※私は、いわゆるスクイズを、最終回以外見たことがありません。(それもプロの実況つきのやつ)
そのような自分が、アンサイクロ○ディアを参照して作ったのが本作です。
以下のようなものが苦手な方は見ないほうがいいかもです。
いわゆる三次創作、三角関係、あと……なんかいろいろ。
やあ、わたしはゆっくりこまち。源氏名は伊藤誠。よろしくね!
で、私のそばで、がたがた震えながらお祈りの準備をしているのは、マイダーリンことゆっくりさくやの世界ちゃん!
あたい達は訳あって、学校の屋上の外側で、入り口のドアを必死で押しとどめていた。
「大丈夫? まことくん?」
「もちろんさマイダーリン。あたいはいつもどおりさ」
「でも、言葉さんに首をぶっち切られたじゃない。貴方」
「あ」
忘れてたよ! つい十分前のことなのにね!
もともと胴体ないけど。
あたいの力が見る見る抜けていく。
そのせいで、ついに最後の扉が破られてしまった。
さくやちゃんが「言葉」というのは、マイハニーことゆっくりえーきさまのことだ。
「彼を返して、彼を返して~もろたま~こと返して~」
さっきからやけに上機嫌? でお歌を歌っているえーきさまは、扉を開けてこちらに勇んでやってきた。
「まことくんははなれてて!」
さくやちゃんがそういって、あたいを蹴飛ばし、ベンチの隅っこに転がしていった。
それを一部始終みていたえーきさまは、
「あなたはまことをそーいうふーにあつかうんだ。そーいうことをするこに、まことのこいびとになるしかくはないんだぞー」
「なにをいいこぶっちゃてるの? わたしにはね、まことくんのこどもがいるの。そういう設定なの!」
ゆっくりにしては大きい鉈を手にしたえーきさまを前に、懐からのこぎりを取り出してふてきにわらうさくやちゃん。
えーきさまは、
「う、うそなんだぞ!」
「ほんとうよ。ばかなの? しぬの?」
いまにも死にそうなほどつかれきったえーきさま。色も白黒になっちゃった。
でも、次の瞬間、とたんに怒りの炎にひとみをかがやかせ?ていう。
「じゃあ、たしかめるんだぞ。このなたで。ほんとになかにまことのあかちゃんがいるか」
飛び掛るえーきさま。
「あまいわね、えーきさま。私のなまえをわすれたの?」
「どういうことなんだぞ?」
『ざ、わーるど!』
設定上は時間がとまった。
あたいとえーきさまは空気を呼んで息をするのをやめた。
一生懸命その場で身動きひとつするのをやめたけど、やっぱり我慢できなくて。
「はくしょん!」
くしゃみをしちゃった。
えへ、どんまいどんまい。
気を取り直して、さくやちゃんはいった。
「ときはうごきだす……」
「時をとめられるなんて、なんておそろしいのうりょくなんだぞ!」
「これで、あいするまことくんはわたしのものよ!」
でも、えーきさまは、
「そういうことなら、わたしだって!」
『ざ、わーど!』
あたいもさくやちゃんも反応できない。
だってどういう能力か知らないんだもの。
「えーきさま、それってどういう能力なの?」
「おどろくななんだぞ! これは、ぶんしょうをへんしゅうするのうりょく!」
思わず顔を見合わせるあたいとさくやちゃん。
「へ?」
「えっと、つまり?」
「つまり、こういうことなんだぞ!」
× さくや「なにをいいこぶっちゃてるの? わたしにはね、まことくんのこどもがいるの。そういう設定なの!」
↓
○ えーき「なにをいいこぶっちゃてるの? わたしにはね、えーきさまのこどもがいるの。そういう設定なの!」
「というふうに、つごうをかえるのうりょくなんだぞ!」
な、なんだってー!
「それじゃ、つまり今のわたしのなかには……」
「このえーきさまとの愛の結晶がいるんだぞ!」
勝者の表情で勝ち誇るえーきさま。
「そんな、うそよ! うそだわ!」
かわって、泣き崩れるさくやちゃん。
「がんばってわたしのこどもをそだてるんだぞ。それがあなたにできる善行なんだぞー」
ぽんぽんと、さくやちゃんのかたを叩くえーきさま。
で、それからそれから……
「えーきさま、夕日がきれいね」
「きれいなんだぞー」
さくやちゃんとえーきさまはこいびととして、お船遊びをしているのでした。
「それにしても、もうちょっとかぜを感じたいわ」
「わかったぞ。おーい、こまちー?」
「わかりましたよ、マイダーリン、マイハニー」
はいはい、ないすぼーとないすぼーと。
億年初心者
- 実際こういうメタな終わらせ方があるから困るw
あとさりげなくPNがパワーアップしてますね。 -- 名無しさん (2010-01-15 19:33:44)
最終更新:2010年01月15日 19:33