渡る。
「ゆんしょ!ゆんしょ!」ゆっくり達がイモの蔓を引っ張っている。
引っ張り方も独特だ。口に蔓を咥えるかもみあげでつかみ体を沈みこませておいて
ゆっくり独特の弾力の反動を利用して引っ張っている。
収穫した芋を洗い、積み上げた石で輪を作りその間にイモを挟んだ。
「もこうの出番だよ!」
「もっこもこにしてやんよ!」
もこうは石の輪の中に入ると発熱を始めた。
「ぼるけいの!」お芋の焼ける甘い香りが漂う。
しずはは集めた落ち葉でも芋を焼き、
みのりこはふかし芋の方に向かう。こちらからもお芋の甘い香りが…?
ィ彡三ミヽ `ヽ
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ミ三彡' / i i .レイl'_ _,,..--'゙|ハ/  ̄ 'ミ_ィ,
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「ゆっくりたるもの身にまとう香りにも気をつけないとね」
「ゆああああああああああああああああ!」
見るとゆっくりゆかりんがちゃっかり蒸し器の蒸気を利用してサウナ痩身をしてるではありませんか。
「イモに変な少女臭がついたらどうするの!」
みのりこがゆかりんを引っ張り出す。
「ま、まあ気を取り直していきましょう。」(なんだかかんだいって少女臭を気にしてたのかしら…)
しずはが仕切り直す。
「ゆっくりほ~い」
「イモ掘りほ~い」
石の環を周りを歌いながら踊る。
「ゆっくり焼きあがったよ!」
「ゆわーい!」
祭に招かれたゆっくり達が喜びの声を上げる。
「むーしゃ!むーしゃ!しあわせ~♪」
むこうではみのりこが木の枝に髪の毛を等間隔に結び付けたスライサーでふかした芋をスライスして
葉っぱの上に並べて干している。こうして保存用の干し芋を作るのだ。
やがて豊作の宴が終わり、
「ゆっくりかえろうね!」
「うん!」
先ほどの干し芋をお土産にゆっくり達はそれぞれの家路につく。
―――そして祭りの後
「姉さん…もう芋の葉っぱと蔓しか残ってないんだけど」みのりこがぼやくと
「人気のためなら仕方ないのよ!それに…」
「え?」
「みんなゆっくりしてたじゃない。それでいいでしょ?」
「…そうね。ゆっくりしすぎたけど食事にしましょ!」
「「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー!」」
幸い芋はまだいっぱい埋まっている。今年の秋も豊作だ。
- しずはも出番が増えた様で良かったなぁ -- 名無しさん (2009-09-24 22:47:33)
最終更新:2009年09月24日 22:47