ゆっくりと…
☆めだかボックスパロ
☆ゆっくりが痛い目にあいます
「…ゆっ…くり…遊んで…ください…れいむ?」
目安箱の中身を確認すると変な依頼があった。
蚯蚓が踊っているような字を解読すると『遊んで下さい』と言う物だが、依頼主――、『ゆっくり れいむ』は奇妙な事に生徒名簿に居ない。
「面倒くせぇ…悪戯だろう」
解読した青年――『人吉 善吉』は呆れたように溜め息を吐く。
「おにいさん、いたずらとなんだー!れいむはいたっておおまじめなんだよ!どいつもこいつも!かっ、みんなれいむをばかにしやがってよォーッ!この腐れ脳味噌がァーッ!」
生首がいきなり目の前に現れ、こんな事を言い出された人の反応はと言うと
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?」
誰だって驚くであろう。
後ろのロッカーに当たるまで座りながら下がる。
「あ、ごめりんこ。わたしはいらいぬしのれいむだよ。かわいらしくかよわいのがとくちょう。」
ジリジリと近寄り、依頼主の『れいむ』と名乗る生首は頭を下げる。
「(し、死ぬかと思った………)」
よくみるとふてぶてしい笑みと態度で腹が立つのだが依頼主に手を出すことは流石に出来ない。
「はやくれいむとゆっくりあそんでね!!!ゆっくりできてないね!」
前言撤回。
「遊んでやるよ…」
「ゆぅぅごえん!ぎひゅ!ぎひゅひゃっへは!あひょひにほほろひゃあひゅひょ!!(ゆぅぅ!ごめん!ギブ!ギブだってば!あそびにもほどがあるよ!)」
軽く抓ると餅のような感触がする。
もしかして…
「カッ!やめて欲しいなら態度を改めろ」
「ごひぇひゅひゃはい!」
いったん離す。聞きたいことが有るためだ。
「幾つか質問をするがいいか?れいむは…「れいむはおまんじゅうだよ。」
心を読んだかのように質問に答える。
「!?…そうか、だからか、餅みたいな感触だったのは」
「とりあえずきみのあたまがあめーばなのはわかった」
エンドレス。
「ゆはー…しぬかとおも…わなかった」
「……自己紹介が無かったな…人吉 善吉だ」
もう面倒になってきた。
「ひときち ぜんきち…?へんななまえだね、あ、ごっめーんわざとだった」
ご冥福をお祈りしますの顔で「あばばばばばば」と言うれいむにはデコピンが飛んできた
「ゆべし」
「調 子 に 乗 る な」
「ごめんなさい」
そして帰宅。
今日は変な一日、だった。と善吉は思う。
が、れいむと善吉のハチャメチャな生活はこれから始まるのだった。
「ゆっくりおかえりー☆」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?何故俺の家にいる!?」
「すむことになったから。」
ほらね。
多分続かないです。
だれとく?→私得。
ゆっくりに振り回される善吉可愛いよな、と思ったから。
最終更新:2010年07月21日 08:44